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2009/2/27 (金)

RD-XS46

‥‥の調子が、最近悪いのです。DVDの焼き込みに失敗する割合がグンと増えました。太陽誘電などのメーカー品のメディアを使用してても‥‥です。

ちなみに「RD-XS46」とは東芝製のHDD/DVDビデオレコーダーです。

昨日、Blu-rayの話を書いた後でナニですが、まだ当分の間はこのXS46を使おうと思っているので、ブっ壊れてもらっては困るのです。‥‥なので、直す事に決定しました。

と言っても、消耗部品のHDD、DVDドライブを換装するだけです。下調べさえしておけば、交換作業の技術面に特に難しい事は無いです。とにかく事前の調査、ですネ。

安く直したかったので、HGST製のATA/250GBのHDDとOptiarc製のAD-7200A(DVD)をチョイスしました。松下のSW-9576は入手に1万円近くするので諦めました。ちなみに、AD-7200Aは2,980円でした。

RD-XSシリーズ。よく故障する機種のように書かれていますが、私のXS46は結構持ち堪えました。焼いたDVDは確実に1,000枚以上になりますし、編集時に如何にも断片化がいっぱい出そうな使い方ばかりしておりましたが(マニュアルには「短いチャプタを削除するとダメ」と書いてありましたが‥‥)、今まで何とか稼働しておりました。

でもそう言えば、一度データがすっ飛んだ事はありましたネ。たしかにネットで言われている様な症状が、たまに発症していました。

地デジの足音も聞こえつつあるご時世ではありますが、もう数年はXS46にネバってもらおうかと思っています。今でも私の録画メディアの中心はDVD-R/4.7GBなので。

ちなみにBD-Rは、ベータマックスとかMDとかMD DATAとかのイメージと重なる様な印象があって、‥‥常用メディアのメインにすえる程には、まだ信用できていないのです。加えて、ダビング10のすったもんだとか、映像関連の業界側が今でもフワフワとしていて、「烏合の衆」のような様相を呈している感もありますしネ。

作成者 ezura

2009/2/26 (木)

Blu-ray普及のモヤモヤ

Blu-rayって、結構前から発売されていたと記憶するのですが、世間ではあまり普及していないように見えます。理由はいくつもあるのでしょうが、何だかんだ言って、「画質が奇麗」だけでは売りにはならない‥‥のが原因のような気がします。売りの「高画質」が、DVDを払拭する程のインパクトに欠けているので、Blu-rayプレイヤーがDVDプレイヤーと同価格にならない限りは、中々買う気にならないのかも知れません。「DVDでも、充分奇麗だと思うけど」「なぜ、地デジに移行しなければならないの?」などのフレーズは、映像業界外の一般の人たちの口からよく耳にします。

私の在籍するアニメ業界の一般的な作風の作品群を想定して考えてみれば、「DVDでも、充分奇麗」だと視聴者側に受け取られても、‥‥まあ、確かにそうかも‥‥と言わざる得ない様な状況ではあります。ビデオ解像度が上がっただけ‥‥では売りとして弱すぎるのでしょうネ。

「大きなどんぶりに普通盛り」では、財布のひもは緩まないのでしょう。「どんぶりの大きさに感動」するのは最初のうちだけ‥‥で、重要なのは、大きなどんぶりに何が入っているのか‥‥と言う事なんでしょうね、やっぱり。

‥‥で、すぐに考えつくのが、「絵を細密にする」方法です。でもまあ、器がデカくなれば具がいっぱい入るのは至極当然な訳です。「大きい器に沢山の具」の図式は誰でも考えつく事であって、やがてその図式は一般化して「特別な事」とは認識されないようになる‥‥でしょう。

結局、Blu-rayに代表される「HDコンテンツ」を「絵の密度だけの問題」にしている時点で、「負けている」んじゃないかと思います。HDのビデオ解像度に対して絵が細密なものへと変化するのは、ごくごく当然な事であって、その先(というか、そのおおもと)が重要なんじゃないか‥‥とつくずく考えるのです。

器が大きくなって、具も沢山、‥‥その次は総合的な「味わい」〜美味いか不味いか〜が問われるのでしょう。当たり前すぎる結論‥‥ですけど。

2011年になって、強制的にHDサイズのビデオ解像度へと世間を移行させても、‥‥結構、世間の「高画質への視線」は冷めたままなんじゃないか?‥‥と予測します。2011年になった途端に、世間の人々が「細部のディテールにこだわるビデオマニア」になるとは思えない‥‥からです。
(「画面が奇麗になった」程度の感想は出るかも知れませんが、「興味津々」までには発展しないんじゃないかな‥‥)

映像技術者の情熱と一般人の興味が重なり合う為には、「高画質」だけでは「役者が足りない」のでしょう。作品は絵だけで成立しているのではないですから‥‥ネ。

作成者 ezura

2009/2/24 (火)

After Effectsの変数のスコープを逆に利用する

‥‥のような方法を最近使い始めました。

以前に書いた事がありますが、After EffectsのRender Automationは、変数の有効期限がグローバルやローカルに関わらず、「アプリケーションが終了するまで」続きます。つまり、「var theVariable=0;」と変数を設定した場合、アプリケーションが終了するまでその変数「theVariable」の寿命が続く仕様なのです。スクリプトの実行毎ではありません。

ですから、スクリプトAにて、

var theVariable=0;

を記述し実行した後に、別のスクリプトBの1行目でいきなり、

alert(theVarible);

を記述し実行しても、ちゃんと「0」とアラート表示されます。スクリプトAが実行されたら最後、変数「theVariable」はAfter Effectsが終了するまで生き残り続ける訳です。

この仕様、最近まで厄介な仕様だなぁ‥‥と考えていましたが、独自のスクリプトモジュールを整備しているうちに、逆に「その仕様を利用する」事を思いつきました。

AppleScriptでRender Automationを使うと、返値は整数のexitCodeだけなので、積極的な値のやり取りは簡単にはできません。‥‥なので、いっその事、「After Effectsで得た値は、『ロッカー代わり』の変数の中に保管しておく」方法を考えてみました。つまり、After Effects→AppleScript→After Effectsと受け渡す際に、実際の値をやり取りするのではなく、After Effects上で設定したユニークな変数名でやり取りする訳です。

一旦ロッカーの前から立ち去っても(=一旦スクリプトが終了しても)「ロッカーの番号さえ忘れなければ」中身を取り出せる‥‥と言う訳ですネ。

ロッカーの中身はAfter Effects内でなければ開ける事ができないので、取り扱い上の制限は付きまといますが、結果を捨てずに保存しておけるだけでも利用価値はグンと向上します。AppleScriptでは扱う事のできない「Comp Item」「RenderQueue Item」などのAfter Effects独自のオブジェクトも、「ロッカーの中に預けておく」運用方法で破綻せずに最終行程まで到達できます。

使い方によっては「変数を乱発しかねない」方法ではありますが、値を再利用する手段の一つとして、数日前から使い始めた次第です。

作成者 ezura

2009/2/22 (日)

Time Machineを使う

‥‥と言っても、本当のタイムマシンではありません。MacOSX10.5のタイムマシンです。

最近は1TBのハードディスクも8,000円を下回る低価格となり、タイムマシンのような履歴バックアップも敷居がドンと低くなりました。‥‥もちろん、バックアップ元をさらに大容量化しちゃうと、履歴バックアップのHDDはさらに大容量が必要となり、イタチごっこになっちゃいますが。

自宅のプチサーバのMac miniの起動ディスクと外付250GB HDDを、新規購入した1TBへ丸ごとバックアップするように設定しました。最初のバックアップは多少時間がかかるものの、以後はバックグランドでスイスイと履歴バックアップを積み上げていきます。

試しに「タイムマシンに入って」時間をさかのぼってみると、確かに増えたファイルや消去したファイルが、「その当時のままに」現れては消えます。履歴をグラフィカルに閲覧できるのが、こんなに快適とは‥‥。仕事でコンピュータを使う様になって既に13〜14年くらい経ちますが、今までに無い体験です。

仕事上、Hourly, Daily, Weekly 各バックアップの「いざと言う時のありがたさ」は身にしみてわかっているので、自宅環境のサーバでも同様の履歴バックアップが可能になるのは、何とも心強いです。

しかし今や1TBのハードディスクが(例えば日立GST製だと)7,800円程度。つーことは、100GBが780円、10GBが78円、1GBが8円‥‥‥。

昔話‥‥なんてコンピュータの世界じゃ野暮ですが、その昔3万円くらいで「安くなったなぁ」と思って買った2GBのHDDと同容量が、今じゃ16円‥‥ですか。ベビースターラーメンの方が高いんですネ。

そう言えば、「SDXC」なる新しいSDカードの規格は上限2TBで転送速度300MB/秒だとか。‥‥近い将来はAVCHDの高圧縮を用いずに、ものすごい転送量&容量のホームビデオカメラが発売される様になる‥‥のでしょうネ。私は映画の「4kサイズ」を頭に思い浮かべてみる事もたまにありますが、まずは2kを使いこなさないと‥‥ネ。

作成者 ezura

2009/2/14 (土)

モジュールの整備〜ツールキットの確立

プログラムを本職としている方々と違い、私のような映像畑の人間が「ヘルパーツール」程度のプログラムを作る時は、「つれづれなるままに」書く事が多いのです。気ままに作れて短期で完成する‥‥のが利点ではありますが、異なった視点で見れば「場当たり的で無計画」とも言えます。

10年以上スクリプトを書き続けていると、「前にも似た様なのを書いた事あるなあ‥‥」と言うルーチンを何度も書き直す事があります。書いた事があるのなら再利用すれば良いのでしょうが、(自分で言うのもナニですが)管理がずさんなのでどこにあるのか解りません。もし探し出したとしても、メインルーチンに組み込まれていて分離がめんどくさかったり、そもそもスクリプト文書き方そのものが場当たり的で内容を整理するのに手間取ったり、‥‥まあ、情けない状態なのです。

そんな事から、4〜5年前から「外部スクリプトモジュール群」を作って、「スクリプト本文は骨組み作りに徹して、肉付けは各種外部スクリプトモジュールでおこなう」取り組みをしている‥‥のですが、外部スクリプト自体の管理ができていなければ、やはり結果は以前と同じ「グダグダな状態」になります。

なので、最近は「使い易いスクリプトモジュールのシステム」の整備と保守に力を注いでいます。映像制作のスクリプトを作る際に有用な新しい「ツールキット」(各種モジュールをひとまとめにしてパッケージしたもの)を確立する取り組みです。

ツールキットを自作する際に気をつけているのは、入出力のスタンダードを(大まかでも)決めておく事‥‥と、何と言っても「ヘルプ〜使用法説明」の記述です。自分で書いたものでも、数年経てば細かい仕様など忘れてしまいますからネ。

現在編纂しているツールキットの内容は多岐にわたります。いくつか挙げると‥‥

・フォルダの中の連番ファイルの1番目を探すルーチン(対象外ファイルは除外しつつ)
・フォルダの中の連番ファイルの数を数えるルーチン
・連番のカウントと実際のファイル数の一致を調べるルーチン
・連番ファイルを任意コーデックのQTファイルに変換するルーチン
・QTファイルにチャプターを打ち込むルーチン
・QTファイルの各種情報を取得するルーチン
・尺などの情報をデータベースに照合するルーチン
・数字から0+0の尺書式へ変換するルーチン
・30fpsのフレーム数を24fpsへ読み変えるルーチン〜その逆もあり
・書式を正式化するルーチン〜「1C」を「001c」に変換するとか
・バーコードをクエリ文字列(=カット名正式書式)へ変換するルーチン
・ファイル名から各種情報を取り出すルーチン
・辞書クラスの配列を任意キーのバリューでソートするルーチン(AppleScriptには無いんだよね、こういうのが‥‥)
・プルダウン時にAfter Effectsのレンダリング範囲を微調整するルーチン
・After EffectsのアイテムIDからアイテムオブジェクトそのものを取得するルーチン
・タイムシートなどの文字列からタイムリマップキーデータを生成するルーチン
・ログを書き出すルーチン

‥‥など、挙げればきりがないほどです。「挙げればきりがない」ものを放置してれば、そりゃあ、収拾がつかなくなるわな。

ツールキットを構築し始めた最初のうちは、整理整頓のほうに手間取って「逆に開発が進まない」と感じる事もありましたが、ある程度出来上がって来ると、開発自体が楽になり、さらにはアップデートの効率も良くなりました。

ただ、いまはまだ移行の中途段階で、色々と悩ましい事もあります。特に今でも稼働中のxtoolsは旧スクリプトモジュールが必要不可欠なので、新ツールキットへの移行が面倒です。‥‥まあ、がんばるしか無いですけど。

作成者 ezura

2009/2/10 (火)

Sound StudioとFM留守録

FM放送の留守番録音を毎日の様にセットしているので、どんどん音声ファイルが溜まっていきます。それはそれで嬉しい事なのですが、ちゃんと整理するとなると、中々に面倒です。

そんな事から、最近は録った番組を丸ごと編集(ナレーションとかはカットせずに)してiTunesライブラリに加えています。「丸ごと」なので、カット(切り取り)の手間は番組前後の不要部分をカットするだけ‥‥です。しかし、FM放送音源のライブラリだけ歴然とクオリティが下がるのはいやなので、「Sound Studio」と言うソフトウェアで自動音質調整をしています。

「Sound Studio」は、AppleScriptで各種音声加工ができる秀逸で安価なソフトウェアで、ノーマライズやフェードイン・アウトはもちろんの事、コンプレッサーやDCオフセット除去、フランジャーやコーラスエフェクトまでスクリプトで実行可能です。

私が処理する内容は、番組前後のフェードイン・アウト、FM放送の音声周波数帯域のみをスルーするローパスフィルター、そしてノーマライズです。

例えば15,000Hz以上をカット(=15,000Hz以下をパス)する場合は、

low pass |処理するドキュメント| frequency 15000

‥‥と言う具合です。カットする際のカーブもオプション指定できます。

自動処理。‥‥私がソフトを買う際は、そのソフトの自動処理機能をかなり気にします。高機能なソフトであれば、やがて自動処理したくなるのは明白(=私の場合‥‥ですけど)なので、同じ性能のソフトが並んでいた場合は、スクリプト制御が可能なソフトを選びます。

実は私が今まで一度も「CoreRETAS」を導入しなかったのは、スクリプト機能が無い故です。アニメ撮影には不向きと言われていたAfter Effects、少数派のMacOSXを、アニメのコンポジット業務で使い続けて来たのは、スクリプト制御の多様さ、柔軟さゆえだったのです。

そんなこんなで、Sound Studio。毎日2〜3時間のFM留守録を仕掛けていようと、Sound Studioのスクリプト機能があるおかげで、大幅に管理の手間が削減されております。

作成者 ezura

2009/2/2 (月)

開発ラッシュ

‥‥な私であります。コンポジット作業のヘルパーツール群「xtools」に「XRX」を新たに追加して新しい制作行程に対応、数年使い続けた編集行き伝票の発行ツールを全面改稿し、さらにはatDB(アニメ制作技術面のデータベース)のクライアントソフトウェアとして新たにバーコードリーダーを入力装置としたツール群を追加‥‥など、かなりのラッシュとなっております。

作り直し、見直しをしていますと、4〜5年前に書いた自分のソースを読む度に、イライラします。もちろん、私の書き方が稚拙だったというのもあるのですが、「現場・作品のニーズに合わせる為に、度重なる追加変更・例外的分岐を取り入れた」ゆえに、「もつれた糸」のようなソース文になってしまっている‥‥のも大きな理由です。

今だったら「ころばぬ先の杖」として、開発の設計当初から拡張性・整備性を「アニメ現場で起こり得る状況・ニーズ」を踏まえた上で組み込むのですが、5年前はRender Automationへの「馴染み」がメインで、そんな余裕などありませんでした。今の目でソースを読むと、あまりの場当たり的対処・「グダグダ」さ加減に、自分の事ながら辟易してしまいます。AppleScriptとRenderAutomation, ESTKを混在させて使うのには、結構「コツ」が要るのですが、すなわち4〜5年前はその「コツ」の部分が決定的に不足していた故に、後々で「整備しにくい」プログラムになってしまった‥‥訳ですネ。

xtoolsの新顔「XRX」は、従来の制作行程の延長線上から発想したFHX(素材収集プログラム)やCBX(After Effectsプロジェクトビルダー)とは一線を画す性質をもっています。あくまで、新しい発想・制作システムを想定して設計されたヘルパーツールです。従来の意識で基礎設計をおこなったツールを、のちに改造して未来形に対応させるのは、やっぱり限界がある‥‥のは、私の強い実感・経験に因るものなのです。

伝票作成アプリは、「QTの検査と照合」アプリも兼ねているので、重要なツールの1つです。しかしこの伝票作成アプリ、機能自体は「QTの末尾カット」「尺読み換え」など基本的なところはおさえているのですが、度重なる機能追加でソースが破綻しており、ゆえにこれ以上機能拡張する事ができない状態になっています。こんがらがって散らかったソースを全部バラして、土台を作り直し、バラした各種サブルーチンを新たな土台の上に組み直す‥‥と言う事になりそうです。組み直した後は、最近のQuickTimeの機能(アパーチュア等々)にも対応して、QTのさらなる有効活用も目論んでおります。

バーコード入力に関しては、単に「マウスとキーボード」がバーコードリーダに置き換わっただけの話です。つまりは、バーコードで読み取る「情報の限界」を踏まえた上で、GUIを組めば良いのです。

しかし、作る量が多いので、優先順位を決めて取り組まないとマズいですネ。‥‥でもまあ、どれも優先順位「高」なんですケドね‥‥。

作成者 ezura
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