2009/1/29 (木)
iLife、届く
一昨日、iLife 09が届きました。とりあえず、さらっと撫でる様な感じでiPhotoやGarageband等々を使ってみました。
iPhotoの「人々」機能は、顔を間違える事も無く、特定の人物をリストアップできてました。試しにネコの顔で指定したら、‥‥まあやっぱり‥‥と言うか、人の顔とは認識していないようで、ダメでした。「人々」はその名の通り、人々を認識する機能のようです。
私の本命の1つ、Garagebandの「ギタートラック」機能については、ギターを繋ぐノウハウを取得できれば、楽しめる音色でギターを演奏できます。エレクトリックギターをGaragebandで使う際、どのような経路でMacに音声入力するか‥‥が、かなり重要で、テキトーに繋いでテキトーなレベルで入力すると、ブジブジと聴くに耐えない音になってしまいます。
私が試した接続は4種類。
「E.Guitar > UA-3FX > Mac(USB)」
「E.Guitar > TONEPORT GX > Mac(USB)」
「E.Guitar > Behringer Guitar Link > Mac(USB)」
「E.Guitar > Mac(Line In)」
‥‥です。
色々と試した結果、一番良い結果となったのは、UA-3FXを用いた方法です。UA-3FX上で入力レベルを大小幅広く調整できるのでGaragebandの前段階で最適な入力レベルを設定できますし、さらにレイテンシーも許容できる範囲におさまっています。逆にTONEPORT GXはレイテンシーが極大で、演奏が事実上無理な程でした。TONEPORTはGearBoxとペアにした状態で最大の能力を発揮するようですネ。
UA-3FXを使った接続のポイントはとにかく入力レベルを低く設定する事‥‥みたいです。私が試した結果では、UA-3FX本体の「GUITAR/MIC」の入力レベルは7個のマーキングで示されている内の2つ目あたりの位置が最適でした。1つ目のマーキングは「入力ゼロ」ですから、2つ目のレベルは「1」と言う事になります。すなわち、UA-3FX上では、随分小さな入力レベルに設定している事になります。
また、Garagebandのアンプシミュレーション側においても、むやみにゲインを上げずに、そこそこのゲインで抑えておく事がコツのようです。GUI上のコントロールノブがリアルな画像なので、実際の機材のつもりでセッティングしがちですが、ゲインは6〜7くらいで充分すぎる程歪みます。フルゲインを作りたい場合でも8〜9くらいが良いようです。見た目のノブの位置よりも、実際の出音で判断してセッティングを出していくと良いと思います。私の環境では、ギタートラックのメーカープリセット音色だと、音がブーミーになりすぎてしまいました。
まず最初に、Garagebandのプリセットの中から任意のプリセットを選び、エフェクターを全部外します。アンプシミュレーションだけの状態で、実際のギターアンプにギターを素で繋いだ時の音を思い出しながら、Garageband上で「再現」する心持ちでパラメータを設定します。UA-3FXの場合は、前述した通りギターからの入力が過大になりやすいようなので、UA-3FX上でギター入力レベルを「少なめのレベル」まで落とします。
ギター&アンプのベーシックな設定が出来た後は、いつものようにオーバードライブやディストーションを繋げていけば、ストレスなく音が作れます。メーカープリセットからちょっとずつイジって作ると、逆に混乱して遠回りになるようです。メーカープリセットは「参考程度」に捉えて、自分でゼロからセッティングすれば、中々に楽しめる「仮想ギター練習スタジオ」が構築できます。
まあ、まだまだツッコミどころはあると思いますので、楽しみながらノウハウを貯めていこうと思っています。
*ちなみに、UA-3FXの底面の「INPUT MONITOR」は「AUTO」にしておきます。‥‥でないと、Garagebandのエフェクト済みギター音とUA-3FXに入った直のギター音が混ざって、妙な音色をモニターする事になります。
作成者
ezura
2009/1/20 (火)
Mac miniでのAfter Effectsレンダリング
最近、業務に用いるレンダリング用マシンを、タワー型MacからMac miniへとリプレースしました。
Mac mini。‥‥業務で使うには、ちと頼りない外観ですが、実は使い方をわきまえれば、After Effectsのレンダリング業務を不足なくこなす事が可能な高性能マシンなのです。
レンダリング業務にMac miniを用いる際の鉄則は、何よりも「2GBのメモリを実装し、After Effectsレンダリング1本に絞る」と言う事です。この原則さえ守れば、内容の濃い劇場作品やCM・オープニングのレンダリングも問題なくフィニッシュします。
なぜMac miniでレンダリング業務に支障がでないか‥‥と言うと、実はちゃんと理由があります。「After Effects7.0〜CS4のキャパが、Mac miniの性能内に収まっているから」です。キャパとは、ぶっちゃけて言うと、使用メモリです。現状のAfter Effectsの使用メモリ上限ならば、Mac miniの2GBメモリで対応できる事がほとんどなのです。
(‥‥なので、Snow LeopardとCS5がリリースされた後は、どうなるかはナゾ‥‥です)
逆に、After EffectsやPhotoshopを同時に立ち上げて作業するような業務には、Mac miniは向いていないかもしれません。つまり、「使い方をわきまえる」事がMac miniを活かす重要な要素な訳です。
実際に内容の重い作品のレンダリングをMac miniに任せてみましたが、小さなマシンが重い計算内容のフレームをパクパク喰っていくのは何とも痛快でした。こんなにMac miniが「使える」なら、もうちょっと早くMac miniへと切り替えておけば良かった‥‥と思った次第です。
そう言った事から、Mac miniは対費用効果の高いマシンと言えるかも知れません。本体価格(レンタル料金)は安く、消費電力も少ないし、騒音も発熱量も小さい、その上、小さいが故に場所をとりません。
自宅ではDigital Hubの端末となり、業務では小さくて高速なレンダリング端末となるMac miniは、私の最近のお気に入りなのです。
(実際、講演等のイベントでは、私物のMac miniを持ち込んでKeynoteでプレゼンする事もあります。アップルリモートとの組み合わせも抜群です。)
作成者
ezura
2009/1/19 (月)
鉄人28号
前回2つ続けて、2,000文字近い長い文章を書いてしまいましたが、やっぱり、未来の展望についてあれこれ考えると、熱くならずにはいられません。新人育成も未来の制作環境も、他人事ではなく、まさに自分たちの未来に直結する問題ですから‥‥ネ。
* * *
先日、お呼ばれして押井監督の「鉄人28号」(舞台)を観に行ってきました。
感想をまず先に言いますと、「充分、楽しんだ」です。押井さんって、舞台の様なある種の「紋切り型」の表現って、ハマるんじゃないかと実感しました。
実は、観に行く前にネットの感想を2〜3つ読んだのですが、あまり良い事は書かれておらず、「どうなんだろう」と考えていました。しかし、実際の舞台をみると、構造やテーマがはっきり伝わる内容でした。もちろん「1+1=2」のような単純な足し算のみ演出方法ではなかったですが、解り易い「方程式」でまとめられていたと思います。
ですから、「わかりにくかった」と言う感想は頭を傾げてしまいます。ちょっとした「引き算」があるだけでも、解り難いと感じてしまうのかな‥‥?
私もお客さんの中の一人(=予備知識は無く、ましてやスタッフでもない)として観ましたが、解り辛い点を感じる事も無く、ストレートに入って来て、堪能できる内容でした。
アニメでは「煙にまく」事もある押井さんの作品ですが、今回の舞台は衣装などはカリカチュアと呼んで良い程に特徴的・誇張的(=キャラクターの「属性」を表現する上で)で解りやすかったですし、「舞台独特の言い回し」ゆえに何を強調したいかがセリフ面でも受け取り易くなっていました。
そう言った事で、充分に愉しんだ次第です。
しかし、仕事がら平面ばかりを追っていると、舞台から感じ入るものは大きいですネ。リテーク一切無しの張りつめた空気は、舞台や演奏のような「リアルタイム・オンリー」だけが成せる独特の空間だと思いました。悔しいけど、あの空気は映画やテレビじゃ作れないですネ。
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ezura
2009/1/18 (日)
Objective Force
未来のビジョンに対して、私が定義し実装しようとしている考え方の1つに「Objective Force」と言うものがあります。噛み砕いて言えば、目的に対して最良の手段を選択・実施する作業セクション‥‥と言う事です。
現在は「ワークフローをかっちり決めて、その通りに映像制作を遂行する」スタイルがほとんどだと思います。ダラダラと野方図に制作をおこなうのに比べれば格段に良い方法ですが、目的を達成する道筋が強固にロックされていまい、新しい技術を柔軟に盛り込みにくい構造を持ってしまいます。フローに縛られると、「効果のない計画であっても、あたかも影響・効果のある計画であるかのように、これを実行してしまう」と言う、思わぬ落とし穴にハマってしまう事もあるのです。
とは言え、実は私も当面の作品ではワークフロー固定型の制作をおこなっています。何故かと言うと、フローを柔軟に作り変える運用手法をまだ実用化していないからです。運用手法を確立しないまま安易にフローを度々変更すると、思わぬ痛手を被る事になります。
私が現在構想し開発している「Objective Force」は、Jointする事でワークフローが出来上がっていくレゴブロックのようなシステムです。フローマネージャたる制作スタッフは、フローマネージングソフトウェアにてカットごとのフローを管理し、最適な行程順序に最適なスタッフを、監督・ヘッドチームと連携しながら配置します。つまり、基本ワークフローから大きく変形しても、ちゃんと「追っかけ」ができるシステムなのです。‥‥実はこのアイデアはねこまたやさんの「入力と出力を定義したセクション」の話から自分なりに発展させたものです。
フローマネージングソフトウェアは、各フローの工程表・スケジュール予測をメインスタッフに提供するだけでなく、当該フローの達成難易度・リスクなどの危険予測も提供し、危険が迫った際には代替案も提案します。「フタを開けたら、大変な事になってしまっていた」なんて言う悲劇が起こらないように‥‥です。もちろん、フローを組み上げる際の行程の不足・構造上の欠陥もチェックする機構も有しています。
当然の事‥‥ですが、こうしたシステムは「管理スタッフ(=制作スタッフ)が手を抜いても、システムが上手くやってくれる」のではなく、ちゃんとそのシステムを使いこなす技量が制作スタッフに求められるようになります。決して、「楽して、誰でも使える」システムではありません。‥‥ソフトウェアって、そんな「売り文句」が多いですけどネ。
忘れてはならないのは、各カットのダイナミックなワークフローは、演出内容・映像品質を最良のものへと導く「最良の結果を得る為の、最良の選択」を体現するものだ‥‥と言う事です。単に制作をスムーズにおこなう目的のものではありません。現在のキャパシティを考慮した上で、最良の人選(=能力配置)をダイナミックかつきめ細やかにおこない、高品位な完成作品へと導くのです。
そうした「Objective Force」をJointするのに不可欠なのは「能力のネットワーク」です。従来の枠に束縛されない、個々の能力を適切に集束し連結するネットワーク‥‥ですが、まあ考えるだに、システム作りは難しそうです。しかしながら、その「能力のネットワーク」を運用する段階までもっていかないと、私の考える未来の作品は商業ベースにはのらないだろう‥‥と考えます。
私が思うに、日本のアニメ業界のアドバンテージは、構成するスタッフそのものだと思っています。毎日現場にいるので、よ〜く実感できるのです。そのスタッフたちの能力を、旧い型に束縛したままで運用する事が、未来へのステップを阻害しているように思います。
作画マンはどんなにエフェクト処理のイメージがあってもコンポジットには介在できないし、色彩設計さんが衣装デザインまで深く関与する事もありません。何故か?‥‥旧来の「型」から逸脱する行為は「悪」だと考えられているからです。たしかに、現状のシステムでは「フローを変形するのは悪」と考えても仕方の無い事です。
旧来の「型」に浸っていると、「自分の役割はコレなんだ」と自らフィールドを(意識的にも無意識的にも)限定してしまう事も多々あるでしょう。過去の作り方に戻るべきなのか解らず、かといって未来の姿も見えない、とりあえずは今来た仕事を精一杯こなすだけ‥‥と言う進退窮まる状況に甘んじているのではないでしょうか。
種が発芽するには、土壌も重要なのです。制作システムは作り手にとって、まさに土壌そのものです。では、土壌たるその制作システムが、自在にフローを変形する事ができるシステムであったならば?
まあ、こうして私が書いている事は、今のうちは「荒唐無稽」なんて言われちゃうのでしょうけど、‥‥私はできる事しか想像できない人間なので、困難ではあるけど実現可能だと考えているのです。
作成者
ezura
2009/1/17 (土)
造形大の講義日程終了
毎年後期だけ引き受けている造形大の講義が今週で終了しました。講義の内容はその年ごとに変更していますが、今年は課題の割合を減らし、戦術論的な内容を少し多めに盛り込みました‥‥が、やっぱりバランス取りは難しいです。課題はもう1点あったほうが「具体的」な講義になったのでは?‥‥とか悩みます。ただ、私の持ち時間は週2時限なので、あれもこれもと言う訳にはいかないのは確かでした。
正直言いますと、仕事の合間に講義を実施するのは、非常にキツい。しかし、引き受けて実際にレクチャーする以上は、何かしらのビジョンを持って講義にのぞむ必要があります。
私が絶対にやりたく無いのは「職業訓練校」的な内容で、決め型の「これとアレをソレをやれば、アニメが出来る」的なレクチャーです。「言われた通りにやっていればOK」的な人材を輩出するような取り組みは、言い換えれば「アニメ業界の新しい雑巾」を作っているだけに過ぎない‥‥と、20年以上の自己の業界経験を経て思う訳です。すり切れてボロくなったら捨てると言う構造‥‥。現在の生産ラインを妄信して、その製造工程の1パーツとして人間を扱うやり方は、私のビジョンとは真っ向から対立する考えです。
私がやりたい内容は「作品を作る」思考をより一層高める取り組みです。生産ライン内の1セクションの小手先の技術ではなく、作品作りを俯瞰で見渡し、生産ラインを「目標達成の手段」として扱う技術です。
言うなれば「暴れん坊士官候補生」みたいな気概を体得して欲しいと考えています。目標を設定し、現状を観察分析し、目標点に達する最良の方法を立案し、実際に技術を持って実行する‥‥と言うような思考をデフォルトで持つ人材です。「暴れん坊」‥‥が頭につくのは、既存の常識の枠からはみだす事を厭わない、思考の柔軟さ・大胆さを持って欲しいからです。「アニメはこういうものだ」なんて、作る前から可能性を否定するような思考は、コンピュータを学生時代から使っている学生たちには持って欲しく無いのです。
ただ、「誰かから聞いた事」だけでは戦術立案など出来ないですから、最低限の「戦闘技術」は「課題」というカタチで学生らに体験してもらいました。でもまあ実際、習熟時間は全然足りておらず、「体験学習」的な深度しかつっこめないのは、「学校」と言うキャパの限界なのかも‥‥知れません。
戦闘・戦術・戦略、作る側・売る側・買う側の論理、戦闘能力(After Effectsやプログラミング)の習熟、演習などの必要不可欠な項目に対し、頭をサラッとなでる様なレクチャーはしましたが、本来は在学期間全てを費やしてみっちりと習熟すべき内容です。しかしながら、そうした事は学校の教練上のビジョンに関わる事なので、一介の非常勤に過ぎない私は自分の持ち時間で自己のビジョンを実践するまでです。
でもまあ、私なりのビジョンをもとに講義をおこなったとしても、学生が実際にアニメ現場に入ってみれば、「襲いかかってきた目の前の敵を撃つ」だけの毎日になる事でしょう。末端の作業者にとって、当座、私のレクチャーする戦術論など応用のチャンスすら有りません。
しかし、「桃栗三年柿八年」とも言います。風雪に耐えながら自分の「種」に養分を与え続けて成長を促していかなければ、未来の収穫などあり得ません。自身が実行権限を行使できる立場になった時に、初めて戦術について勉強するのでは遅いのです。
教える側、採用する側にしても、「未来に人がいないと困るから」のような曖昧な思考や、「現在人手不足だから」などの短絡的な思考に終始していると、未来に花を結ぶ人材など育成できないのでは無いか‥‥と思います。貝割れ大根ばかり作ろうとしている事を、作る側が気付いていなかったりしてネ。率いる側に未来のビジョンがなけりゃあ‥‥、そりゃあ未来そのものだってグタグダになるわな。
未来に作ろうとする作品の内容・ディテールが明確に見えてなければ、未来の作業現場など構築しようが無いでしょうし、新人の育成も場当たり的なるのは当然の結果です。現場を回転させるのは非常に難しく、過度の労力を必要としますが、そのことで、未来のビジョンを持たなくて良い理由にはなりません。1年2年のスパンでしかビジョンをもっていなければ、5年後に開花する種なんて育てられないどころか種を撒く事すら頭に浮かばないでしょう。
私の講義は、「自分の種」が芽を出した際に、どのようにすれば一層の成長をうながし、沢山の果実を実らせる事ができるか‥‥という内容なのです。「自分の種」を撒かない人には、まるで役に立たない講義‥‥かも知れません。
来年も半年間の講義がありますが、新しい未来と現状のはざまで、悩ましい思いを抱きながら講義をする事になるだろう‥‥と今から予測する次第です。
作成者
ezura
Garageband '09
私にとってのiLife09の楽しみネタは、iMovieとGaragebandです。
Garagebandに関して、ちまたでは「アーティストレッスン」について興味が高いように感じられるのですが、楽器や絵画を学んできた我が身としては、その新機能でどれだけ習得できるのか、かなり懐疑的です。楽器も絵画も「狂ったみたいに」練習しないと身に付かないものだと実感しているので‥‥。
Garagebandの楽しみはズバリ、「新しいアンプとエフェクター」です。「ストンプボックス」なんて(散々エフェクターと呼んできたのに)今更言わないゾ。
Line6のGearboxにどれだけ対抗できるかが、まず見物(聞き物?)です。もしそこそこの良い内容だったら、Macは名実共に「ギタリスト御用達」を名乗れる事になります。Mac、ギター、オーディオインターフェイスの3つだけあれば、すぐに自己練習・宅録が可能になると言う前代未聞のハード&OSになる訳です。(少なくとも、iLife 09をプリインストールした新モデル以降は)
試してみようと考えている構成は、
・ギター
・Roland UA-3FX(オーディオインターフェイス)
と言うシンプルな機材で、後は全てGaragebandの機能に依存するカタチです。
アンプモデリングも重要ですが、同じくらいにエフェクターの「使える度」も重要ですし、音をまとめるシグナルプロセッサーも重要です。最終の出音をどこまで作り込めるかが、「統合環境」としては必要不可欠なのです。MacOSX10.5とGarageband09がどこまでヤってくれるか、楽しみです。
紹介ムービーを見た感じでは、一応ひと通りのエフェクターは揃っているようですが、果たしてその内容は‥‥?。願わくば、Gearboxデフォルトくらいの音が出てくれると嬉しいですネ。紹介ムービー中にある「Sustain」ていわゆるコンプレッサーの事だと思いますが、「パク〜ン」と鳴る癖の強いところまで効くと良いんですけどネ。
Garagebandのアンプモデルやエフェクターって、別売り(サードパーティ製)の展開は無いのかな? ‥‥もし、プラグインよろしく追加購入できるようだったら、往年のエフェクター(DynaCompとかOrangeSqueezerとか)や主張の激しいDigitechのような音色のエフェクターが出れば、欲しくなるかも‥‥ネ。実際、Gearboxでは、「E.Van Halenの改造マーシャル」等々の追加モデルを購入して使っております。
Garagebandなどの「ソフトウェアのアンプ&エフェクター」がナマのアンプ&エフェクターと大きく異なる点は、まず何よりも、アンプ&エフェクターセッティングの保持が「Save一発」で完了する点です。複数のギターの特性に合わせてセッティングをSaveしておけば、ギターを持ち替えた際にも即座にセッティングを変更できます。シングルコイルやハムバッカーなどの他、ピックアップの型番や「枯れ」、ギターの「鳴り」に合わせて、多種多様に適応できます。これはもうスゴい利点でして、その利点ゆえに、今ではナマのアンプを鳴らす事はほぼゼロになってしまいました。
「セッティングは一期一会」なのが今までの状態でしたが、Saveしておけば「何度でも会える」訳です。
Macとギターと言う構成で、どこまで「遜色の無い」音が出るか、近日中の発売が待ち遠しいです。
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ezura
2009/1/11 (日)
録音タイマーの自作
RadioShark2は、外部アンテナ周りを工作したところで、やっぱり簡易的な音質であり、無音時・弱音時にはどうしてもノイズが目立ちます。後処理でノイズを除去するにも限界はあります。
(自分にとって)貴重な音源を、より良い音質でFM放送を録音したいのならば、「据置型FMチューナー&Macによる録音」が望ましい方法です。しかし、据置型FMチューナーは生粋のオーディオ製品であり、Macとの連携など想定外です。
都合、FMチューナーを使う場合は、何らかのカタチでMacにリアルタイム録音する‥‥しかも外出時に備えてタイマー機能が必要となります。音声信号の接続はUSBオーディオインターフェイス経由等でおこなえば良いですが、留守番タイマーは何らかの方策を講じる必要があります。フリーウェアを色々と調べてみたのですが、中々自分のニーズにピッタリくるものが無かったので、AppleScriptで作ることにしました。
最近のQuickTimeは、録画・録音機能を有しており、AppleScript上から簡単に制御できます。
tell app "QuickTime Player"
new audio recording
start recording 1
end
とりあえずは上記の簡単な内容で録音開始できます。ちなみに停止したい時は、「stop」命令です。
tell app "QuickTime Player"
stop recording 1
end
*recordingクラスを変数に格納する際は「a ref to」を用います。recordingは1つしか生成されないので、「a ref to recording 1」で特定できるようです。詳しくはAppleScriptLangGuideで。
定時の録音開始&停止機能に関しては、repeatとdelayを組み合わすか、on idleを使えば良いかと思います。crontabと組み合わせてもOKですネ。
タイマー予約機能に関しては、自分なりの留守番予約テキストファイル(=設定ファイル)を定義して、ロード&実行するようにしてやれば実現できます。毎週とか、毎日、毎月曜、毎月曜〜金曜とか、色々なタイマー予約を実装するのは、ちょっと頭をヒネらないといけません。でも、単純な秒数の足し引き算で時間指定ができます(例えば、一週間後は「(current date)+(60*60*24*7)」)ので、計算よりも構造の方が重要ですネ。
面倒なのは、留守番のマネージメントです。一番楽なの対処方法は、「時間が重なっていてもマネージメントしない」という「開き直り」方式です。1系統の外部入力を録音すると言う事は、レコーダー的な言い方をすれば、「シングルチューナー」と言う事になり、複数の予約時刻がクロスする事は単なる無駄です。「開き直り方式」はその無駄の回避を「ユーザの自助努力」に任せて、時刻がクロスしていた場合でもそのまま実行する方法です。‥‥まあ、人に優しく無い方法ですが、自分だけが使うツールなら泣くのも笑うのも自分だけですから良いでしょう。他人が使う事を想定した途端にやる事がいっぱい増えるのがプログラムですが、自分だけのツールはその手間(=エラー回避のルーチン組み込み)を最小限に抑えられるのが利点です。ちなみに現在の仕様は、開始時刻リストと終了時刻リストを設定ファイルから読み出して作り、予約がクロスしている部分は自動的に結合する方法を採っています。
今のところ、AppleScriptアプリケーションとテキストファイルの2つだけのシンプルな構成ですが、Xcodeと組み合わせて予約設定GUIを実装しても良さそうです。‥‥でもまあ、自分で使うだけが目的のものなので、結局GUIは付けず仕舞い‥‥かも知れませんネ。
作成者
ezura
2009/1/10 (土)
RadioShark2の改造
MacOSXでラジオ録音が可能な「RadioShark2」という製品があるのですが、感度がイマイチでノイズがひどく、そのままではまともな録音ができません。‥‥よって、改造して使えるようにしました。
RadioShark2の回路はポケットラジオ的に設計されているようで、外部アンテナを接続しても、内部アンテナは生きたままです。状況によっては、内部アンテナがノイズのもとになる事もあるので、回路から除去して「外部アンテナ専用」に作り替えます。
改造は、ハンダゴテを使い慣れている人であれば、容易くできる内容です。期待した効果を得られない内部アンテナ類を撤去し、外部アンテナコネクタと短絡するだけです。
ただし、筐体を開けるのだけが面倒です。底部ゴムを一部切除してスタンド固定ネジを外し、モナカ状態ではめ込んである筐体(接着されている訳ではない)を垂直に大きな力をかけながら開ける‥‥と言う感じです。力まかせに乱暴にやると破損しちゃうと思いますが、だからといって弱い力では絶対に開きません。‥‥厄介な設計です。
配線作業時の注意は1点のみ。RadioShark2は、外部アンテナをヘッドフォンケーブルにて流用する「コンパクトFMラジオ」的な設計なので、屋内のアンテナ同軸ケーブルとは極性が逆です。つまり、GNDをTIPに、TIPをGNDにクロス配線する必要があります。
改造の結果は良好。コンポタイプのチューナーには及びませんが、随分とノイズの少ないFM放送を聴ける様になりました。(AMはアンテナを除去したままなので、当然、聴けません)
残す改造箇所は、「筐体を引っ越す」事、つまり、テキトーな小型アルミケースに入れて、大幅にコンパクト化する改造ができそうです。実際、「サメのヒレ」ケースのほとんどはAMのループアンテナ用のスペースで、AM/FMアンテナを撤去した後は絵に描いたようなデッドスペースになっております。そこで、ギターのコンパクトエフェクタよろしく、小さなケースにAMアンテナ端子・FMアンテナ端子・USBケーブル・LEDの穴をドリルで開けてコネクタを組み込めば、結構簡単にミニSharkを工作できます。‥‥ただまあ、「Shark」の名前の意味が全く失われてしまうんですケドね。。。
FMは実は今でも貴重なコレクター音源です。これだけ世の中が便利になっても、FMでしか入手できない音楽はいっぱいあります。例えば、ライブ録音とか。
改造Sharkのおかげで、これからさらに、音楽ライブラリが増えていきそうです。
作成者
ezura
2009/1/8 (木)
Toast10、出てた
AVCHD関連を漁っている間に、Toastのビデオ作成機能に流れて、都合、ROXIOのWebサイトに行ってみたら、1月7日にToastの新バージョンが出た事を知りました。
う〜む。HF11関連で出費が続いたので、しばらくは購入を保留する事に決定。‥‥実際、AVCHDのDVDを再生できるAV家電が無いので、新しい「AVCHD Archive」機能も今の自分にはまだ必要ないのです。加えて、1万円以上の費用をかけて、バージョンアップする必要性をあまり感じない‥‥というのも正直なところです。(‥‥もしかしたら、Webサイトのプレゼンがイマイチで「新商品の売り」が消費者(つまり私)に伝わらないだけ‥‥かも知れません。新しい機能の見出しだけ羅列してあっても、買う側には解らないので‥‥。)
「Digital Hub」の駒が揃えば、ビデオをメディアに移してAV家電で観ると言う従来の段取りは不要になるのです‥‥けどネ。。。
作成者
ezura
Blogのデザインを変更
‥‥しました。変更と言っても、テンプレートから選んだだけ‥‥なんですけど。
前々から、白バックの画像がページ背景色と馴染む様にしたかったので、新年に託つけて、テンプレートを変更しました。
同時に、ウィンドウのwidthに合わせて、動的に文字が回り込むタイプとなりました。
一時期、印刷物主観(原稿サイズを決めて、静的にページを組む)のWebページが流行った事がありますが、「高解像度のコンピュータモニタがまるで役に立ってないじゃん」と遺憾に思っておりました。以前のテンプレートはまさにソレ。
今回のテンプレートはウィンドウの幅に文字レイアウトが追随するので、縦スクロールの節約や、目線の横移動幅を、任意に(そして簡単に)調節できます。文字サイズを大きくしても、うまく回り込んでレイアウトが崩れません。
テンプレートを作った方に感謝。
作成者
ezura
2009/1/7 (水)
iLife '09
「iアプリ」の2009年版が発表されましたネ。
http://www.apple.com/jp/ilife/
iDVDだけ、「蚊帳の外」なのが何とも。
今回も中々に楽しそうな内容です。ソフトウェアを使ってみるのが楽しみなソフトって、最近はあまり無くなってしまいましたが、iLifeはいつもフタを開けてみるのが楽しみなソフトです。iMovieは08からの映像ライブラリアンとしての役割の他、ムービーを楽しく編集する機能を向上しているようです。Garagebandは、ギターアンプやエフェクター(アチラではStomp Boxと呼ばれる)の強化の他、「アーティストレッスン」などのトンデモ機能まで追加されているようです。
iMovieの紹介記事を読んでみると、編集機能を強化したとは言え、やはり映像(ホームビデオ)ライブラリの中心的なソフトにしようとしているフシを強く感じます。DVDやBDなどビデオ制作の中間工程としてのソフトではなく、映像を蓄積し好きな時に手軽に引き出して観るためのソフト‥‥のような位置付けです。「楽しいDVDを作るため」では無く、「楽しく映像を観るため」のソフトですネ。アニメーションの制作行程にどっぷり浸かっている(かつ、思考が固まりがちな)私などは、その「意図」に中々気付く事ができませんでしたが、‥‥なるほど、iMovie '09も同路線の「Digital Hub」的な感じでバージョンアップしてきたようです。
「iMovie ’09があれば、ムービーを作成しなくても、撮影したビデオを簡単に楽しめます。」
上記売り文句の通り、たしかに、ハイビジョンテレビにDVIやHDMIで繋がったMac miniでもあれば、ワイヤレスマウス&キーボードを使って、簡単にライブラリを閲覧できます。昔の様に、ビデオコンポジット信号に変換して低解像度のNTSCテレビで「質を落として」観る必要はありません。さらには、コンピュータの冷却ファンとHDDの騒音に我慢する必要もありませんし、リビングルームを無粋なコンピュータケーブルでちらかす事もありません。もし、友達にホームビデオを分けてあげたいのなら、その時に初めてDVDやiPodへ書き出せば良い‥‥と言う訳です。つまり、DVDやBDを「映像の最終形態」として捉えていないのですネ。
そんなこんなを考えれば、iDVDの扱いがグンと低くなっているのも、当然と言えば当然の事‥‥なのかも知れません。
実は私もスカイクロラや攻殻2.0を終えた時、「自分らの最終メディアって何だろうか?」‥‥と、しみじみ考えた事があります。昔だったら、「劇場で上映」するとか「テレビで放送する」などですが、現在は? ‥‥劇場でもやるし、テレビでも放送される。その後は、‥‥DVD? BD? DLP? ストリーミング?
HDマスターやBDマスターをチェックした際に強く実感した事は、これから未来は「映画の最終形態はフィルムである」「劇場上映が最終目標だ」なんて考えていたら、すぐに「綻び」が出てしまうだろう‥‥と言う事です。ではHDフォーマットがマスターか?‥‥と言うと、そのような「解り易い目標を掲げて済む話ではない」事も実感しています。
言うなれば、最終メディアを設定する事自体が、「限界そのもの」「足枷」なのです。メディアが少なかった頃(映像と言えば、テレビか映画館しかなかった)の感覚を引きずったままでは、データを有効に扱う事などできない‥‥と言う事です。
では指針は何か?‥‥と言うと、理屈は簡単だけど実現は難しい「できるだけ高品位なマスターデータ」を作る‥‥と言う事です。ここで言う「高品位」とは「現状において、出来うる限りの、最善・最良」です。
出来上がったマスターデータを中心として、そこから「枝分かれ」して、フィルム、BD、DVD、地デジ、ストリーミング等々などの「果実」を産み出していく訳です。もちろん、そうした「枝分かれ」を最初から意識したワークフローを組まなければ、マスターデータなど確立できません。
データを中心にすえる‥‥。まさにiPhotoもiTunesも、iMovieも08以降から、「データ中央主義」を体現するソフトと言えそうです。
作成者
ezura
2009/1/6 (火)
Premiere Pro CS4
‥‥は、トランスコード無しのAVCHDの取り扱いを売りにしている、なんとも気になる製品です。実は最近ちょこっと使っていた事があるので、使い勝手に不安を感じる事はなく、私の中では好印象です。Encore(同梱)はBlu-rayのオーサリングができるので、前々から欲しいソフトの1つでもあり、実際にいくつもBlu-rayのisoイメージを出力してみました。簡易な計測用途でOn Location(同梱)も中々に重宝していました。
ただ、さすがにAdobe編集ソフトの上位版なので、自腹で簡単に変えるソフトではありません。大体8〜9万円前後。「おトクな時期」(キャンペーンとか)に買うのが、吉かと思います。
ふと、「付属のソフトや、もっと安価なソフトを使えば‥‥」と考えなくも無いのです。しかし、日々の事柄を仕事に応用する私の特性上、編集ソフトにしても「その場限り」ではなく「どうせなら、発展性のある」使い方をしたいと考えてしまう訳です。HDのホームビデオカメラにしても、趣味(スナップ&情景撮影)と実益(HDの習熟)を兼ねた使い方を購入当初から目論んでおります。
そんなこんなでAVCHD周りの扱いがまだ変動する内は、撮影データはオリジナルを保った状態で保存するのが一番確実かと考えます。オリジナルさえとっておけば、再編集も可能ですし。しばらくはFinal Cut Express 4で編集する事にしようかと思います。(‥‥上位版のFinal Cut StudioはDVD Studio Proの動向が気になりますしネ。)
作成者
ezura
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