2007年6月15日(金)
自然科学と隠微科学の境界(1)
ああ、また酷い番組を見てしまった……。
いや、日テレの「ガリレオの遺伝子」ですよ。酷いなー。
まず、「仮説」とか言ってるのですが、「検証する」とか「科学者が認めたくない」とかの煽り文句がある癖にどういう事?おそらく、完全に事実誤認であるという指摘を受けたときに、「仮説って言ってるじゃない」と言い逃れするためなんでしょう。
いくら「仮説」と言っても、あんな出鱈目をこうした時間に公共の電波を使って放送することは、宜しくない(はっきり言って悪)と思うのですが。ガリレオとか遺伝子とか言わないで欲しい、何か科学的なのかもって思っちゃうよね。
最初は、各項目ごとにきちんと反論しようかとも思ったのですが、内容があまりにお粗末なので、やる気が失せました。wikipediaとかで検索するだけでも、十分な答が得られると思います。で終わらせるのは何なので、幾つかコメントでも。
1)空洞説:問題外。説とか言うな。件の写真の黒い部分は単なる死角。ナチ関係の信奉者がいるので、本当はけっこう危ないネタ。『奇妙な論理』にも登場する古参。
2)飛鳥:ロールシャハテストですか?意味不明。つまらない。
3)曜日:占いや宗教、俗信は自然科学じゃないよ。オーラが写る写真?ああ、あったあった、写真が発明された頃からあるね。
4)死人の鏡:何かこう略すと、クリスティのミステリィみたい。これも宗教の世界だよね。見える人(信じる人)には見えるのかも。でも科学的に云々する話じゃない。そもそも、静かで暗い中に結構な時間一人で鏡に向かい合ってたら、ねえ。自己催眠ぽい。
5)宇宙人:今時ロズウェル事件が謎って……、むしろそんな風に番組が作れるあなた達が謎です。検証とか以前。
6)ユング:これも有名な話だよね。ま、個別の例がいくらあっても、検証したことにはならない。少し真面目に考えても、欧米人の名前はバリエーションが少ないし、同じ街に住んでいたなら、環境や社会的な地位が近いという可能性は高い。同じような条件で暮らせば、生活のサイクルが一致するのはそんなに変な事じゃないと思う。
人間が何故偶然に意味を持たせたがるのか、とか単なる前後関係に因果関係を重ねてしまうのか、などは興味がありますが。それはまた別の話。(終わらなかったので続く)

