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青春のかけら
最近、とんとご無沙汰している新宿歌舞伎町だが、学生時代は思い出深い町でもある。 最初に行った歌舞伎町では忘れられない経験をした。 広島の友人二人と初めての歌舞伎町を徘徊していると、小柄なおっさんが突然声を掛けてきた。 「兄ちゃん、おもろい写真があるで〜」東京なのに何故か関西弁だが興味を引かれた。 「チョット見てみ〜。足がからみ合ってるやろ。勉強になるで〜」と写真の1/5、膝から下の足がもつれている写真をチラッ、チラッと見せる。 「あんたら学生さんやろ、普通は一組1万円やけど、5千円でええわ。」 「こんなん見て勉強せなあかんで〜、ここは、おとろしい街やで〜」 「どや!あんたらやったら4千円にしといたるわぁ」と、実にテンポがいい。 途中、「安くして」だの「もっと見せて」だの話をしたが、既におっさんのテンポに嵌っている。 結局2千円で折り合いがついたが、元値の1万円が何故そのようにダンピングされるのか疑問も持っていない。 一人が支払いをしている間に封筒を受け取り、写真を見ようとすると… 「アホか!こんなとこで出してどうすんねん。皆捕まってしまうやろが!」と一括。 「そりゃ〜、そうじゃ」と、妙に納得しお金を渡した。 後で見てみると… 相撲の写真… 確かに相撲の勉強にはなる… 足も絡み合っている… 男女とは言っていない… 捕まるとしたら著作権の問題… 今時、こんな古風なサギに引っかかるのは、わしらだけじゃろうな〜 アホじゃのぉ〜 今もかぁ…