2007/5/17 (木)
マシンの速度
‥‥は、D1解像度(スクイーズ収録も含む)の制作においては「もう充分」とも思える程高速なのですが、200dpi(24〜26cmフレームでネ)以上で作業するような「ネイティブ2k」の作品では「性能向上相殺」状態となり、まるで劇場Bloodを作業していた1999年当時の感触・体感速度を思い出します。さらに4kまで広げて想定した場合、マシンの性能進化は完全に相殺されるどころか、「まだ無理」と言われていた時代まで逆戻りです。‥‥いやはや、進歩と要求って、イタチごっこですねえ。
2011年に地上波放送終了とは言うものの、その時を境に日本の世帯がすべてHDテレビへ刷新される訳ではなく、SDテレビへダウンコンして見る世帯も多い事が推測されます。‥‥しかしながら、その世帯も「次のテレビ買い替え」にはHD対応型テレビを購入するであろうことは容易に想像でき、故にコンテンツを作る側もいつまでもHDを「大きなD1」として捉えてばかりもいられんでしょう。
正直な話、2kオーバーの作業が恒常化した場合、3.0GHzの4コアでも不安はあります。調達は大体2年単位でおこないますが、本当に2年もつのか‥‥。私は4kクラスのコンポジットも(実験的とは言え)視野に入れているので、なおさら「足りない」感が強いのです。(4kムービーはさすがにどんなに速いマシンでもキツいですけどね)
いや、ほんとに、1990年代後半のレベルまでマシンが引き戻されたな‥‥と言う状況です。‥‥まあ、あの時代が切り抜けられたんだから、運用方法でなんとかしちゃうんでしょうが。
2kの前では、私の自宅のG4/1.25GHzなんて、PowerPC時代の68030並みです。
しかしまあ、作った映像が高詳細のまま、ロスの少ない状態でお茶の間に配信される状況を「ハンデ」にしてたら、いつまでたっても劣勢、防御戦のままです。マシンの「前世代化」は苦しい限り(特に金銭面で‥‥)ですが、HDがもたらす新たな恩恵の方が(私にとっては)はるかに大きいので、ここは踏ん張りどころ、工夫のしどころでしょう。
考えてみれば、DVD-R自体が既に「プチ」メディアなんだよな。HD DVDなりBlu-rayなり、何かしらの数十GBクラスの記録メディアは必須となりますね‥‥、と、イモズル式に装備の「買い替えを強要する」状況が形成されていく訳です。HD作業体制から見れば、スーパードライブ標準装備の現行機種では既に見劣りしているんですな。‥‥過渡期の機材調達はツラいよね…。

