コンセプチュアルなのに詩的、社会批判なのに楽しい、一味違う現代アートを作る坂田英三のパリ便り

パリに住んでもう二十余年。版画からはじめた制作活動だったが、田舎でのランドアート的作品から、水をあつかうエコロジカルな企画へと範囲は広がるばかり。フランス超田舎の旅行記だったり、パリの展覧会報告だったり、フランス社会批判だったり、制作=生活の現場を気のままに書き綴ります。

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2012年2月8日(水)

夢の中のエイゾウ

Sさんから昨晩電話があり、また貴男の夢を見たと言う。Sさんはアーティスト夫婦の奥さんで、アルプスの企画(09年6月参考)で3週間同じ屋根の下で暮らしたが、それ以来彼女の夢の世界では私は暗示的な役割を果たしている。今回は私は関取と相撲をとっていたそうで、当然ながら私は負け続けなのだが、関取を指差して「侮るなかれ、私の指先に何人の死人がみえることか」と謎めいた台詞を吐いたそうだ。

そしてその私は、今朝5時半に起きた。その理由も夢だが、私の夢はまったく現実的。私には夢の中にパラレルな日常世界があって、その中で多かれ少なかれ私は普通の生活をしている。今日はドキュメントビデオの編集の仕事に雇われ、私はバイトだから音の編集をすることになったのだが、作家のモノローグがひどい訛りで全然わからないのだ。上司(これは大学時代の下宿の先輩だったが、やはり同じ屋根の下に住むと夢の世界では影響力が大きいのか)に相談すると「どうせいくらお金が払われるかわからないから適当にやって」と言われ、困ったところで目が覚めた。怖い夢でもなんでもないのだが、このまま寝直すと同じオフィスに戻ることは明らかなので、そう眠たくもないので起きてしまった。

外を見るとうっすらと白いものが地面を覆っている。しかし暗いし寒いし、何をするか? コーヒー飲んで6時まで待ち、洗濯機を回すことにした。フランスの洗濯機はゆっくりで行程が複雑、水を入れたり止めたり、その度に大きな音をたてるからこんな時間に動かすのは普段なら人迷惑甚だしいが、寒波による電力不足の日々。昨日のグラフをご覧あれ。つまりこれは「良識ある市民の正しい行動!」(というのは言い訳)。今は7時半だが我が洗濯機は時々ゴーゴーと言いながらまだのんびり回っている。

作成者 Eizo de Paris(エイゾウ・ド・パリ) [ コメント : 0]