2010年1月16日(土)
松丸本舗に行ってきた
今日は、先日鳩山首相も訪れたという、丸善の丸の内本店内にある松丸本舗を見学に行ってきた。松岡正剛さんという人が、丸善内創業140周年を記念して、昨年10月にオープンさせた、異色の書店。松岡さんと丸善が重なって「松丸本舗」になったのかな?
実は、今日は千葉の幕張でカスタムカーの祭典が行なわれているのだが、今年はパス。当日券より500円安い前売り券を買い忘れたから、というのは自分自身への言い訳で、昨年あたりから、「もう潮時かな」という思いが生まれていたのであった。昨年モーターショーにも行ったばかりだし。
というわけで、本日は松丸本舗に行ったのであった。結構前から、何故か職場の上司だとか、色々な人に「松丸本舗へは行ったのか?」というようなことを聞かれた。きっとオイラが本好きだからだろう。いつか行こう、と思いつつ、反面、でも所詮は本屋なわけだし、と思っていてなかなか行こうとしなかった。それが先日、首相がそこで28冊、5万円分の書籍を購入したというニュースを見て思い出したのであった。「そうだ、行ってみよう」と。でも絶対に本は買わないぞ!金銭的にも場所的にも余裕はないのだけど、それ以上に「絶対に読みたい本」が次から次へと溜まっているので、もはやこれ以上買えないのだ。普通の新刊書の場合は自動的に「読みたい本」に入ってしまうから。和本だとかはほぼ完璧に「観賞用」になっているし、辞書などの工具書の類は「必要な時に使うもの」だから、そういうのはカウントされないのだ。まあ、気持ちの中でカウントされなくとも、スペースは着実になくなっていくのだけど…。
…と、思いながら電車に揺られ、東京駅で降りた。東京駅の外に出るのも、たぶん初めてのことだと思う。本当はギリギリまで幕張まで行くか東京駅で降りるか、迷ったんだけどね。
そして生まれて初めて丸善に行った。物凄く大きなビル群で目が眩みそうになった。う〜ん、ビルの中も高級感タップリ。いつも行く書店とは雰囲気が違う。でも居心地は悪くない。
その4階にお目当ての松丸本舗があった。店内を撮影するのは良くないような気がしたので撮らなかったが、物凄く良い雰囲気が漂っている。本棚が迷路のようになっていて、その本の並べ方も特殊で、出版社別だとか著者別だとかいったものではなく、あるテーマごとに本が並べられている。それも、まるで誰かの家の書斎に来たかのように、雑然と並べられているようで、実は物凄く計算された並べ方になっている。さらに面白いのが、本棚の中にさり気なく松丸本舗のグッズなどが商品として置かれているのである。よほど気をつけて見ないと気づかないだろう。宣伝も何もない。値段もちゃんと手に取ってみないと分からない。良いねぇ、宝探しみたいだ。本を贈り物として買えるように、ブックカバーとセットで売られていたりする。確かにここにいると面白い。どうしたら本が売れるのか、ということを考え抜いた形が見える。フッと買ってしまいたくなる気持ちも生まれそうになる。
ただ、残念ながらオイラは本屋には行き慣れたし、これまで無駄に本を買ったり見たりしているから、たとえ面白い本の並べ方をしていても、その本自体に見覚えがあるから、「ああ、この本ね」となってしまい、買うまでにはいかなかった。 そうやって思わず「通」ぶったことを書いてしまったが、その場でどうしても買いたい本(古本に関する本)に出逢ってしまい、暫く逡巡した結果、その迷いを断ち切った、という苦行を経験したのであった。うん、良かった、本当に良かった!!ああいう雰囲気の下にいると、本に関する本が無性に欲しくなってしまう。元々興味があるし、ここ数日の流れからしてそうなるのは必然的なのだが、あの雰囲気がさらにその気持ちを増大させている。
何だかんだで結構長居したかも。あちこちに松岡さんという人の映像や本があったのは少し気になったが、たまにはこういうシャレた雰囲気の本屋さんも良いなぁと思った。
それにしても本当に買わずに済んでよかった。
…と、安心して松丸本舗をあとにしようとしたが、その後に罠が待っているのであった。


