| ★ 赤ワインで眼病予防期待、ポリフェノールが目の血管拡張 |
赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールに、目の血管を拡張させる機能があることを、旭川医大などの研究チームが突き止め、大阪市で開催中の日本眼科学会で20日発表した。
成人の失明原因でトップを占める糖尿病網膜症をはじめ、血流障害による 病気の予防効果が期待される。
研究チームは、がんの抑制効果が報告されているレスベラトロールに着目。人が赤ワイン3〜4杯を飲んだ場合の血中濃度に相当するレスベラトロール溶液を作り、ブタの網膜血管を5分間浸して血管の直径を測定したところ、通常の状態から約1・6倍にまで拡張した。
同様の効果は、血中のコレステロールを低下させる「スタチン」にもあるが、スタチンが血管内皮に作用するのに対し、レスベラトロールは、血管内皮と その外側にある平滑筋(へいかつきん)の両方に作用し血管を広げていた。 (読売新聞よりひらい読み) |
2007年04月22日 11時10分00秒
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| ★ HIVで難病治療 金大 平井客員教授が特許出願 |
無害化したエイズウイルス(HIV)を利用して、変性した小脳内の神経細胞に効率的に治療用遺伝子を届ける方法を金大大学院医学系研究科の平井宏和客員教授と寅嶋崇助手が開発し、特許を出願した。これまで根本的治療法がなかった難病「脊髄(せきずい)小脳変性症」の症状を改善する効果が確認されており、臨床応用が期待される。
脊髄小脳変性症は、小脳や脳幹、脊髄の神経細胞が破壊されることで運動や歩行が困難になる病気。約四割が遺伝性で、そのうち半数ほどは小脳の「プルキンエ細胞」という神経細胞が遺伝子の異常で毒性タンパク質を産生し、死滅することが原因と判明している。
治療法として、細胞の染色体まで侵入して遺伝子を導入できるHIVなどのレトロウイルスを利用した方法が考案されていたが、プルキンエ細胞に到達する前に他の細胞に吸収されることが多く実用化されていなかった。
平井客員教授らは二〇〇二年から研究を続け、死んだ細胞が放出するタンパク質分解酵素がウイルス表面の糖タンパク質を溶かすことが原因で、ウイルスがプルキンエ細胞に感染できなくなっていることを解明。治療用遺伝子を組み込んで無害化したHIVを人工培養する際、培養液中にタンパク質分解阻害剤を入れることで、逆にプルキンエ細胞に感染しやすいHIVをつくることに成功した。
実験用マウスの小脳にこのHIVを注射した結果、ほぼ100%の割合で変性したプルキンエ細胞に到達し、マウスには運動能力の著しい改善が見られた。平井客員教授は「今後も研究を重ね、小脳だけでなく脳幹、脊髄までウイルスを到達させる治療法を確立したい」と話している。 (北陸中日新聞より) |
2007年01月31日 16時27分29秒
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| ★ 皮下脂肪から肝臓細胞を作製、国立がんセンターが成功 |
国立がんセンター研究所と国立国際医療センターの研究チームが、人体の皮下脂肪から、肝臓細胞を作製することに成功した。
肝炎や肝硬変など国内に350万人以上いる肝臓病患者の肝臓を修復する再生医療の実現に近づく成果として注目されそうだ。チームは「数年以内に臨床応用を検討したい」という。
同研究所の落谷孝広・がん転移研究室長=分子腫瘍(しゅよう)学=とアグネス・バナス研究員らは、皮下脂肪に含まれている「間葉系幹細胞」という細胞に着目した。さまざまな臓器や組織の細胞に変化する可能性を秘めており、皮下脂肪の細胞の約10%を占める。
研究チームは、国際医療センターで腹部の手術を受けた患者7人から皮下脂肪を5グラムずつ採取、この幹細胞を分離し、成長を促す3種類のたんぱく質を加えて約40日間培養したところ、ほぼすべてが肝細胞に変化した。 (読売新聞よりひらい読み) |
2007年01月10日 09時49分14秒
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| ★ 同じ遺伝子でも数に個人差=2900種類発見、体質解明に期待−国際チーム |
人間は通常、同じ遺伝子を父母から1つずつ、計2つ受け継ぐが、人によっては1つしかなかったり、3つもあったりする例が予想以上に多いことが分かった。日米英などの国際研究チームが、3人種のDNAを分析した結果、2909種類の遺伝子について、こうした個人差「コピー数多型(たけい)」を発見し、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
これらの遺伝子の中には、がんやアルツハイマー病、エイズなどの病気と関連があるものが286種類あることも判明。遺伝子を構成するDNA塩基配列が1カ所だけ違う「一塩基多型」と同様に、病気へのかかりやすさや薬の効き目などの体質の原因となっている可能性が高いという。
研究チームの油谷浩幸東大先端科学技術センター教授は「今後さらに病気との関連を解析すれば、患者の体質に応じた医療への応用が期待できる」と話している。 (時事通信よりひらい読み) |
2006年11月23日 10時04分48秒
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| ★ 異常たんぱくの凝集防ぐ分子=神経変性疾患治療に期待−京大や北大 |
ハンチントン舞踏病などの神経変性疾患の原因となる神経細胞内の異常なたんぱく質凝集を防ぐ分子を特定したと、京都大や北海道大、米ノースウエスタン大の共同研究チームが18日、英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジーの電子版に発表した。
この分子は細胞質内に含まれ、「CCT」と呼ばれる。アルツハイマー病やパーキンソン病など、神経変性疾患全般の治療・予防法の開発につながる可能性もあると期待される。 (時事通信よりひらい読み) |
2006年09月18日 10時30分49秒
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| ★ メタボリック症候群、胃がんのリスクも高まる…東大 |
内臓の周りに脂肪がたまる内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)に陥ると、動脈硬化や糖尿病だけでなく、胃がんのリスクも高まることが、東大腫瘍(しゅよう)外科の北山丈二講師らの研究でわかった。
肥満解消が、がんの予防や再発防止にもつながる可能性を示す成果と言えそう。今月下旬に横浜市で開かれる日本癌(がん)学会で報告する。
北山講師らの研究チームは、脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」というホルモンに着目した。脂肪の燃焼を助ける働きなどをするが、内臓脂肪症候群になると、分泌量が減り、血液中の濃度が下がる。
チームが突き止めたのは、アディポネクチンに強力な抗がん作用があること。ヒトの胃がん細胞を移植したマウスにこのホルモンを投与すると、腫瘍が最大で9割も減少した。 (読売新聞よりひらい読み) |
2006年09月17日 17時49分57秒
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| ★ 受精卵壊さず、ES細胞を作製…米バイオ企業が成功 |
人間の胚(はい)(受精卵)を壊さずに、その一部を使って、さまざまな臓器や組織の細胞に変化する能力を秘めた胚性幹細胞(ES細胞)を作製することに、米バイオ企業「アドバンスト・セル・テクノロジー」の研究チームが成功した。
胚を壊して作る従来の方法に比べ、倫理的な問題が少ない利点がある。英科学誌ネイチャー電子版で23日発表した。
遺伝子を調べるために胚から細胞1個を取り出す着床前診断の技術を応用した。今回の研究成果を応用すれば、体外受精で赤ちゃんを得ると同時に、その赤ちゃんの将来の病気やけがに備えて、再生医療に利用できるES細胞を同時に作るのも可能になる。
研究チームは、不妊治療などで余った受精卵を活用。8〜10個まで細胞分裂した段階で細胞1個を取り出して、別のES細胞と一緒に培養した結果、新たなES細胞を2個作製することに成功した。 (読売新聞よりひらい読み) |
2006年08月26日 09時17分51秒
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| ★ 京大再生研、皮膚から「万能細胞」作製に成功 |
皮膚の細胞から、様々な臓器や組織に育つ能力を秘めた新たな“万能細胞”を作製することに、京都大再生医科学研究所が、マウスの実験で世界で初めて成功した。 胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に似た性質を持つ、この万能細胞を人間でも作ることができれば、患者と同じ遺伝子を持つ臓器が再生でき、拒絶反応のない移植医療が実現すると期待される。11日の米科学誌 「セル」電子版に掲載される。
成功したのは、同研究所の山中伸弥教授と高橋和利特任助手。 山中教授らは、ES細胞で重要な働きをしている遺伝子には、体を構成する普通の細胞を“リセット”して、発生初期の細胞が持っている万能性を備えさせる遺伝子があると考え、その候補として24種類の遺伝子を選定。その中から、「Sox2」などの遺伝子4種類を、ウイルスを使って、マウスの尾から採取した皮膚の細胞に組み込んで培養した。その結果、皮膚細胞は2週間後にES細胞と似た形態の細胞に分化した。 (読売新聞よりひらい読み) |
2006年08月14日 17時42分24秒
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| ★ 神経難病抑えるリンパ球 腸に存在、細菌で活性化? |
腸の粘膜に多く存在するリンパ球に、中枢神経の難病「多発性硬化症(MS)」の症状を抑える機能があることを、国立精神・神経センター神経研究所免疫研究部の山村隆部長らのグループがマウスの実験で突き止め、米科学誌ネイチャー・イムノロジー(電子版)に30日、発表した。
MSは脳や脊髄が侵され、視覚や運動などに障害が起きる。日本では最近30年間に患者が20倍以上に増加、特に欧米人に多い脳に病巣ができるタイプが増えている。
このリンパ球は、腸内の細菌に刺激されて増殖するため、山村部長は「食生活の欧米化で腸の環境が変わり、このリンパ球の機能が低下してMSが増えた可能性がある」と推測している。(共同通信よりひらい読み) |
2006年08月05日 09時50分32秒
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| ★ 大脳新皮質にも神経幹細胞か=成体マウスで培養実験−脳梗塞治療などに期待・東大 |
成体マウスの大脳新皮質に、神経細胞(ニューロン)のもとになる神経幹細胞が存在し、神経細胞が新たに生じる可能性が高いことを、東京大大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博助教授らが、培養組織を使った実験で明らかにした。19日から京都市内で開かれる日本神経科学大会で発表する。
近年まで、成体や成人の脳では新たな神経細胞は生じないと考えられてきた。しかし、記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分に神経幹細胞があり、神経細胞が生み出されることが既に判明。大脳新皮質でも神経幹細胞の存在が確認され、将来、脳梗塞(こうそく)やアルツハイマー病の患者の神経細胞再生が可能になれば、画期的な治療法になると期待される。 (時事通信よりひらい読み) |
2006年07月16日 04時47分44秒
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