2007/10/4 (木)
After Effects CS3の完成度、異様に低し
…と、言わざる得ません。
実際に運用して、かなり疲労してきました。パペットツールなどの新機能やスクリプトエンジンのバグフィックスがあるので使っていますが、「ガマン」して使っている状況です。
新機能やレンダリング高速化があったとしても、それは「正常に動いていればこそ」であり、フリーズ・クラッシュの連発では「絵に描いた餅」です。物理メモリの節約ももちろん考えますが、2Kがあたりまえ・緻密な絵作りであたりまえ(民生テレビがそうなってきてますしネ)のこのご時世に、3GBのメモリ上限は如何にも時代遅れです。32bitモードなど実装しているだけ無駄じゃないのか?…とも思えてしまいます。
CS Suiteで「一斉にAdobeラインアップをバージョンアップ」したいのは「売り側」のキモチを察すればわからなくもないですが、足並みだけを揃えるために未完成品をリリースするのはNGではないか?‥‥と思います。
…いや、思います…なんて悠長な事は言ってられないほど、キビしい出来栄えなんですよ、After Effects CS3は。
つい最近、「アメリカン・アニメーションの黄金時代」と言う文献を読んだのですが、「黄金時代」と言うのはどんな場面にもあてはまる事だなあ…と感慨深く思いました。私が好きなアメリカ製アニメは1930〜40年代に集中しており、私が生まれる10年以上も前の50年代から失速が始まって(多少巻き返したとは言え)今日に至っています。ジャンルは変われどAfter Effectsの開発も失速めいたものを感じます。黄金時代が過ぎた後の行動パターンって、どんなジャンルでも、大体似たりよったりなんですよネ。(…さて、日本のアニメは如何に?)
8.0.xのバグバージョンアップでは、この「不安定さ」は解消しそうも無い雰囲気です。私はAfter Effectsには好意的なスタンスではありますが、今回は正直、弁護・擁護の限界を超えているように思います。プロダクトを一斉にバージョンアップ!…なんて、少なくとも1ユーザの私には何の利もありませんし、そのあおりを喰らって未完成品・欠陥品をリリースされてはたまりません。
9.0(CS4)の開発よりも、8.0(CS3)の完成度…否、正常度を高めて欲しいものです。

