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2007年1月25日 (木) Michael Breckerの追想
マイケルが天に召されて、もう12日もたったのか。
マイケルの病を聞いて、覚悟はしていたけれど、2年でマイケル達の病との戦いはついえてしまった。
しかし、マイケルの残した音楽は、あまりに陳腐な表現だけれど、私たちの心に永遠に生き続ける。
訃報を聞いても、やっぱり、くるものがきたという感じだけだったけれど。
2日たち3日たち、もう私たちはマイケルの音楽を目の前に見ることは出来ないし、新しいレコーディングを首を長くして待つという楽しみもなくなったという喪失感が重くのしかかってきた。
何より、ジャズはコルトレーン以降最高のクリエーターを、多くの模倣者を生んだテナースタイルを失ってしまった。
マイケルの音楽がコルトレーンスクールであるのはいうまでもないけれど
それと同じように、ロックなどポップミュージックとの越境者であり、
まったく、ジャンルに縛られない活動によって、テナーの表現領域を広げていった。
ブレッカーブラザースでもマイケル・ブレッカーバンドでも、それ以前のセッション活動でも、ロックにくくられる音楽でもヒューションと呼ばれるものであっても、ジェフ・ベックやジミ・ヘンドリックス以降のハードロックギタリストのディストーションの効いた強烈なサウンドの洪水に、十二分に対抗し融和するテナーサウンドについにマイケルは到達した。
その、サウンドこそ、ポストコルトレーンの世代のテナーが到達した新しいジャズ表現だったのだ。
これこそ、今のジャズだし、多くの追随者のなかからこれからのジャズの希望が生まれてくるはずと確信していた。
マイケルの活動こそが、もう一方でやはり、ウイントンの活動こそが未来へ続くYELLOWBRICKROADだと信じていたのに、その片翼の終わりはあまりに早かった。
これまでと同様これからも、多くの模倣者はたくさん現れるだろう。
しかし、マイケルの驚異的なテクニック、圧倒的なスピード感とビート感、そして、ファンクな味わいとそこはかとないユーモアあふれるソロはもう聴けない。
マイケルはあの待ちに待ったインパルスからの遅すぎたファーストアルバム発表以降沢山のアルバムを発表し、メインストリームジャズのフォーマットでもバラードでも、テナータイタンぶりを発揮して私たちを圧倒した。
でも、いま、こうやって、マイケルの沢山の参加作品を振り返ってみると、
マイケルブレッカーバンド名義の、あるいは、STEPSAHEAD
名義のアルバムでの既存のジャズよりはロックに近いリズムフィギュアの中で、ハードロックそのもののギタリスト達と拮抗しながら、はげしいソロをテナーにEWIに繰り広げたマイケルこそが、もっとも、マイケルらしくて、マイケルの偉大な音楽を表しているんじゃないかと痛感している。
この、1枚を選べといわれたら、ファーストアルバムじゃなくて、プライベート盤の、JAZZDOOR盤のTHE MICHAEL BRECKER BAND LIVEを選らぶだろうなあ。



2005年9月23日 (金) like a rollercoaster day
今日は、パシフィコ横浜で開催されたオーディオ&ヴィジュアルフェスタにいってきました。
お目当ては、ヤマハがずいぶん久しぶりに輸入を再開することとなった、ヴィンテージの銘機・クリプシュホーンの視聴です。うわさにきく暴れ馬なのか、はたまた馥郁たるヴィンテージの香り漂う色香をみせてくれるのか、大いに楽しみです。
そして、お目当てのセミナーは[だからオーディオは楽しい]と題された和田博巳さんの登場です。祝日の朝早起きして国電で、横浜からは港みらい線へ延々と、延々と、歩いて乗り換えて到着。2度とこの地下鉄のらないぞ!(-_-;)
桜木町から歩きの方が気分いい!!
さて、早速会場登録を済ませセミナーの入場券124番をいただき、セミナ開始までうろうろして、いよいよ和田さんのセミナー開始。最新鋭のYGアコースティックのハードな外観の小型スピーカーにリンのコントロールアンプ、パワーアンプという組み合わせ。かなり視聴会場が広いので不安!!
早速音だしは、和田さんの定番(私の定番でもある)オリバー・ネルソンのブルースの真実から、STOLEN MOMENTSが充分な音量と音色で再生されます。
つづいて、ビル・エヴァンスのバンガードライブの素直な録音による優秀な品質となったライブレコーディングの1曲をかけ、、、、
その後、ジェーン・モンファイトの美しくこ小細工ばりばりの録音を。。。
modernなボッサノバ、強力女性ベーシストのアルバム、ボブ・マーリーのJamaicaオリジナルレコーディングとアイランドレコードのovercoatダビングと化粧を施した最終製品との愕然たる音質の落差を。。。。
和田さんの音楽聴取のプロとしての、セッション、ミキシング、マスターリング、カッティング等々の各加工段階での技術の差の問題を明らかにしていくところに、深く共感を覚えました。
和田さんと、ブルースの真実の録音のなかでビル・エヴァンスの演奏の意義が不当に低く評価されているという点で意見が完全に一致してうれしかったです。素晴らしい巡り会いでした。
この人とは音楽友達になってもらえそうな人でした。
その後、ヤマハ提供ヴィンテージの銘機・クリプシュホーンの視聴です。これは、きっと初期のホーンにありがちだった、カンカンコンコン暴れる音かなと覚悟してましたが、あにはからんや、欠点はたくさん指摘できそうですが、全体にオープンで開放感があり、軽やかなきめ細かい粒子のサウンドが飛び出してきて(たたきだされるかんじではない)これは、大きな可能性もった巨人がでてきたなーと感じました。
ヤマハのクリプッシュ担当の方と楽しい雑談を繰り広げて、会場を後にしまし。
そして、桜木町を横断して、大好きな某ジャズ喫茶へ向かいました。
先客は3人ほど。coffeeを注文して、先ほど不完全燃焼だったストールンモーメンツをリクエストしてじっくり聞きました。このくらいの空間だとヴァン・ゲルダーの強い個性の録音とエバンスのピアノのサウンドのきしみみたいのが感じられます。
マスターが小さい声で、来月閉店するから、、、と告げられて、私は目が点になり、次に涙がこぼれ落ちないように必死でした。ここ何年間で閉店の挨拶を聞かされたのは4人目だな、一番愛着ある多くの人がめざす場所が消えて無くなるのかと思うとがっくりきて(;。;)



2005年9月12日 (月) 川崎和夫さんとステレオサウンド
今日、ステレオサウンド誌上の、菅野沖彦氏がオーディオファイルを訪問するページで川崎和夫氏を訪問した記事を読みました。
川崎和夫氏といえば、日本を代表するインダストリアルデザイナーであり、現在は教育活動を熱心に進めています。また、事故により、身体に障害をおわれ、社会のバリアフリーの推進にも積極的に関わっています。
何より、川崎和夫氏の作品はどれも、ずばぬけて素晴らしい作品が多く、そのコンセプトの明確さにはいつも関心させられます。
私が、最初に意識させられたのは、東芝のオーディオブランド、オーレックスの素晴らしい洗練されたデザインです。そのサウンドの特徴はともかく、デザインではずば抜けて洗練されていました。そしてついに初めてデザインの魅力だけで、超小型プリアンプを買ってしまい、いまも大切に保存しています。
それが、MacPowerで素晴らしいデザイン論を連載し、Gマークの審議会のリーダーをつとめた、あの川崎和夫氏の作品だったとは。驚きだったし、妙に納得しました。
川崎和夫氏はコンピュータにも精通し、Mac通でもある方ですが、その方が、いまでも、オーディオファイルでもあり、その熱意を吐露されてるのは微笑ましくもうれしくもありました。
このインタビューだけでも高価なステレオサウンドを購入する価値はありました。



2004年11月11日 (木) 尾田悟&ヨーロピアンジャズ
11月9日Bflat赤坂で尾田悟&ヨーロピアンジャズに行って来ました。
この模様は後ほどリポートしますが、やっぱり、アントワーヌ・トレメロン(ts)、ハリー・カンター(p)、バート・ブーレン(tb)は素晴らしいテクニックと猛烈なスイング感で圧倒されます。このあとはこのメンバーで関東でツアーそして大坂・京都に連続して行ってすぐに、オランダ組は帰国です。
彼らは京都観光を楽しみにしています。
ハリーに今夜飲もうと誘われましたが、さすがに平日の夜中はきついので涙を飲んでお断りしました。
そうそう、客席には、あの筑紫哲也さんがお見えになっていました。8月のニュース23の終戦記念特集で、海ゆかばを演奏するジャズマンとして尾田悟を取り上げ、インタビューされていたのを思い出しました。筑紫さん本当にジャズが好きだというのがありありと見て取れました(^_^)



2004年11月7日 (日) 洗足学園80周年記念ジャズライブ
洗足学園80周年記念ジャズライブに行って来ました。
洗足学園のジャズ科の講師陣のライブから始まりました。
講師陣といっても、ご存知、日本のオールスターともいえるもので。
メンバーは、中村誠一(ts)、向井滋春(tb)、原朋直(tp)、渡辺香津美(g)奥村晶(tp)、奥村晶(tp)、大坂昌彦(ds)、岡田治郎(b)、ユキ・アリマサ(p)!!
これに、ニコラス・ペイトンとティム・ウォーフィールド(ss)が参加。
そして、洗足学園学生選抜ビッグバンドと渡辺香津美(g)の共演。
超ビッグなゲスト、ニコラス・ペイトン &ソニックトランス。
ニコラスのとどろき、輝く銀色の音色のトランペットの素晴らしさ。ニコラスのバンドは、初期のウェザー・リポート風の音楽でした。やっぱり、若いミュージシャンは、ニコラスといいクリスティアン・マクブライドといい、この手の音楽が好きなんだなあと痛感しました。
そうそう、客席には、岡崎好朗(tp)さんも見えていました。



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