CLARK LOG

ジャズマヌーシェットのギター弾きクラークの日々の雑記と即興演奏のログです。

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Tue, Jan 31, 2012

in her shoes

『イン・ハー・シューズ』
2005年 アメリカ
監督カーティス・ハンソン
脚本スザンナ・グラント
出演者キャメロン・ディアス
     トニ・コレット

30歳目前にして自分にぴったり合う靴が見つけられず、裸足でさまよい続けている……この映画のヒロイン、マギーはそんな女性だ。弁護士として活躍する姉のローズとは反対に、キャリアも資格も学歴もないマギーが、たったひとつ人に誇れるのは、グラマラスなルックスだけ。だが、若さの賞味期限はそれほど長くない。そのことに気づいたマギーは、遅まきながら自立の坂道を登り始める。よろめき、つまずき、傷ついて、自分のみじめさを噛みしめる日々。その間、唯一の理解者だったローズと対立し、完全に居場所をなくしてしまうマギー。そんな彼女が向かったのは、最近まで存在さえ知らなかった祖母の住むフロリダ。
洗いざらしのスニーカーが似合うこの土地で、マギーは今まで知らなかった本当の自分と出会うことになる――。


ジェニファー・ウェイナーの同名ベストセラーの映画化作品。
アメリカの西部劇や戦争映画では「ブーツを脱ぐ」や「他人の靴を履く」という行為が象徴的な意味合いを持って描かれる事が多いけど、タイトルの"In Her Shoes"は慣用的に「彼女の立場になって」を意味する表現なのだそう。
劇中で妹のマギーが姉のハイヒールを盗んで履きまわすのもそれを象徴するものなんだろうけど、理屈に出来ない理不尽な態度でも相手の立場に立ってみれば理解できるということが本作のテーマの一つではあると思う。

祖母役を往年の名女優シャーリー・マクレーンが演じているのは、若かりし頃は姉のローズよりも妹のマギーに近いキャラクターだったという示唆だろうか。
そして、ロマンス・コメディ常連のキャメロン・ディアスがその定番のイメージそのままの役柄で登場しつつも、最後は感動的な役回りを演じる点が良かった。
ユダヤ教の結婚式やカニングスの詩など、アメリカ文化についての多少の予備知識があった方がより分かりやすいとは思うけど、なによりも愛すべき登場人物に囲まれ、大げさな演出もなく上手くまとめられた秀作だと思う。

i carry your heart with me - e.e. cummings -

I carry it in my heart.
I am never without it.
Anywhere I go,you go,my dear.
And whatever is done by only me. 
Is your doing,my darling.
...

作成者 Clark [ コメント : 0]