詩:「譲り葉」を目にする機会がありました、
「譲り葉」:若葉が出た後に古い葉が落ちることから名前が付いた譲り葉、、その木と成長した子どもに後を譲る親を重ね合わせた詩、「譲り葉」、ゆずり葉、、河合酔茗(1874〜1965)詩人
ゆずり葉:河合酔茗
子供たちよ。
これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り変わってふるい葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちをゆずってーー。
子供たちよ。
お前たちは何をほしがらないでも
すべてのものがお前たちにゆずられるのです。
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません。
かがやける大都会も
そっくりお前たちがゆずり受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受け取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれどーー。
世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。
今、お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が付いてきます。
そしたら子供たちよ。
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見る時が来るでしょう。
●新しい葉が出てくると、古い葉を落とす植物のうちの代表的な木・・「楪」とも書く、
別名:「親子草(おやこぐさ)」といわれているそうです、なるほど、若葉が出た後に古い葉が落ちることから、譲り葉、この詩を、読み返してみました、
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