出品者も落札者もドキドキする? 味わい深い「手渡し」体験
ヤフオク商品は宅配便でやりとりすることがよくあると思いますが、たまに落札者と出品者の住所が近くだったり、商品があまりに特殊なサイズで送りにくかったり、公演チケットのように緊急を要するものだったりすると、「手渡し」ということになります。落札者と出品者が落ち合い、路上で現金と商品とを確かめ合ってハイ売買契約成立、というわけです。
宅配便と違い、出品者はこん包が省け、落札者もすぐ使えます。また確実に相手と商品、お金を確認して、取引ができるのも安心ですが、正直「どんな人が来るのか」不安な面もあります。
そんな「手渡し」というキーワードで検索すると、けっこうな数の出品がヒットします。もちろんタイトルに「手渡し」という言葉なくとも、本文を見ると「ご近所の方は手渡しも可能です」と記述している出品者も少なくありません。
ちなみにどんな商品が出品されているかと言いますと、高級時計やテレビなどベタなものから、ベンツのボンネット、手品のタネ、公務員参考書セット、パンプスまで出ています。パンプスなんか履いてた人とご対面するわけで、ちょっとしたドキドキ感があります。
ぼくも過去に「BMX」を売る時や、「ベッドのサイドボード」「パソコンのパーツ」を買う時に手渡しを経験しました。特にBMXは、落札者さんがそのまま乗って帰っちゃったので、手渡しにピッタリなアイテムだったかもしれません。長年乗った愛車だけに「次はこの人にかわいがってもらえよ」というしんみり気分にも浸ってしまいました。それもまた手渡しならではの余韻。
春は別れと出会いの季節。あなたも手渡しで、(愛用品の)別れと(取引相手の)出会いをご経験されてみては?(文/熊山准)
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