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2012/5/24 (木)

Apple低金利ローンと大イベントとの関係

今年もWWDCが6月11日から開催されますね。と言う事は新製品の発表があり、さらに在庫クリアランスのための低金利ローンがある…と言う事です。

ちなみに、低金利ローンキャンペーン期間は、6月12日まで。うーん、何とも。

こういう「イヤラしいタイミング」のキャンペーンは、ズバリ、新製品が出そうもない(つまり更新されぬまま売り続けられる)モデルを買う際に利用するのが良いです。

作成者 ezura

2012/5/16 (水)

耳のスタンダード

ようやく届いたソニーのMDR-7506、早速使い始めたのですが…、しまった…バランスが異様に悪く、高音が刺すようにキツいぞ…そう言えば新品だった…と言う事で、しばらく慣らしが必要な感じです。久々に新品を聴くと、その違いに愕然としますネ。

私が今、常用しているヘッドフォンは、

 SONY MDR-7506(壊れて不在だったがようやくゲット)
 SONY MDR-CD900ST(借り物・いつか買わねば)
 AKG K240 MkII
 KOSS sportapro
 SENNHEISER PX200

‥‥で、これらで聴き比べれば、基本的な問題は洗い出せるようになっています。各機種、それぞれ個性がありまして、価格も2千円台から2万円近くまで、様々です。これらのヘッドフォンで聴いて、1つでも「破綻」があれば、再調整‥‥です。私は最近、CD900ST率が高くて、ちょっと耳が傾いてしまった傾向を自認しています。スンマソン。。。

KOSSの「sportapro」は2千円台ながらも貴重な存在で、CD900STで「ノリノリ」な気分で作った楽曲に「ダメ出し」をしてくれる得難い存在です。いい気になって中低音を野放しにしておくと、このsportaproが戒めてくれる訳です。

聴いてて気持ち良いのは、K240ですね。特にクラシック楽曲には向いています。管弦楽曲、つまりサウンドトラック楽曲の全体像を把握しやすいです。CD900STでは気付きにくい特定の周波数帯もチェックできます。
 
ヘッドフォンの運用で最も重要なのは、「そのヘッドフォンのスタンダードを耳に叩き込んでおく」と言う事でしょうか。K240でモニターしているのに「CD900STの耳」でミックスすると、それはもう大変な事になります。寒色のモニターを見ながら暖色のモニターの勘所で色調整するようなもので、とんでもない「錯誤」に陥ります。

音に限らず、映像でもそうですが、マスモニというものは存在はしますが、実際に映画館や家庭で視聴する時は、環境は様々です。ものつくりの現場で、かつ、経験や知識の浅い場合に発生するのは、マスモニに固執し過ぎる事です。

エンジニアやクリエーターとして経験の豊富な人々は、決して「ギチギチに決め込んだ」表現をしません。「全映画館、全家庭が、みなマスモニと同等の環境ではない」事を重々承知しており、「作品の打たれ強さ」として相応の「マージン」を表現にIncludeするからです。「計算された曖昧さ」と言いますか。

「映画館の上映品質は統一されているんじゃないの?」と思う人は多いかも知れませんが、少なくとも「とある地方」の映画館でイノセンスを観た時は、がっかりするほど白のヌケが悪かったので、映画館の上映品質も相当なバラつきがある事を知っておくべきでしょう。イマジカの試写室と全映画館をイコールで結ぶ事はできません。

音の話に戻りますが、音も同じで、様々な環境で「ねぶられる」事を意識しなければ、例えば「CD900ST専用の楽曲」になりかねません。非常にコワい事です。

なので、「耳を冷静に突き放す」為にも、最低3機種のヘッドフォンは常用しておきたいと思っています。さらには、2機種のモニタスピーカー、カーステレオ(=極端に偏った環境)でモニターしておきたい‥‥と思いますが、中々そこまではやりきれないですね‥‥。

しかし、プロの人々の作る音は、どんな環境で聴いても破綻が無く、まさにプロフェッショナルとしか言いようがありません。餅は餅屋、ですネ。

作成者 ezura

2012/5/14 (月)

7506、ようやく出荷

去年の年末に注文したソニーのヘッドフォン「7506」。ようやく「本日出荷」とのメールを受信し、現在やっている仕事に何とか間に合うカタチになりました。サウンドハウスで購入したので、明日には届く事でしょう。

最近はずっと借り物のCD900STを使っていたので、自分の耳がCD900ST寄りに傾いているんじゃないかと心配です。まあ、複数のヘッドフォンでこまめに聴き比べれば良いのですけどネ…。あと、ヘッドフォンだけでモニタするのも危険ではあるのですが、環境の事情的に中々…。

私の使用用途の場合、音を厳密にモニターする事も要求されるので、リスニング用のヘッドフォンではどうしてもNGなのです。だからと言って、5〜10万円のヘッドフォンを定番にするのもツラい。ヘッドフォンは必ず劣化するので、パーツ交換などのランニングコストは低く抑えたいのです。なので、できれば2万円以内のモデルが好ましいのです。

しかし、調達に半年近くかかるのは問題だよなぁ。オーダーメイドや特殊な専用品ならともかく、1万円の量産ヘッドフォンですからね。まあ、タイの洪水の影響があったとは言え、1つのモデルに依存し過ぎると、入手できない時に非常に困ります。違うモデルの導入を検討すべきだと、しみじみ実感しました。

75xxシリーズは、最近新しいシリーズが出ていますね。7510,7520,7550の3機種で、7510は7506と同価格帯モデルのようです。アマゾンにはありませんが、サウンドハウスには在庫有りと表示されており、いつも「1ヶ月待ち」(私は半年待ったけど)の7506より安心できます。

今度、7510でも試しに買ってみようかな…。

作成者 ezura

2012/5/13 (日)

Creative Cloud、使い始める

Creative Cloud、発売と同時に早速使い始めました。いやぁ、ホントに全部使えるんですね。使うまで正直信じられなかったんですけど、全てのアプリが月5千円で制限無く使えるのは、もはや「制作上の障壁は無くなった」と言っても過言ではありません。
*私は登録ユーザの優待価格で、最初の1年は月3千円です。

そりゃあ、NukeとかSmokeとか、非アドビ社製の「バイクや車を買うつもりになれば、何とか買える」ソフトとかも、今は存在するのですが、Creative Cloudはとにかく格安です。サウジアラビアのF-14トムキャットじゃないですが、「高い武器を少しだけ配備」するやりかたでは、結局は戦力にならない事も往々にしてあります。「高価なソフトで上辺をサラっと撫でる様な処理」を加えるよりも、Creative Cloudのソフトウェア群で「とことん映像効果を加える」ほうが、絵の凄みは増すのではないかと感じます。画材は、何だかんだ言って、安価である事が望ましいのです。1本数千円もする絵具を「勿体無いからケチケチ使う」んじゃ、しょうがないもんネ。

まあ、米空軍よろしく「ハイローミックス」が落としどころだとは思いますが、映像の担い手が日々使う「いつものソフト」はNukeやSmokeではなく、やはりアドビの製品群だと思います。少なくとも、現在においては。

さて、Creative Cloudですが、ソフトが全部使える他に、ストレージサービスやWebホスティングなども付いてきます。Dream WeaverやMuseで作った自分のサイトをアドビのサーバで公開できるわけです。

ぶっちゃけ私は、既にその手のものは他で運用しているので、あまり必要性は感じないのですが、「これからやってみよう」と思う人は都合が良いんじゃないでしょうかネ。

しかし、Creative Cloud、SpeedGradeが微妙な完成度だったり(ライセンス認証とかのメニューはどこ?)、DreamWeaverからbusinesscatalyst.comにアクセスするとエラーが出たり、未完成な部分をそこかしこに残しているような出来映えです。まあ、単純に「発売日までに間に合わなかった」んだろうな‥‥と思います。かなりの大風呂敷なので、各開発チームの足並みが揃わなかったであろう事は、容易に想像ができます。

新製品や新サービスにまだ危うい要素はあるものの、昔からのソフトウェア群はいつも通り使えます。価格的に導入が難しかった様々なアドビ製品を、月5,000円で何の制限もなく使えるようになった今、問われるのは、使用する人間の技量だけです。「ソフトをひと通り使えるだけで専門職」のようなスキルの低い人間が排除され、真に技量を持つ人間が台頭する「足場」になれば良いな‥‥と思います。

作成者 ezura

2012/5/11 (金)

Creative Cloudは得か損か

知らない人もまだ多い、アドビのCreative Cloud。月額5,000円を安いとみるか高いと見るかは、当人の状況次第です。

http://www.dtp-transit.jp/adobe/cs6/post_1483.htmlの記事にある通り、「既にコレクション版(様々なアプリのセット)を持っている人」は少々高くついたり、多少安めになったり、微妙なところです。

ただ、これはあくまで「既にコレクションを所有している人」を対象にした計算であり、各ソフトを別個で購入した人や、そもそもまだ所有していない人に対しては、あてはまりません。

例えば、Master Collectionですと、初期導入費用は33万円。Production Premiumだと25万円。有無を言わさず、この額面が必要になります。それに加えて、5〜7万円の毎バージョンごとの更新料。‥‥かなりキツいです。自腹はもちろん、映像制作会社でも軽はずみには購入できない金額です。3人分導入したら、いきなり75〜100万ですからネ。

そのような事もあって、個人でも会社でも、「必要以外のソフトウェアは購入しない」のですが、たまにIllustratorが必要になる事もありますし、Acrobatがあったほうが色々と融通が利く事もあります。しかし「融通が利く」程度に十数万円も払えないので、「融通が利かない」方法を選択してきたわけです。

また現場では、「実績のある」ソフトしか導入できない傾向が強く、新発売のソフトを「試験的に導入」する事はそうそう頻繁にはできず、個人が自腹で購入して試用する事が多かったのです。…私がそうでしたからネ。Creative Cloudでは、「SpeedGrade」「Prelude」「Muse」と言った新顔のソフトも追加費用無く、自由に使えるのも大きな特徴です。

つまり、映像制作を軸として、色々な作業をする人、もしくはテリトリーを広げていきたい人ほど、多くのソフトウェアが必要なのですが、初段階の「初期導入費用」かつ「その後の各ソフトのバージョンアップ料金」で足踏みしていたのが現状だった…と思います。

初期導入費用もしくは既に個別購入している場合の費用と、新顔のソフトも含め全部使えるCreative Cloudの年間使用料を比べれば、そんなに悪い話ではないように感じます。

では、どういう事例だと、Creative Cloudだと「損」なのかと言うと‥‥、

・使いたいのはPhotoshop通常版とAfter Effectsだけ
・最新版を常に使いたい訳では無い
・新発売のソフトには特に興味が無い
・そもそもそんなにPhotoshopやAfter Effectsはいじらない
・ライセンスを購入する事に意義を感じる

‥‥というような人は、Creative Cloudはキツいでしょうね。今までのように、個別に購入して、1〜2バージョンはスキップして更新‥‥というスタイルのほうが断然安上がりです。日曜しかPhotoshopをいじらないアマチュアの「サンデー映像制作者」とか、「After Effectsだけあれば良い」と言う人は、Creative Cloudは全く適さないと思います。

ただ、「自分はアニメーターだけど、アドビのソフトウェアをちょっと試してみたい」など初心の人は、「ちょっと弄るだけでも、買うには10万円」にならずに、「全部をお試し1ヶ月8,000円」とサッパリとした「様子見導入」が可能なので、オススメかも知れませんネ。ぶっちゃけ、ちょっと試してみたいくらいのスタンスで、「After EffectsとPhotoshop合計で20万円の出費」はキツすぎますからネ。

私が思うに、「今まで足踏みしていた層」もアドビにとっては大きなターゲットなのでは?…と感じます。

ちなみに、同時使用しなければ、2台までのコンピュータにインストール可能です。自宅のMac Proと持ち歩き用のMac Book Airの両方にインストールできるわけです。このへんのポリシーは今まで同じです。

妙に廉価なソフトウェアを寄せ集めて「Photoshopの代わり」「Illustratorの代わり」みたいに使って、結局モノにならなかったり、手間が増えるくらいなら、Creative Cloudで割り切って「使うときだけ使用権を購入」にしちゃった方が色々な面で有利なような気がします。ライセンスを購入しようが、OSもマシンもどんどん更新されて、昔のライセンスなんて実質、役に立たないのですから。

気になるのは、もしアドビが製品の開発をやめた場合(過去にGoLiveなど)、どうなるのか?…という事ですが、

Creative Cloudに含まれる製品の提供をアドビが中止した場合はどうなりますか?

Creative Cloudに含まれるいずれかの製品についてアドビが提供を中止した場合は、Creative Cloudメンバー向けに、該当製品の最新バージョンを無料でダウンロードできる期間を90日間以上設けます。この場合、ダウンロードにサブスクリプションは必要ありません。製品は現状のまま無保証でライセンスが付与され、以降のサポートやアップデートは一切提供されません。


…のようです。

作成者 ezura

2012/5/10 (木)

往年のシンセ

私は少なからずKORG製品を使っているのですが、ふと、9,975円でKORG Legacy Collectionを購入できる事に気付きました。

今まで、KORG社のソフトウェア音源はほとんど使っていなかったのですが、そのKORG Legacy Collectionの中身を見ると、欲しくなるものが沢山入っています。

MS-20, Polysix, Mono/Poly, WAVESTATION, ...

私が過去に所有できたのは、WAVESTATIONのみですが、他の機種も色々な場面で見たり弾いたりして、なじみ深いものばかりです。中学生の頃に新宿のイシバシ(たしか)でさわったMono/Polyの印象は今でも忘れられません。

「あの頃は意欲的な製品が多くて、良い時代だったなあ」なんていうのはよく聞く話ですし、私もそう思います。「満たされた現在に何を作れば良いのか」と言う話も聞きます。

そんな中、最近思うのは、「前人が豊かにしてくれたフィールド内で、前人と同じメソッドで行動するから、行き詰まりを感じるのではないか?」と言う事です。

花見の場所取りと同じで、「花見見物」という「型」で行動するから、「公園の桜」近辺が満杯になっちゃう訳です。「花を愛でていい気分で飲み食いする」という根本で再発想すれば、色々な方法や場が見えてくるのに‥‥と思いますが、実は人々は「花見じゃないと意味が無い!」と強固にマインドセットされていたりもするので、そう簡単な話ではない‥‥のも事実です。

往年のシンセを開発した人々とその時代は、まだ手つかずのフィールドも多く存在したと思います。しかし、手に持つツールも今ほど充実していなかったとも思います。フィールドは開けていたけど、ツールは(今と比べて)かなり貧弱でハンデも多かったでしょう。‥‥アニメも同じですネ。

前人が切り開いたフィールドに、苦労も無しにやって来て、「自分らにも切り開かせてくれ」‥‥とか、考えてみれば、随分と横柄な話だと思います。

私は最近では、「やる事が出尽くした」と言われる現在も「やる事が一杯あったあの頃」と大差ないと思うようになりました。混雑している場所で「場所がない!」と文句を言っている構造に対し、「そりゃ、そうだよな」と冷めて見れる様になったと言いますか。現フィールドの枠内でコチョコチョと小細工するのもうんざりですしネ。現フィールドに固執しなければ、やる事は山ほどありますよ。

往年のシンセに想いを馳せると、「現フィールド内の限られたツールで、新たなフィールドを切り開く」という闘志が、沸々と湧いてくるのでした。

作成者 ezura
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