CLARK LOG

ジャズマヌーシェットのギター弾きクラークの日々の雑記と即興演奏のログです。

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Wed, Feb 1, 2012

British Airways Flight Attendant Turns the Tables on a Racist Passenger

facebookを覗いたら、「ある人種差別に関するエピソード」の投稿が数人の「友達」にシェアされていた。
チェックしてみると元記事は14655件のシェア、25388人の「いいね!」を集め、関連して「Facebookはバカばかり」や「感動的な作り話とソーシャルメディア」といったブログ記事もエントリーされるなど、ちょっとしたホットトピックになっているらしい。

詳細はリンク先に譲るとして、要約すると「飛行機内で隣に黒人が座る事を不愉快だと苦情を言った白人女性に対し、CAがその黒人男性にファーストクラスに移動してもらうことで問題解決した」といったエピソード。
反響のほとんどはCAの行動を称賛するものだけど、「ていよく黒人男性を移動させただけで結局差別じゃないか」といったものや、「ファーストクラス」を「黒人専用席」の隠語だと勘ぐるもの、白人女性に気まずい思いをさせたCAの態度を問題視するものもあったり。
そして、内容の真偽を説いて投稿者に批難を浴びせる意見も少なからず見受けられた。


で、僕として思うことを書いてみると、まずこれはインターネットに古くから存在する「人種差別ジョーク(racism joke)」の一つであるということ。
ちなみにGoogleで2001年のタイムスタンプを押された記事(英文)はこちらで、この中でも元々真偽不明な"Urban legend"の一つだと明記されている。
(タイムスタンプが2001年なのはGoogleがそれ以上古いタイムスタンプを記録していないからで、エピソードの起源自体はもっと古いものだと思う)
そして、注目すべきはこの古い方の記述は南アフリカ共和国のヨハネスブルグ発の航空便での出来事となっており、白人女性が"kaffir"という南ア特有のイスラム系アフリカ人への蔑称を用いている点だ。

これはNYで知り合ったフランス系の南ア出身者から直接聴いた話なのだけど、1994年にアパルトヘイトが崩壊するまでは居住区や公共施設を肌の色で隔離することがごく当然の様に行われていたのだそう。
(ちなみに彼の奥さんはアジア系の移民で、それがために白人である彼も南アでは差別される立場に置かれたそう)
今ならば、公の場で人種差別を露わにしたこの白人女性は日本などより厳しくれっきとした犯罪者として扱われ飛行機を降ろされるところだけど、当時であれば黒人男性にファーストクラスに移動してもらう事が、とりうる次善の対応策だったのだろう。

結局、事の真贋は分からないものの、もし教訓があるとするならそれは上記英文リンクにあるエピソードの結びの言葉に隠されているように思う。

.. people will forget what you said .... .. people will forget what you did .... .. but people will never forget how you made them feel.

人々はあなたが何を語ったか、何を行ったかは忘れてしまうかもしれない。だが、あなたが彼らに何を感じさせたかは決して忘れられはしないだろう。

作成者 Clark [ コメント : 0]