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2012年2月24日(金)

債務超過国家米国のたどる道

少しタイムバックするが、2008会計年度(07年10月〜08年9月)の米財政赤字が4550億ドル(1ドル100円換算で約46兆円)になって、その当時は過去最大になったと発表されたものだった。
こういったことは、何か懐かしく思えます。今となってはたかが年間5000億ドルにも満たない程度の財政赤字で、過去最大、史上最悪と騒がれていたんですからね。今じゃ、年にその3倍以上の赤字ですから。
この3年間の動きの中で、米国としたらドル建て債務額は膨れ上がっているにもかかわらず、債権者たとえば日本なら円換算すればドルの減価により債務減免を認めたことに等しい、あるいは債権国側の債権放棄をしたことと等しいことになる。
米国を代表とする債務国というのは、早い話が自国通貨を可能な限り発行し続け、その自国通貨の信用が続く限り挑み続ける。世間からその返済能力が疑われるまで・・・。
では、ここでニーアル・ファーガソン氏(ニュ−ズウィ−ク誌コラムニスト、ハーバード大学歴史学部教授)の見解を引用してみよう。
「いずれ米国も欧州と同じ道をたどる危険性がある。イタリアの債務残高はGDPの121%に達しているが、ついこの前までは誰も気にしなかった。それが一気にパニックとなり、イタリア国債の利回りは急上昇した。4年前、米国連邦債務残高はGDPの62%だったが、現在は約100%。IMF(国際通貨基金)によれば、2016年には115%まで増える見込みだ。
米国はイタリアと違い、基軸通貨であるドルを好きなだけ刷れるから問題ないと、多くのエコノミストは主張する。つまり米国は通貨の切り下げや供給量増加によって、借金の一部を帳消しする権利を留保しているということだ。
私が外国人投資家なら(米国の公的債務の半分は外国人が保有する)、それを聞いてとても不安になるはずだ。そしてある時点で、リスクの埋め合わせを要求するかもしれない ── 国債の利回り上昇という形で。
アテネ、ローマ、ワシントン。恐るべき借金の連鎖こそ、帝国の都をただの観光地に転落させる一番の近道なのだ。」

ワシントンをアテネやロ−マと単なる観光の名勝地にしたくないと、必死になって抵抗しているのが世界諸国の今の動きでしょうかね。しかし、世界がその愚かさに気づき、もう『遅すぎた』といつ絶望を嘆くのでしょうか・・・。

作成者 fxdondon : 2012年2月24日(金) 19:58 [ コメント : 15]