2007/8/23 (木)
After Effects CS3
‥‥を運用し始めて数ヶ月ほど経ちましたが、「アニメのフィルム風撮影業務」に関してだけ言えば、長所より短所のほうが目立つ状態で、誠に苦しい状況です。
何よりも「いとも簡単にクラッシュする」のが製品版でも相変わらず発生する(クラッシュする理由は大体解っています)のが痛いです。また、7.0からのプロジェクトインポートの遅さもそのままです。低信頼性と言う悪癖は、時間との戦いであるアニメ撮影業務においては、致命傷と言えます。
ただ、私はレンダーオートメーションを大々的に活用しているので、CS3への移行は必須です。7.0以前のバージョンではまだバグも多く、バグを回避するスクリプトを組む必要があるので、「7.0以前のレンダーオートメーションは信頼性が低い」と言う問題を抱えています。‥‥故に、CS3は必須なのです。また「アニメのフィルム風撮影業務」から発展(逸脱?)したコンポジットも数多くこなすので、CS3はどうしても必要なツールとなります。
MacOSX10.5が出て、それとの組み合わせで良くなる‥‥というのは、かなり善意的・楽観的な見通しであり、期待をするだけリスキーです。逆にMacOSX10.5との組み合わせで「一波乱」ありそうな気さえします。
つまり、レース車のごとく、「最良の状態を維持して、ようやく運用可能」となる労力を納得ずくで背負い込む必要がある…と言う状況です。ですから、撮影班内にソフト&ハードウェアのメンテに詳しい人間が不在、かつ、テレビシリーズの撮影メインの場合は、CS3導入はかなり危ういのでは‥‥と思います。
私の場合、自分のワークグループのメンテは勿論の事、ソフト&ハードウェアのコンフィグ、さらには足りないソフトウェアの開発までおこなってきたので、「性能(現状)ギリギリの状態を平常化する」のには馴れてはいるのです‥‥が、今回のCS3はかなりハードルが高そうな感じがします。とにかく「どのようにして、クラッシュしないようにするか」は(今時情けないですが)重要事項です。OS全体の環境保全は勿論の事、After Effectsの設定(シークレット環境設定とか)や、使用方法までも踏み込んで制定する必要性を「ひしひしと」感じます。「ジェット極初期のMe262的な」運用の過酷さを実感しております。
‥‥いやあ、近年、稀に見る「手ごわい」ソフトウェアです。CS3は。

