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2007/12/3 (月)

snooth、19,800円で販売開始

…のようです。

これを聞くと、プラグインを購入した事のある人なら、「ちょっと高めだけど、ギャーギャー騒ぐほどの値段じゃないじゃないか」と思うかも知れません。しかし、このお値段は「年間使用料」で、さらに解りやすく言えば、smoothを使う限り、マシン1台につき永久に毎月1650円を支払うと言う事です。

私は実際に自分でプログラムを書いて映像制作に役立てているので、プログラム作りにかかる時間(バグのフィードバック含む)を身にしみて感じています。同時に、ソフトウェア(やハードウェア)の安売り合戦は、アニメ業界にいるからこそ他人事とは思えず、「こんな低価格で売って、喰っていけるんだろうか?」と感じる製品もよく目の当たりにします。

そんなですから、smoothの価格設定(年間ライセンスと言う形態含む)は「何とも言えない」…と言うか、状況で受け取り方が違ってくるだろうな‥とは思います。

プロの映像制作者としてではなく、非常勤講師をしている別の自分の側面や、商業として展開する以前の趣味としての映像作りの面で考えれば、「アマチュアには奨められない価格」であろう事は感じます。

実際、学生たちには奨めにくい値段です。私も自腹ではとても賄えない値段(マシンが数台ありますから)です。

しかしこれも考え方です。‥‥まあ、私の考え方なのかも知れませんが、「もうそろそろ、プラグインの開発でもやってみない?」「そろそろ、スムージングとは他の選択肢を考えてみない?」と肩を叩かれたと思えば、逆境は前進の為の大きな推進力となります。

イノセンスでSGIファイルを扱わなければならなくなった時、非圧縮のSGIを作らなければならず、RGBのビットマップをSGIのヘッダと共にバイナリで書き出すプログラムを作りました。それまでファイルの中身は何となくしか解りませんでしたが、バイナリ単位で把握できるようになりました(もちろん、SGIのファイル仕様が公開されていたので、仕様に準じてデータを書き出せたのですが)。以降、プログラムを作る事自体の敷居がぐんと下がり、「ちょっとした小道具ならば、自分で作ればいいじゃん」と言うスタンスが採れるようになりました。ちょうど絵が上達して描けるものが増える感覚に似ています。

何かしらの障害があって、超える度に経験と自信を積んでいく訳です。私は撮影台ではなくコンピュータを使って作業しているのですから、道具たるコンピュータが謎だらけの「ブラックボックス」では、あまりにも心もとない=使いこなす自信が持てないのです。…いや、これも、私の性分ではあると思います。ギターにしても、エフェクターやアンプにしても、バイクにしても、謎なままにしておくのがイヤなんでしょうネ。

業務レベルにはともかく、少なくとも非業務のプライベート環境には、19,800円x台数x年 は購入できません。非業務・個人レベルでは毎月使うものでは無いですしネ。ギターやアンプ、HDDレコーダを買ったほうが、身になります。

ではどうするのか。自分で突破口を開くしかないでしょうね。

作成者 ezura