2005年5月19日 (木)
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谷間の口がい裂児 この子らに健保をー
口蓋裂、口唇裂の治療には、かつて健康保険が使えなかった。 現在は健康保険に加えて、育成医療という医療助成が受けられる。 医療費の負担は、かなり少ない。 しかしかつてはそうではなかった。 命に関わらないこの病気の治療には、膨大な治療費が必要だった。 現在のこの状況が、過去の人の努力と苦労の結果であることを、 理解し感謝することが必要なのではないか。 医療費、福祉費などの削減が言われる昨今、 既得権にしがみつくだけではなく、その制度がなぜ必要なのか、 その制度がなくなってはいけない理由を再考したい。 そしてこの本が、この日本のはじっこの北海道で出版され、 その中でも経済的、文化的に進んでいるとは思えないこの函館で コピー版として再発行されていることは、 北海道、函館の誇るべき事実なのだと思う (絶版 B)
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2004年11月5日 (金)
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罪無くして罰せず 中坊公平 朝日新聞社
弁護士としての武勇伝は、テレビでも見たことがある。小気味がいい。正義の味方中坊公平を堪能できた。 しかし、野中幹事長に「(中坊を)『アカ』なんて言うやつは中坊さんのことをよく知らないのです」と言われて、「うれしくて涙が出そうになった」とある。びっくりした。当然中坊公平は『アカ』の弁護士であると思いこんでいた。違ったんだ。 もう一度この本は、最初から読み直さなくてはいけない。 (T)
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2004年9月10日 (金)
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インフォームド・コンセント―患者が納得し同意する診療 星野一正著
西欧帰りの奴は信用ならん・・・っとちょっと思っていた。 西欧のシンプルでクールな思想をベストとして、 カスタマイズされた頭の人とは、意思の疎通も 互いの理解も難しい! それは西欧人と比べても! という経験が多々あった。 ごめんなさい。 著者はアメリカナイズされた思想の持ち主だけど、 逆に日本のコテコテした思想を理解する人であるようだ。 医療のこと、倫理のこと、家族のこと、 西欧と違うと知っているからこそ、日本人が求めているものが、 わかるのかな。 絶賛しすぎかもしれないけど、 西欧のコピーを持ってくるのは、 学術にしても思想にしても、アカンねんでとわかっている人かなっと 期待を持って読みました。 (T)
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2004年7月26日 (月)
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半落ち 横山秀夫著
薦められて買ってしまった。推理小説っぽくて、論理が難しかった。 じっくり読むと、一人一人の思いがよく見えてきて、映画を見ていない私はそれぞれの顔や身なりを想像してしまった。 暗い主人公。ただ頑なに「半落ち」している姿が、痛々しかった。 ただ、全落ちの骨髄移植のことについては、あと一年でもう一度提供できるかどうかということはあまりにも非現実的で、冷めてしまう部分もあった。(B)
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2004年5月22日 (土)
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生命科学と倫理 関西学院大学キリスト教と文化研究センター編
講演録で読みやすいとは言え、宗教観と科学的な知識を要求する高度な内容。繰り返し主役であるべき「患者」のことが言われているが、素人の患者には難解な内容だった。 生命倫理というのが、患者にとっての覚悟であることを、木村利人氏の章で知った。患者があいまいだったりあきらめをもって治療を受ける以上、それだけのものしか与えられない。特に子どもが病気で医療を受けている親にとっては、それは親としての大きな責任を感じるべきなのだとわかった。 宗教観と科学観の説明は、私にとっては目新しく(?)、科学の発展の中で宗教観が必要不可欠なものだと感じた。 (T)
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