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メモ、覚え書き、もろもろ...

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2007/5/31 (木)

マニュアル作り

次期作業のコンポジットマニュアルを作成していますが、これが思ったよりタイヘンです。マニュアルといっても「本作品を作業する為のガイドライン」的な性質です。よって、全くのシロートさん向けではなく、平均的なアニメ撮影経験を持つ作業者向けなので、説明する「立ち位置」に気を使います。

文面もこのジオログのような「独り言なのか、不特定多数に話しかけているのか、曖昧」なスタンスではなく、明確なターゲット=アニメ撮影経験者がいるので、「‥‥まあ、この場合は云々」とか「‥‥だと思うのですが。」と言った「よくあるWeb上の書き方」ではNGです。もともと文章を書くのが苦手な私が、このジオログで思いついた事をベラベラと書けるのは、やはり「Webならではの曖昧な文体」で書いているからですネ。規定書ではそうはいきません。

それなりに規定書を書く機会は多いのですが、今回のはちょっとボリュームが大きくて難産しています。「結果が規定に適合していればOKですよ」と言うような基礎的な規定書ではなく、After Effectsプロジェクト内容を規定する文書なので細かく書かざる得ません。トランスフォームの取り扱いから、フッテージのライセンス関連などの使用規定など、広範囲の内容を含むので、「書き出しサイズは云々」と言った簡素な仕様書では事足りないのです。

ボリュームが大きくなると言う事は、ページもセクションも増える事となり、読みやすさが重要なファクタとなります。故に、作業進行に合わせてマニュアルを組むのはもちろん、文字とグラフィックの両方で説明したり、ページ袖にタブを付けたりと、今さらながらに「本作りはタイヘンだ」と思います。表紙には制作が製本する際の「ホッチキスで綴じる位置」も刻印しています。綴じ方が悪いと、台無しですからね‥‥。

ちなみに、使っているソフトはiWorkのPages、つまり1万円以下のソフトですが、ちゃんと使えば一般の印刷物と見劣りしないデザインで作る事が可能です。次期iWorkは表計算が組み込まれるとの情報がありますが、私としては願ったりかなったりです。‥‥でもま、あくまで「ウワサ」ですから、期待しないで新iWorkを待つ事とします。

作成者 ezura

ちなみに他のネットショップは

私がよく買わせてもらっているネット通販のお店は、

 ドンちゃんショップ(DVD-R等のメディア)
 ホビープラザとらや(模型屋さん)
 タクティクス(トイガン)
 アマゾン(特に説明の必要、ないよね)

‥‥です。

‥‥もちろん、どの店も一長一短はありますが、基本的に処理が速い上に、(最安値ではないですが)ちゃんと安い。(アマゾンが安いかどうかは、送料等の状況に左右されますが)

注文の翌日〜翌々日には届く迅速さです。特にドンちゃんショップやとらやさんは、昼までに注文を済ませば、24時間以内、つまり翌日の午前中には届いてしまいます。

仮に自身で買いに出た場合、電車賃や休憩の費用、さらには「無くて買えないかも知れない」「安値の店が見つからないかも知れない」と言うリスク等々が発生するのに比べて、「頼れる店のネット通販」の方が遥かに低コストかつ確実です。買うものが決まっていて、かつ、気晴らしに買い物に出るのでなければ、今やネット通販の方が安心なのです。

通販のアキレス鍵は何と言っても「送料・手数料」です。これをちゃんと計算しないと、場合によってはとんでもなく割高な買い物になってしまいます。例えば、500円の品を単品で代引きで注文して、結果1,500円近くになってしまったり‥‥などです。

また、同じ店の中において、ある商品が安いからと言って、他の商品も同じく安いとは限らない…のがミソです。店の主力商品をちゃんと把握した上で買うのがコツです。例えば、プラモデルは安いが、トイガンはさほど安くも無い‥‥と言う状況はよくある話です。その辺の差額をうまく運用すれば、送料などの雑費をできる限り抑える事ができます。

ちなみに、安くも速くもないけど、よく使うのはAppleストアです。Apple製品を買う場合は、なんだかんだ言って、Appleストアが無難なのです。

作成者 ezura

挨拶状で、

ネット通販を多く利用していると、色々な注文受理メールを受け取るのですが、最近初めて利用した「ビッグジョブマーケット」と言うお店からの確認メールで以下のような文面がのっけから書き記されていました。

>万一悪質な場合は法的措置をとる場合もあります。
>何卒ご了承下さい。

‥‥?。

客への挨拶状とも言えるメールの本文の出足の部分で、上記引用のような文面を出すのは如何なものか。

初めての客にこのような文面を叩きつけてくるショップも、最近では珍しいですネ‥‥。

‥‥まあ、以前マナーの悪い客などのトラブルがあり、このような文面を書かずにいられなかったんでしょうが、初めてメールを受け取る身としては「最初からドロボウ扱い」されているようで、不快を通り越して不思議に思います。皮肉ですが「売る側に徹してるなあ」と言う感じです。

飲食店のオーダー票の冒頭に「無銭飲食は法的措置をとります」と書き込んでいるようなもので、ごく普通の客にしてみれば不自然きわまりない状態です。

でもまあ、このショップはネット上をザっと見た限りではスケールモデル(プラモデル)が最安値なので、特に不備がなければ今後も使うとは思います。逆に梱包などの基本サービスがNGなら使わないと思います。

激安ネット通販の場合、「馴染みの客」なんていう感覚はほぼ皆無ですから、販売スタッフの無配慮により多少不快な文面が綴られていてもノープロブレム。売った、買ったの冷めた関係です。商品が正常ならそれでOK。

ネット通販を多く利用していると、宅急便のお兄さん・オジさんと馴染になる方が多いですネ。

作成者 ezura

2007/5/30 (水)

大事にしすぎの感

世の中を見渡すと、「癒し」的要素や「世界でたったひとつの…」的保護感・安堵感、さらには「誰もがみんな…」的なエセ共有感が、そこかしこに安売りでバラまかれている訳ですが、そういうのって「誰が仕組んでいるんだろう?」とよく思います。ニーズがそうだからか、売り側がそのように誘導しているからなのか、とにかく「あんこの上に生クリームをトッピングした」ような製品が多く出回っていますね。

「大事にしすぎ」な取り扱いをされないと、客は満足しないんですかね?‥‥それが映像作品の中枢・テーマまで蔓延するのはツラいです。存在や関係なんてものは、見方によっては辛辣で残酷なものでしょう。「命が大事!」とか叫んでいる足の下で「プチュ!」っとアリが踏み潰されて絶命している様は、悲劇を通り越して喜劇です。

"北野監督のAppleサイトのインタビューの冒頭でも、「最近のメディアは、自信が無くなったんだか、信用がなくなったんだか、確認ばっかしてるね」と言ってましたね。「愛がある、とか、君とぼくは絆が、とか、ふたりで居れば怖くない、とか、…馬鹿な事言ってんじゃないよ」の発言のあとに切られた部分がありましたが、もう少しその事について喋ったのかな‥‥?

私は以前、映画のパンフレットのインタビューの内容が曲解され、ライターの創意によって「愛する人の為に云々」のような文章に変わってしまった事がありますが、私にしてみれば「真逆の解釈」をよくもしてくれたな‥‥という感じです。‥‥困っちゃうよね‥‥。(文章チェックをする前に、印刷に流れたので阻止できなかった‥‥)

受け取る側が「安易な癒し」を喜んで受け入れるのもどうかと思いますが、まずは発信する側でしょう。作る側として、自分の身の上にオーバーラップするだかなんだか知らないですが、安直に「癒し」「温かい」を組み込みすぎなんだよね。そのような「泣き」の要素はアブサンのごとく、ほんの数滴にしておけばよいものを、下品にビチャビチャと入れまくる‥‥。かと言って、「泣き」を徹底的に追求する訳ではない‥‥。作る側がそんなだから、受け手側もそれに同調し、「ぬるま湯的世界」が成就するわけです。

でもまあ、風潮が「ぬるま湯的世界」で落ち着いていてくれれば、斬り込み易くはなるので、結果オーライなんですけどね。

作成者 ezura

2007/5/27 (日)

2.5インチの外付HDD/IEEE1394

‥‥を探していたら、品数が少ないのに(ちょっとだけ)驚きました。USBはあるんですが、IEEE1394がほとんど無い。しかも、あっても結構高い。

つい最近は「ベアドライブとケースを買うより、型落ちを買う方が安い」と言う認識でしたが、それはあくまで3.5インチの場合のようで、2.5インチに関してはまだ自分で組んだ方が安いようです。

ちなみに三鷹のパーツ屋さんで買って組むと、80GBが13,000円です。13,000円では、容量を度外視しても13,000円で買える2.5インチ/IEEE1394の外付HDDは中々見つかりません。大体2万円以上はします。

で、なんで、IEEE1394にこだわっているかというと、手持ちのMacをメンテする際の外部起動ディスクにしようと目論んでいるからです。今時のMacOSXは(つい最近まで知らなかったけど)USBでも起動できるようになったのですが、現役バリバリの我がボンダイブルーiMac(発売当時に買ったので、かなりの使用年数ですね)のUSBは1.1=低速USBであり、とてもUSBで起動しようなんて気にはなれません。USBが大容量記憶装置のインターフェイスとして使えるMacは、(現実的に)ここ2年くらいのモデルだけです。どんなMacでも起動しようと思ったら、IEEE1394の方が確実です。

しかし現在で一番低価格な2.5HDD(バルク品)を買っても、80GBからスタート(三鷹のスリーホークス)とは…、10GBもあれば緊急起動ディスクとしては充分なんですけどね‥‥。

作成者 ezura

2007/5/25 (金)

HDDメンテナンス

現在自宅で使用中のG4に内蔵してある4台のハードディスクのうち、以前からヤバめな音を立てているのがあったんですが、数日前とうとうトラブルが発生しました。運悪くシステムパーティションを含むHDDが(と言うか、酷使しているので必然かも知れませんが)どうも調子悪いらしく、起動時にMacOSアイコンの点滅が出てしまいました。

起動時にOSアイコンが点滅するのは、いわゆる「起動ディスクが見当たらないよ」と言う事なんですが、こんなトラブルは10年以上もコンピュータにかかりきりならたまには出くわす場面なので、サックリと対処しました。

今時はみな大容量ディスクなので、サーフェイススキャン(全セクタを調べる)やゼロ書き込みをする(ATAのブロックアウトを更新する)にもいちいち時間がかかります。断片化解消にいたっては、かなりの時間がかかりました。どうもHDDの頭のほう(ドライブの基本情報を書き込む記録セクタ)が逝きかけてようですが、それなりに手間をかけて不具合を解消しました。

おかげで快調なHDDに戻りました。‥‥が、転ばぬ先の杖で、250GBのUSB外付HDDを購入し、バックアップをとる事としました。システムに逝かれるのはヤバいので、念のため。

9,800円の臨時出費に泣きつつ、「大容量ディスクが、ずいぶんとまあ安くなったもんだ」と驚いてみたり。

ちなみに、現在G4にぶら下がっているHDDの合計容量を計算してみたら、

内蔵 120GBx4 計:480GB
外付 40GBx1、160GBx1、250GBx2=500GB 計:700GB

総計 1180GB

ぶわ〜、すでに1TB超えとったんか!‥‥と、ブログ上で計算して今更ながら驚いている私でありました。

作成者 ezura

2007/5/22 (火)

線画作業との「不和」

つい最近は、原画の仕事も復活して引き受けるようになりました。そうした近況の中、忘れかけていた私の性質を思い出しました。

その性質、つまり、私はどうも「線画」の中でまとめきれない傾向があるようです。‥‥故にセル絵具時代はセルにセメダインを塗ったり、カメラ撮影台のピンぼけ幅を指定しようと躍起になったり、揚げ句の果てには「デジタル」に10年以上の歳月を注力してしまった‥‥と、振り返って思います。

実際、アナログ時代(つまりフィルムで撮影してた時代)に撮影素材まで用意し、撮影監督さんと打ち合わせて(または細かく申し送って)作った画面は意図通りの出来栄えで、良く言えば「最後の工程までこだわる」と言えますが、悪く言えば「作画では完結できないヘタレ者」的な疎外感を感じたものです。いや、今でもそうなんですけどネ。

絵は動かしたいが、線画を動かしたいとはあまり思っていない‥‥と言うのが致命的なのかも知れません。実際、アニメーターになる直前まで油絵を描いていましたし、頭の中で動く映像は全部「色つき、背景付き」の状態で、線画だけで巧妙に画面を作る人たちを横目で見ながら挫折感を味わったものでした。こうした状況は、2DCGに出会う前の昔はかなり絶望的なものでして、頻繁にヤサグレていました。

しかしまあ、こうしてコンポジット工程を自由に扱えるようになって、線画から完成までを引き受けるようになったのは、「我が身の生き残り」故の選択だったのだと思います。やはり「実線&影の塗り分け線」だけではどうしても他の人にかなわない‥‥と言うのが正直なトコロです。反面、線画だけで巧くこなしてしまう人が見落としがちな面に執着できている…とも言えます。

現在研究中の映像は、そうした自分の性質をふんだんに活かした内容となっています。つまり、線画の段階からコンポジット工程を深く意識した絵作りです。

線画技術とコンポジット技術は、「いいものを集めれば、それだけ良くなる」と「単純な足し算」の類いではなく、「バランスで成り立っている」状態、言わば「調合」のような性質を持ちます。

全体を調合する‥‥なんていう発想は、もしかしたら私のようなハグレ者の発想かも知れませんが、それはそれで、また違ったタイプの映像が出来上がって、アニメの面白味も増えると思っています。

作成者 ezura

最近、また書き込みSPAMが…

‥‥増えてきました。

うまく条件をすりぬけて書いてくるのには、「学習しているんだな」と感心します。しかし、そのすりぬけがさらに拒否フィルタを強固にしてしまう訳ですけどネ。なるほど、今度はそう言う手で来たか…と。特にスパム本文を構成している語句は参考になります。

ちなみに拒絶した書き込みもすべてログを残してあり、表には出ないものの、中身を見てみればそりゃあもう酷い状態です。相変わらず英文のスパムが多く、たまに日本語がちらほら見えます。一時期に比べて、最近は日本語の書き込みが少なくなったようですね。

私が手伝っている掲示板の場合、1ヶ月でほぼ2MBくらいのスパム書き込みがあります。テキストで2MBですからかなりの文字数です。(ちなみに、6ヶ月分=12MBのログテキストをzip圧縮して保存しましたが、2MBになりました)

何の対処もしていない掲示板だと、閉鎖もやむなしでしょうね。どこかのサイトや本の付録から手に入れたCGIをそのまま使うだけでは、そりゃあもう酷い状態になるでしょう。

最近書き込まれたのはOCNアカウントからでしたが、検索してみると、そこかしこで、*marunouchi.tokyo.ocn.ne.jpの書き込みスパムの報告がありますね。

ntt-pcの評判が悪いのは昔からですが、なんとocnまでとは‥‥。調べてみれば、何だ、2005年くらいから「スパムと言えば、OCN」なんてささやかれていたんですね。

OCNと言ったらNTT系列。‥‥NTTって、ドコモの迷惑メールもそうだけど、今では結構、社会の迷惑の発祥地の感がありますね。

‥‥!。そう言えば、NTTの顧客管理もかなり酷いものだったのを思い出しました。

既にフレッツ光を導入しているのに、1ヶ月に何枚もフレッツ広告チラシをポストに入れてくるわ、電話で「フレッツ光をどうですか」とか、訪問販売で「フレッツは如何ですか」‥‥、全く顧客の管理・把握が出来てない様子です。NTTのフレッツ売り込み戦術そのものが、「無差別のスパム状態」と言える状況です。

‥‥そんな状況では、NTT系列会社に対してスパム常習アカウントへの対応など望むべくも無いのかもしれません。電電公社だった頃の「親方日の丸」「殿様商売」の気風=「何をやっても許される」感覚が未だに抜けないんですかねぇ‥‥。

作成者 ezura

2007/5/21 (月)

BDとHD DVD

‥‥のどちらが覇権を握るのか、興味のあるところですが、現状で私にとって都合が良いのはHD DVDです。新たな機材を購入しなくても、HD DVDなら作れるので、自己投資で研究している我が身にとってはとてもありがたいのです。

XF2(東芝のHD DVD普及機)は最安値40,000円。私が初めてDVDプレーヤーを買った時のお値段とどっこいです。現在の国内メーカーDVDプレーヤのお値段は8,000〜15,000円程度なので、「初物買い」の割高感を感じずにはいられませんが、だからといってHDコンテンツプレーヤーが1万円程度で買える時代が来るまで待つ訳にもいきません。数年のロスは痛いですから。

実際、現在のアニメの作り方をそのまま変えずに解像度だけ1920にアップするのなら、「上映テスト」くらいの軽いテストでも品質は把握できます。しかしHDの特性(長所も短所も)を把握し活用する絵作りをおこなう為には、どうしてもエラー&リトライを何度も繰り返す必要があります。

そうした場合、資金の乏しい場合はランニングコストが低い方がありがたいので、どうしても現状ではHD DVDになってしまいます。1枚50円程度の太陽誘電OEMのDVD-Rならば、ディスクのランニングコストはかなり低く抑えられますし、HD DVDは赤色を許容しているので、焼き込み装置も現行でOKです。

自分で「配布メディア」互換品を実際に作る事で、民生環境での画質変化の知識も肌身で得る事ができます。テレビで見たらバンディングが出た‥‥なんて言う障害は今でも相変わらず目にしますが、そうした一般上映時の障害を事前に把握し、知識や対応策を蓄積できるわけです。加えて、ビットレートによる「グレードの差」も視認できます。

HD DVDはちょっと押されているように感じますが、今後どのようになるか、実際にコンテンツを作る側・買う側として気になるところです。‥‥でもまあ、ぶっちゃけた話、HD DVDとBDのどちらが生き残るかはどうでも良いのです。実際の私の役どころは、HD DVDとBDのどちらに転んでも奇麗な映像を提供できる、タフな原版を作る事‥‥です。

作成者 ezura

2007/5/20 (日)

レオナルド展‥‥

上野の博物館で開催しているレオナルド・ダ・ヴィンチ展を先日観てきたのですが、通りすがりにチョイ見するような「正月の初詣」のような展示で、何だか悲しくなってしまいました。

映画館なみに暗く落とした照明、ガラス張りの奥に配置した展示状態で、マティエールなど全然読み取れず、さらには「止まらないでください」と係員の指示が飛び、遠くで見えにくいのに加えて、観察する時間すらない。‥‥随分と美術展には行きましたが、今までで一番酷かったです。

残りの展示は、なんだか「暈増やし」のような内容で、図録で見ても大差ない内容を大仰に展示していました。そこかしこに設置された解説映像の画質(PALかNTSC/D1)も低く、デジカメによる等倍複写の聖ヒエロニムスなど、作っている当事者はそれなりに一生懸命なんだろうけど、とにもかくにも穴埋め感が辛かった‥‥。

救いは、同時開催の別プログラム(たまたま同時期にやってた催し)でした。上村松園の「焔」を生で見れたのは、すんごい嬉しい。人もまばらで充分堪能できました。

私が今まで行った美術展でベストは、鎌倉のモロー展(198?年)です。モローに加えてフランス象徴派の作品も多く見れたのは、今思えば貴重な体験でした。高校生時代に鎌倉モロー展とバッハ生誕300年があった事は、超弩級の幸運だったと思います。

アニメーターになってから、今はなき西武美術館(池袋)でやった「ウィーン世紀末展」(クリムトをメインとし、シーレやヴァーグナーなども来た)も何度も行きました。去年のモロー展も、初めて目にするようなスケッチなど多数展示されていて、なかなか良かったです。

で、今回の「受胎告知」展。‥‥‥まあ、「受胎告知」なんて「何か不手際があったら」とんでもない一大事でしょうから、ああいう展示方法になるのかも知れませんが、‥‥‥‥「絵を見る」と言う状況では無かったですね‥‥。「何でも良いから見たい」のなら止めませんが、「絵を見に行くつもり」なら、今回の展示はお薦めしません。

作成者 ezura

2007/5/17 (木)

散財はキツいが。

HD、HDと鼻息の荒いわたくしではありますが、実際のところ、HDクオリティのアニメへの取り組みは、すべて自腹の研究です。海のものとも山のものとも解らないプロジェクトですからね‥‥。誰かが出資してくれる訳もない。出資者は自分。‥‥散財はキツいですが、しょうがないです。

救いは、20万そこそこの自宅マシンでも、フルHDは制作可能だ‥‥と言う事です。そういった面では、PC関連技術の進歩に最大限の感謝を惜しみません。

自腹による研究は困難(と貧窮)の連続ではありますが、単にコンピュータ関連技術だけでなく、原画の描き方から発想しなおす事ができるので、とても意欲的(野心的?)な制作をおこなう事が可能です。‥‥て、やっぱりそんなだから、商業ベースにはのらんわな。

自腹で確立した新技術を、商業作品に活かすのが私のやり方ではありましたが、現場の現状を見るに、さすがに新技術の「露出」は慎重にしなければと思います。(私の)これからの技術はAfter Effectsがどうのこうのと言うレベルではないので、簡単にディスカウントされる事は無いと思いますが、「安売り転じて自滅」は避けなければなりません。

PCがあれば誰でもできる‥‥なんて言う昔の売り文句とは、もうサヨナラ。ちゃんと絵の解る人間じゃないと扱えない技術にするつもりですし、安易なネタばらしも避けるつもりです。(Expressionなどは、ネタというよりは、コンピュータを扱う基礎知識なんで、コラムを書いてますけど)

散財はキツいですが、未来のためにも、HDへの取り組みはガンガン進めないとイケませんね。

 

*「PC(Mac)があれば誰でもできる」と言うのは、今でもAppleのGrageband等の売り文句で見かけますね。全くの初心者に対し、基礎知識習得を安易にショートカットするような手助けは、プロを目指している場合は逆にマイナスかもなあ‥‥と思う事があります。

*ちなみに文中の「絵が解る」は「絵が描ける」とは意味を変えて使っています。実際にレイアウトを鉛筆で描かなくても、カメラのフレーミングが上手な人は、「絵(の一要素)が解る」と言えます。

作成者 ezura

マシンの速度

‥‥は、D1解像度(スクイーズ収録も含む)の制作においては「もう充分」とも思える程高速なのですが、200dpi(24〜26cmフレームでネ)以上で作業するような「ネイティブ2k」の作品では「性能向上相殺」状態となり、まるで劇場Bloodを作業していた1999年当時の感触・体感速度を思い出します。さらに4kまで広げて想定した場合、マシンの性能進化は完全に相殺されるどころか、「まだ無理」と言われていた時代まで逆戻りです。‥‥いやはや、進歩と要求って、イタチごっこですねえ。

2011年に地上波放送終了とは言うものの、その時を境に日本の世帯がすべてHDテレビへ刷新される訳ではなく、SDテレビへダウンコンして見る世帯も多い事が推測されます。‥‥しかしながら、その世帯も「次のテレビ買い替え」にはHD対応型テレビを購入するであろうことは容易に想像でき、故にコンテンツを作る側もいつまでもHDを「大きなD1」として捉えてばかりもいられんでしょう。

正直な話、2kオーバーの作業が恒常化した場合、3.0GHzの4コアでも不安はあります。調達は大体2年単位でおこないますが、本当に2年もつのか‥‥。私は4kクラスのコンポジットも(実験的とは言え)視野に入れているので、なおさら「足りない」感が強いのです。(4kムービーはさすがにどんなに速いマシンでもキツいですけどね)

いや、ほんとに、1990年代後半のレベルまでマシンが引き戻されたな‥‥と言う状況です。‥‥まあ、あの時代が切り抜けられたんだから、運用方法でなんとかしちゃうんでしょうが。

2kの前では、私の自宅のG4/1.25GHzなんて、PowerPC時代の68030並みです。

しかしまあ、作った映像が高詳細のまま、ロスの少ない状態でお茶の間に配信される状況を「ハンデ」にしてたら、いつまでたっても劣勢、防御戦のままです。マシンの「前世代化」は苦しい限り(特に金銭面で‥‥)ですが、HDがもたらす新たな恩恵の方が(私にとっては)はるかに大きいので、ここは踏ん張りどころ、工夫のしどころでしょう。

考えてみれば、DVD-R自体が既に「プチ」メディアなんだよな。HD DVDなりBlu-rayなり、何かしらの数十GBクラスの記録メディアは必須となりますね‥‥、と、イモズル式に装備の「買い替えを強要する」状況が形成されていく訳です。HD作業体制から見れば、スーパードライブ標準装備の現行機種では既に見劣りしているんですな。‥‥過渡期の機材調達はツラいよね…。

作成者 ezura

2007/5/16 (水)

マシンの選定

次期作品群の作業に合わせて、マシンの構成&見積もり中。

Mac Proの4コアで構成すると、1台55万円くらい。最近は30〜40万くらいでワークステーションが調達可能だったので、50万円オーバーは「ケッコーなおネダン」に感じます。Macがまた昔のように高価になったのかな‥‥と思い、エプソンダイレクトで同等のPCを見積もってみたら、45万円くらいでした。なるほど、MacもPCもそれなりのものを買おうとすると、現在は40万円台後半にはなるんですね。

MacOSXの場合、XcodeとかiLifeなどのアプリケーションなども装備しているので、先のPCの値段にiアプリや開発環境等々を組み込んで計算すると50万円くらいとなり、‥‥まあ、MacもPCも似たような値段ですな。Macが割高に感じるのは、最初から4コアなど高価なパーツ構成である事と、値引き率の低さに因るところが大きいんじゃないかと思います。

MacOSX(及びUNIXリソース)の恩恵に与っている私のワークグループでは、必然的にMac Proを選択する結果となり、XP/Vistaへの臨時対応はBootCampで対応すれば良いや、と言う事になりそうです。

作成者 ezura

2007/5/9 (水)

MacOSX10.5「Leopard」発売延期

‥‥のようです。

WWDCの案内の中に「10.5のベータ版をどうぞ」と書いてあったので、春季の発売は無しですね。(WWDCは6/11から開催)

ベータテストをおこなっている真っ最中に発売なんかしないわな、普通。

調べて見ると、4/13にはAppleからアナウンスがあったようです。知らなかったけど。

After Effects CS3は早くても初夏以降だろうし、MacOSX10.5は10月以降のようだし、‥‥あらら、ちょっと配備計画が狂ってきましたな。

まあ、CS3さえ夏に出てくれれば、UniversalなAfter EffectsをIntel Macで使えるので、とりあえずはクリアですけど‥‥、できればOSX10.5付きのIntel Macを配備したいんだよなぁ‥‥‥。

作成者 ezura

2007/5/8 (火)

TEAC W-790R、初期不良!

‥‥なのです。

本体のディスプレイが一切点灯しないと言う、信じられない不良です。

何故に、この不具合をスルーして出荷しているのか。TEACの製品管理に疑念を抱かざるえません。

もちろん、ディスプレイをON/OFFする機能も調べましたが、もともとそうした機能は無いので、やっぱり点灯不良のようです。

内部構成を見ていない(開けると保証適用外になるので)ので解りませんが、ディスプレイへの結線が外れているとか軽い内容の事だとは思うのですが、‥‥だからこそ製品管理に疑念を抱いてしまう訳です。

まあ、15,000円で購入できる価格設定自体が、「色んな部分を端折っている結果」だとは思います。価格破壊のこのご時世に、作る側も大変だとは思うのですが、やはり不良品は困ってしまいます。

なので、現在初期不良交換のやり取り中。走行系も音声系も全く問題ないんですが、ディスプレイが一切点灯しないのは不良品としか言い様がなく、使い辛い事この上ないので‥‥。

作成者 ezura
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