農業がしたい--できることからやってみる奮戦記

  農業をしたいと思ってから現在に至るまで、家庭菜園から、就農情報収集、転職、就農準備校、借地農地探しを経て、
現在家庭菜園の規模ながら、将来の農業経営を目指して現在も試行中です。
  巨大トマト栽培やハウス建設にも挑戦して、今、サツマイモ作りに夢中です。興味のある方は「(1)農業への思い」からどうぞ。

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2010年5月31日(月)

(98)  ジャガイモが腐れた(2010)・・・病気が蔓延模様

 今年のジャガイモ掘りがおおよそ終わった。残るはジャガイモ掘り大会に残している畦だけである。それにしても、今年のジャガイモには病気が蔓延してしまい、その恐ろしさを味わうことになった。


 写真は品種がトウヤというジャガイモを収穫直後の風景で、左側の列に腐っている、あるいは腐りかけているイモを、右側にその時点で正常なイモというように分けている。


 見てすぐ分かると思うが、明らかに腐れて使い物にならないイモの方が多い。おまけに、正常なイモも数日経つと、さらに腐れてくるイモが増えてくる。 これは、他の主力栽培品種のキタアカリも同様である。ジャガイモはすべての品種を畑の同じ場所で栽培しているので、すべての株に病気が蔓延してしまったようだ。


 事の発端は、5月上旬にキタアカリの2本(2か所で)が病気らしい枯れ方をしているのを発見したときからである。最初は株の下葉がなんとなく枯れていっているように感じて、特に処置はしないで観察することにした。


 例年、似たような症状を見せるものが数本は登場するので、そう深刻に受け止めていなかったのだが、今年は特別だったようである。


 数日後、葉の先や縁が褐色になる同じ様な症状を示しているものが、イモ畑全体に広がっていたのである。わずか、2〜3日の期間である。葉と茎の接合部分が褐色になっているものも見受けられた。いったい何の病気だろうか。


 全体に広がりつつあるので、事は深刻である。病名は?イモの品質にも影響するのだろうか?対処方法はあるだろうか?


 帰宅するなりいろいろ調べてみたが、家庭菜園の本には病名は記載してあるものの写真や対処などの詳しい情報はない。最後はネットで調べてみた。写真付きで詳細な説明がしてあるものを見つけた。


 病気はおそらくジャガイモ疫病。さらに軟腐病も併発している。疫病は農薬を使えば防除できるようだ。疫病や軟腐病はその病気の元となる菌が土に存在していて、そこから感染するようだ。どちらもイモに影響が及ぶ。


 できるだけ防除したければ土壌消毒する以外にはないが、そこまでして野菜は作りたくないし、私にとっては最もしたくない事である。なぜなら人間にとっての善玉の菌も死滅させてしまいそうであるから。


 ジャガイモ畑には酢の希釈液を二回散布してみた。それで茎葉などの地上部の症状の進行はなんとか止ったが、最も肝心なイモへの心配だけは募ることになる。掘ってみなければわからないのだ。


 地上部の進行が止まった後、5月中旬過ぎに試し掘りをしてみた。最初はそうでもなかったが、やはり腐れかけているイモが多かった。日が経てば経つほど腐れたイモが土の中から出てくるようになった。さらに、分別して家に持ち帰った正常と思われるイモも、数日経つと腐れているものが増えてくるのである。


 こうなると販売は難しい。自信をもって販売できない。腐れるかもしれませんけど・・・、なんて言える訳がないだろう。自分自身が疑心暗鬼になってしまう。


 それで先行予約された方には、1週間自宅で保管した後に選別し、きれいなイモのみ販売することにした。選別の結果、自宅在庫のイモの2〜3割しか販売できなかった。


 明らかに腐れているイモは、畑から少し離れたところに埋設処分。どこか怪しいので販売できないイモは、しばらく自宅待機して様子を見、無料で販売?することにした。イモの病気は人間には影響しないようだから。せめてなんらかの形でお役に立ってくれれば、作ったかいがあるというものだ。


 というわけで、私にとって今年はジャガイモ栽培の特異な年となった。自宅から畑に行く途中には、自給用のジャガイモを栽培されている畑が何か所もある。


 それら全部を見て思う。今年はジャガイモの成育がおかしい所が多い、と。どこを見ても、茎葉全体が例年より小じんまりとしている。同じ病気のところもあった。芽が出たまま成長が止まっている所もある。晩成のメークイーンなのに枯れるのが早い。


 私のところは、初めて試したトンネル栽培が原因ではないかと疑っている。悪玉菌も一緒に早期栽培してしまったのかもしれない。

作成者 いも筑紫 : 2010年5月31日(月) 19:42 [ コメント : 0]