コンセプチュアルなのに詩的、社会批判なのに楽しい、一味違う現代アートを作る坂田英三のパリ便り

パリに住んでもう二十余年。版画からはじめた制作活動だったが、田舎でのランドアート的作品から、水をあつかうエコロジカルな企画へと範囲は広がるばかり。フランス超田舎の旅行記だったり、パリの展覧会報告だったり、フランス社会批判だったり、制作=生活の現場を気のままに書き綴ります。

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2012年2月6日(月)

寒波での仏電力事情

今日月曜日の午後7時頃は電力消費のピークを迎え、南仏プロヴァンスでは停電になるかもしれないと危惧されていたが、色々な節電のお陰でそれは免れた(当然外国から電気を輸入中)。しかし何故今日か? それは簡単、月曜で仕事が始まるから。でも何故夜の7時なのかが解せなかった。というのも私の頭では「電力の大量消費者は工場、家庭で節電したってしょうがないではないか」と思っていたのだが、これは大間違えだった。ニュースのよれば電力消費の割合の一番は一般家庭(33%?)、次が市町村自治体等、そして産業は第三番目でしかない(25%?だったか数字はうら覚え)。フランスでは安全性から電気暖房が推奨され(多分原発の余剰発電のせいもある)、例えば私のアトリエのような改築とか新築アパートの暖房はすべて電気。だから大寒波で電力消費が他国に比べ一層急激に増加した。そして私が一番と思い込んでいた産業は、海外移転で大電力消費型の工場の多くは既にフランス国内から姿を消してしまったのであった。

この大寒波で、いつも寒い寒いと嘆いている私のアトリエは大変であろうと心配して下さる方もあるのだが、オイルヒーターをそれほど強くもしていないのに意外に大丈夫で自分でも不思議がっている。当てにならない100円ショップの温度計は18度から15度に下がったが、外気は10度以上は下がっている。ひょっとすると極端な寒さになって地下の強みが発揮されたのかもしれない。
この寒さでまともな住宅に住んでいない人は大変な思いをしている。私のアトリエに簡易ベッドを持ち込めば裕に十数人は泊まれそうなことを思うと世の中に申し訳ないような気がするが、その私のたわいない今の悩みは、また前とは違った「奇怪な音」がし始めたこと。多分寒さの所為でビルのポンプか何かが異常をきたしている。そして名水「カーユの丘の水」(HP参考)の井戸が止められて、私のお茶用の軟水の供給源が断たれてしまった事。この毎日零下の日々、まだ1週間は続く模様。

作成者 Eizo de Paris(エイゾウ・ド・パリ) [ コメント : 0]