2011/3/27 (日)
ビジョン
震災の影響で、東電やら政府やらが、世間から「場当たり的な処置」「計画性が無さ過ぎる」などの批難を浴びているようです。ネットで記事を読めば、そのような見出しばかり。
しかし、実際のところ、「大事」が発生した際に、どれだけの人々が計画性を発揮できるのか、少々疑問です。さらに言えば、どれだけの人々が未来に対しての「備え」を整えているかも疑問です。
未来のビジョンとその為の計画・準備‥‥ですネ。
例えば、アニメ業界は必ずやってくる未来〜5年後、10年後、20年後〜に対して、現在どれだけ計画と準備できているのだろうかと思います。業界全体だと意識しにくいのであれば、各作業ポジションで考えればよいです。例えばアニメの「作画」「撮影」の10年後や20年後はどのように変化しているか、自分なりに考え、「やがてくる未来」に対して備えているのでしょうか。
「そんなの、実際に未来になってみないと解らない」と言う人もいるでしょう。これはつまり、なんとなく、ビジョンの無いまま、年(歳?)を重ねていく‥‥という事です。
「未来になってみないと解らない」と考えるような思考は、実は私も20代の若年の頃にはありました。しかしその20代の頃、ふと「今のまま、10年、20年と経過した時、自分はどうなっているんだろうか?」と考えた時、なんら未来のビジョンを持っていない事に、例えようもない恐怖を感じました。当時の私は、今を生き抜く事に夢中になるばかりで、「その後の未来」に無自覚だったのです。
戦争に例えると、目の前の敵と戦う事ばかりに戦力全てを注ぎ込むような状況です。戦線を維持する為に戦い続ける「膠着状態」に陥り、「消耗戦」から抜け出せなくなり、「奇跡が起きて現状を打開して欲しい」とか「圧倒的な新兵器が登場して戦局を一気に有利に運んで欲しい」などと考えるようになります。‥‥でも実際は、そんな事は起りません。あたりまえの事ですが、都合の良い時に奇跡は起きませんし、新兵器も「開発して生産しなければ、そもそも配備などできない」のです。
私は20代の当時、フリーアニメーターでしたが、目先の原画をこなすばかりでは、やがて消耗して「戦死」するのがオチだろう‥‥と考えるようになりました。目先の原画はこなすけれども、バックグラウンドで「何か」を開発しなければ、新しい突破口など見いだせないと思ったのです。
「アニメが無くなる事なんて、ありえない。だから、そんな危機感も準備もいらない」と言う人もいるかも知れません。ただ、旧来方式のアニメの生産量が、果たして今と同じ量を維持していくのかは、甚だ疑問です。新たな競合の出現や生産コストの問題で、徐々に減少していくように思います。アニメを作れるのは、今や、アニメ業界だけではない事をよくよく考慮したほうが良いでしょう。
どんどん世界が移り変わっていく世の中で、「未来社会での自画像」が頭に思い浮かばないとすれば、相当危ういと思います。旧来アニメ方式でずっとやっていくんだ!‥‥と考えるならば、その思いが成就するように、やはり、それ相応の準備をしなければなりません。何となく適当に、今までと同じ行動を繰り返していても、周りがどんどん変わっていくわけですから、願っている様な結果には行き着かないでしょう。
今が大変だから未来の準備は後回し‥‥という行動は、結局「死期」を少しだけ先送りにするに過ぎません。私はこの業界に、現場を渡り歩きながら、25年以上在籍していますし、その間には雇用契約していた会社の倒産も目の当たりにしていますから、リアルに感じるのです。ネタ切れになるのは、タネと仕掛けの準備を怠ったゆえの結果です。
逆に、未来像が見えている人は、苦労しながらも「その後の未来」に備えている人々でしょう。あえて、リソースを分散させて準備を整えるのは、ある程度の確信があるからこそ‥‥です。
膠着状態を打破する何かが起きた時、人々は「奇跡」「未知の新兵器」などと言いがちですが、実はその奇跡も兵器も長い時間をかけて事前に計画・準備していたものであって、当事者にとってみれば「予定上の必然」なのです。マジックには必ず、仕掛けがあるものです。
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ezura
2011/3/25 (金)
みんなで力を合わせよう??
今、テレビで盛んに「みんなで力を合わせよう」とのCMが流されていますが、それだったらみんなで停電を引き受けましょうよ‥‥と、心底思いますネ。24時間、暖房で快適な都心の連中がプロデュースしたCMなんて、全然、心に響かないです。逆に停電地域の怒りの炎に油を注ぐようなもんです。
とある都内のファミレス「J」(あえて名を秘す)なんて、暖房が強すぎで暑くて、上着を脱いで薄着になって、冷たい飲み物が欲しくなりますからネ。同時刻に停電をしている地域があるって言うのに‥‥。
「不公平だ」という人々に対し、無停電地域の人々が「被災地の人たちはもっと苦労しているんだから、我慢しようよ」と諭すのであれば、まずは自分の所のブレーカーを落として、夕方から夜にかけて2〜3時間「自主停電」して見せれば、説得力があります。ブレーカーの操作なんて簡単ですから、無停電地域でも停電は可能ですよ。
まあ、‥‥いちいち反応してgeologで吐露したところで、阿呆らしいとは思っているのですがね‥‥。この国の正体は、やはりこんなもんだったんだ‥‥と、解っちゃいる事ですが、やっぱり悲しくなります。
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ezura
After Effectsとアニメ制作
私は、業界でCoreRETASが主流の頃から、After Effectsのみで「撮影」作業をおこなってきました。理由は簡単で、CoreRETASは当時高価だったゆえに、「タイムシートとスムージング」の為だけに作業端末分のライセンスを購入するに至らなかったからです。「その値段を払うだけの効果」が薄いと判断したわけです。CoreRETASではAfter Effectsの代わりにはなりませんでしたが、After Effectsは「工夫すれば」CoreRETASの代わりになりました。
で、現在。After Effects CS5がリリースされてそこそこ時間が経ちましたが、アニメ業界ではスムージングのプラグインの問題で、CS4まででバージョンアップは停止しており、CS5はほとんど導入されていないように思います。私も通常の「撮影」業務を引き受ける時は、不本意ながらも、メモリオーバーフローの危険がすぐそこにあるCS4を使わざる得ません。もしかしたら、アニメ撮影のAfter Effects最終バージョンはCS4‥‥なんて事になるかも知れませんネ。
ただ、CS4で旧来アニメ方式が打ち止めになるのは、何か「節目」を象徴している様で、それはそれでしょうがないかなと思います。旧来ワークフローを踏襲する以上、After Effectsの「使っていない機能」は増え続けるだけかも知れません。
Blood劇場版やイノセンスを制作していた当時は、After Effectsでアニメを作る「旬の時期」だったように思います。アドビにも色々とフィードバックをした記憶があります。しかし、最近のAfter Effects、特にCS5以降は「日本式のアニメ」を意識していないように感じられます。最近、私が要望を出す時も、旧来のアニメ制作に準ずるリクエストはしないようになりました。何故かと言うと、After Effectsには「撮影ソフト」ではなく、もっと違うものを求めているからです。
旧来ワークフローの制限枠の中で映像を作る時、実際にAfter Effectsを使う人々は、現在どれだけのアイデアを持っているのか、‥‥ネタ切れの状態に陥っている様な印象を受けます。濃いめのグラデーションや軟調処理を施すか、またはスッキリと何もしない「開き直り」をするかの、2極に分れている様に感じます。実際、私が撮影業務を引き受ける時も、大体「処理を濃くするか、薄くするか」のどちらかのタイプになります。
ごく普通にセルと背景を作って、奇をてらった部分を撮影だけで処理しても、限界はすぐに見えます。事前に仕込まないで、後処理だけでゴマかそうとしても、出来る事は高々知れています。強引にやれば、「クドいソース」を上からかけた様な味わいになるのですが、見る人からみれば、後処理でどれだけ無茶をしているかは一目瞭然です。
濃い味付けに食傷気味になったあたりで、「押しても駄目なら、引いてみな」とばかりに、バッサリと処理を無くす方法が思い浮かびます。しかし、結局は旧来の狭い枠内で押し引きしているだけなので、基本的な味わいは変わらないのです。元の木阿弥です。
処理を濃くしようが薄くしようが、After Effectsを撮影台として使っている限界、‥‥作画演出レベルで言えば、撮影台時代からのタイムシートを今でも使い続けている限界からは抜け出せないのです。
また今後は、After Effectsを使う人間の気概も問われてくのかも知れません。「梱包屋」になるのか、「表現者」になるのか。ただ、どんなにコンポジット作業者が腕を磨きアイデアを蓄えていても、アニメーター至上主義が今でも残る業界では、「After Effectsに表現させるなんてナンセンス」と考えるところもあるでしょう。既得権益の壁、ですネ。
結局のところ、業界は今の作り方を踏襲し続け従来のカタチを守り、業界とは別のところから「新しいムーブメント」が発生し新たなカタチを作るのでは無いか…と思います。After Effects CS5とそれに続くバージョンは新しいムーブメントを後押しするポテンシャルを秘めていますし、ProRes4444に代表される軽量かつ12bitのムービーフォーマットが、「金はないが、素質は充分にある」人々を支えてくれるでしょう。何をするにも、多くのお金と人員が必要な業界とは対照的です。
After Effectsだけで映像作品の質が上下するわけではありません。しかし、重要要素である事は確実です。作画とAfter Effectsを兼任しているゆえ、よくよく実感しています。今後、機能向上していくAfter Effectsとアニメ業界が「どう付き合っていくか」が、見所‥‥ですネ。
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ezura
2011/3/24 (木)
xtoolsの現在
私は4〜5年前から「xtools」と言うコンポジット支援ソフトウェアを自己開発して作業に用いています。私はプログラムでギャラを稼いでいる訳では無いので、「日曜プログラマー」の範疇で開発し続けています。
xtoolsは開発当初から、コンピュータネットワークを活用する前提で設計しています。xtoolsを使う事で作業の下準備・後処理が大幅に自動化され、作業者の「真の能力」を映像に注ぎ込む事ができます。また、xtoolsを用いる事で自動的に作業情報がサーバに送られるので、「誰が、いつ、どのような作業をしたか」‥‥のような「作業日報」的な情報を、「いちいち作業者の手を煩わせる事無く」記録できます。
私が撮影監督を担当する場合、そうした作業情報を自作の「統計ソフト」を用いて分析し、作業計画を動的に修正しながら、全体の作業を監督しています。リテーク率なども掛け合わせて作業見積もりを更新し、時に「これ以上、リテークが発生すると、期日までにレンダリングが間に合わない」という状況の際は、実質的な数字を提示して交渉する事もありました。…デジタルは「何でも出来て、いつまでも直しが効く」と思われがちなので、交渉する際は「なんとなく」ではなく「今までの作業結果から算出した見積もり」で話す必要があるわけです。みずほ銀行の「夜中のバッチ処理が間に合わなかった」…のような記事は、他人事とは思えない話です。
で、現在のxtoolsは‥‥と言うと、データベース連動機能をさらに強化し、作業支援機能も「撮影」という作業形式から離脱して、「次世代」に対応するバージョンへと変化してきています。従来の「撮影」作業との互換性は持たせておりますが、開発の本命は次世代のアニメーション映像表現へと移行しています。
同時に「wtools」と言う「制作進行支援ソフトウェア」も自主開発しています。Mac Book AirやEeePC、iPadなどのモバイル端末を使って、制作の進行状況を「イベント実行と同時に」記録していきます。ラッシュチェックやファイル転送というイベントをおこなう事自体が、詳細な作業記録へとつながるという、xtoolsと同様のスタイルです。
ラッシュチェックを準備する支援ツールを使うと、プロジェクトを自動生成するだけでなく、「どの作品のどのカットを、いつ、どこで、誰の担当で、ラッシュチェックするか」と言う情報が自動記録されます。WiFi端末を上映リモコン&メモ帳の代わりに用いてラッシュチェックを進行し、チェックが終わったら、やはり支援ツールでファイルの仕分けとPDFのラッシュチェック表(リテーク表)出力をおこないます。制作スタッフは、WiFi端末の操作ミスさえしなければ、沢山の面倒な事は、コンピュータが支援してくれると言うわけです。メモ、記入表、エクセルのデータ、実際のファイル群などを、何重にも管理する構造自体が、非常に煩わしく、結果的に「人災」の原因になり得るのですが、wtoolsはその構造自体を払拭する役割を担います。
でもまあ、インフラ整備もそれ相応必要ですし、ソリューションの開発費も必要でしょうから、すぐに導入できる類いのものでは無いのも事実です。なので私は、自己開発の範疇で感触を得ていますが、次世代の制作体制には、必須だと実感しています。コンピュータを一元的にしか使えない構造や、人員をやたらと投入する高コスト構造から抜け出ないと、次世代などあり得ず、単に「過去の延長」が続くだけです。
現在、xtools開発のロードマップで重要な要素となっているのは、「作業スタイルの多様性」への対応です。今までは作業内容を決め型でくくれましたが、未来はかなりのバリエーションが生まれていくと予測しています。作業バリエーションが増えるごとにマイナーバージョンアップしていたのでは、モグラたたきのように消耗するだけです。「追随」という思考ではダメなのです。オブジェクティブにやれば良い…のは解っているのですが、何にでも対応しようとして、あまり風呂敷を広げ過ぎても破綻しますので、…難しいところです。
さらに必要なのは、コンパクトな動作環境です。私の設計が「ネットワークありき」だったせいもあり、現仕様では管理サーバが無いと動作しない設計なのです。1人で作業している人にとっては、「専用のサーバを立てないと動作しない」と言う仕様は、面倒この上ないでしょう。
*管理サーバは、Webサーバ等と一緒に起動できますが、サーバを立てる事自体が無い人にとっては、やっぱり面倒でしょうネ。
色々と機能向上が必要なxtoolsではありますが、やっぱり自動支援ツールは便利です。全然、能率が違ってきます。手の速い人はもっと速く、そうでない人もそれなりに…と昔のフジフィルムの宣伝みたいですが、事実「撮れ高」が大きく変わってきます。「良い絵をいっぱい作りたいのなら、雑事処理ツールを作るべし」ですネ。
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ezura
2011/3/23 (水)
分散型にするには
東京の特定地域に過度に集中する構造を改めてみようと思っても、そうそう簡単に出来る事では無い‥‥のは、実際にトライした事のある人なら既にお解りでしょう。特にアニメ業界は、今でもフィルム撮影型のフローを踏襲していますから、フィルム時代に発展した練馬・杉並辺りの特定地域に縛られる事も多々あります。
思うに、フィルム撮影互換方式を続けるのであれば、東京の西部に集まって「中央集権型」を持続した方が良い‥‥と(少なくとも私は)感じます。紙に作画して、タイムシートを記入して、カット袋で運んで‥‥というフロー自体が、「皆で一カ所に集まる」事を望んでいるからです。仮に、場所を東京から別の街に移したところで、「一カ所に集まる」と言う基本構造は変わりません。故に「部分的な拡張」程度の発展しか出来ない訳です。
「分散型」を欲するのであれば、制作システム自体に大きな改造が必要となります。改造と言うよりは、「生まれ変わり」と呼んだ方がピンとくるかも知れません。コンピュータの色々な要素を、紙やセル用紙、絵の具に置き換えて考える事自体が、既にネットワーク時代の「分散型ワークフロー」を遠ざけているのです。「コンピュータを代用品として使った結果、反って使い辛くなるくらいだったら、元に戻せば良いじゃん」と言う話に、簡単に転んでいきます。
制作会社にしてみれば、絶対的な確信でもない限り、「生まれ変わる」ようなリスクは避けて通るのが普通です。現システムの老朽化・問題点を解りすぎるほどに解っていたとしても、稼働し続けている実績があるので、現システムからは離れられないのです。「生まれ変わる事自体が、あり得ない話」とも言えそうです。
でもまあ、そんな事なので、コンピュータが発達して高速ネットワークが広域に展開しても、分散型ワークフローなど簡単に実現できないのです。
では、分散型が実現するのはどんなタイミングか?‥‥と言うと、全く新しい制作システムが生まれた時‥‥でしょう。生まれ変わるのではなく、新たに生まれる‥‥と言う事です。生まれた「子」の親は、言うまでもなく、「母」がコンピュータで、「父」がアニメでしょうネ。
「絵を動かしてお話を作る」という遺伝子が、コンピュータという母胎の中で育まれ、両親の性質を併せ持った子として誕生する‥‥のですネ。生まれてすぐの時は「ヨチヨチ歩き」かも知れませんが、特異な能力は幼児の頃から発揮すると思いますヨ。末恐ろしい‥‥と言うかネ。まあ、今はこんなたとえ話しかできませんが、いずれ。
アニメ業界全般としては、分散型システムはまだまだ遠い未来の話だと思います。分散型がどのように「利」につながるのか、具体的に見えてなければ、未来像を実感できなくても当然です。無理矢理に分散型を導入しても、高コスト構造にさらに拍車がかかるだけだとも思います。
また、分散型の弊害として「若年層が成長しにくい」構造が生まれる可能性があります。しかし分散型の真意は「分散『しても』作業ができる」所にあるので、実は「集まっても作業は可能」なのです。つまり、若年層は上手い人と一緒にやれば良いだけです。分散型は「1+1+1+1+1」でも「1+1+3」でも「4+1」でも好きなように構成できます。練馬杉並地区一カ所に「5」を集める必要は無いのと同時に、全部バラバラにする必要も無いのです。
現在は机上の概念のような話と感じられるでしょうが、分散型の傾向は確実に進行していくと思います。アニメ業界がそれに乗るかは別として、ですが。
‥‥実際、私自身の性質として、「出来る事しか想像できない」という凡庸なところがあります。10年くらい前、私が語った事を「夢想」「飛躍し過ぎ」と笑った人々がおりましたが、既に現実のものとなっています。逆に現実のものになり過ぎて、困惑しているくらいです。
果たして、分散型はどうなるか。‥‥知っている人々からすれば、「普通、そうなるよネ」と言う内容なのですが、アニメ制作とからむとどうなるのか‥‥と言ったところです。
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ezura
東京、周辺
夜、道を走ると、各所の節電の影響か、町が随分と暗く感じます。何か、昭和40年代の頃を思い出します。わたし的には、このくらいの「町の暗さ」は全然気にならないんですけどネ。
記事によると、地震に因る発電能力の低下は、今年の夏だけでなく冬も、さらには来年の夏にも及ぶとの推測が、東電内部でなされているようです。情報の信頼性はともかくとして、遠く離れた東北から送電される電力が無ければ、関東は成り立たない‥‥のでしょうネ。
計画停電が実施されておりますが、停電を免れている地域もあり、釈然としない感情が残ります。1日に2度停電する地域もあるのに、なんでしょうネ、この格差は。
停電知らずで、節電でちょっと不便になった程度の「停電免除区域」に滞在すると、不遇な停電区域とのギャップから、東京がヴェルサイユのように思えてきます。私の自宅は停電区域にあるので、その「明暗のコントラスト」が良く解ります。
関東圏及び東北圏の住民の「出方」が今後どうなるのか、注目したいものです。首都の一部を支える為に、関東・東北の人々がどのような目にあうのか、今回の一件でハッキリしたと思います。首都中心部のぬくぬくと薄着で過ごせる程の暖房を支える為に、周辺地域の住民は真っ暗な夜を耐えているわけです。
私自身は前々から、「東京集中型」の呪縛から何とか脱する事ができないか、色々とメソッドを考えていました。西海岸と東海岸でやり取りするアメリカの映像業界の事例は色々と参考になりましたし(テープでやり取りしていたら埒があかないですからね‥‥)、実際に「テープレス運用」で「現ブツをやり取りしないワークフロー」を制作に取り入れてみた作品がいくつもあります。iChatやSkypeを使った会議などは、ごく当然の事になりつつあります。
atDBを主軸としたワークグループは、ネットワークで連携してWolf Pack(統制された作業集団)を形成できるように、当初から設計していました。とは言え、実際にLANからWANへと散らばると、クリアしなければならないハードルも中々に多いのですが、骨組みがネットワークありきの設計ゆえに、WAN経由のワークグループ体制も近いうちに実現できると思っております。関東・東北・関西・九州の各個人を、あたかも同じフロアにいるスタッフの様に運用するのは、決して不可能ではないと、経験上から確信しています。その辺に疎い人たちは一笑に付すんですけどネ。
私は紙の上に絵を描く事は死ぬまで続けるとは思いますが、紙をやり取りするスタイルからは抜け出ようと考えています。まあ、今のアニメ業界のインフラでは実現不可能なので、ここではあまり多くを語りませんが、技術的にはすぐそこまで来ています。技術も変わって、コミュニケーション方法も変わって、枠組みも変わって、もちろんギャラも(貧乏と言われた過去と)変わって‥‥と言う変化が起るとすれば、それはまず、東京に集中し過ぎる構造から抜け出す事が必要かも知れません。
今回の地震は、あらゆる方面であらゆる人々が「目を覚ます」きっかけとなれば‥‥良いですネ。
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ezura
2011/3/22 (火)
エネループが売価高騰 :その後 (2)
一部で異様に高価格設定となっていたエネループですが、平静さを徐々に取り戻しつつあるようです。
5,980〜9,800円で出品していた店は姿を消し、2,500円前後の値段に落ち着いています。高値で出品していた店は、売れたから姿を消したのか、売れなかったから姿を消したのか、さだかではありませんが、事態は終息の方向に向いている様に感じ取れます。
でもまあ、また世間が騒ぎ始めれば、ひょっこりと顔を出す事でしょう。
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ezura
2011/3/21 (月)
首都圏のガソリン事情
今でも長蛇の列を成す首都圏ガソリンスタンドの状況ですが、新聞によると、「開店前の路肩に無人車を放置する(=開店まで場所をキープする)」とか、「ちょっと減っただけでも(不安なので)給油しにいく」とか、醜悪な現状があるようです。まさにリアル「阿呆船」です。私も何度も、果てしない長蛇の列が交通を阻害しているのを見ました。
補給線に大打撃を受けた被災地ならともかく、東京とその近郊で信じられないほどの長蛇ができるというのは、おかしな話です。補給が一時的に弱くなっている状況に加え、実際にガソリンを必要としていない人々(=不安感だけで買いにくる人々)が大挙してガソリンスタンドに押し寄せるから、あっという間に売り切れになってしまうんじゃないでしょうかネ。
被災地に燃料を回すため、首都圏の人々が買い控えてしまってガソリンスタンドは閑古鳥‥‥ではなく、全くその逆だと言うのですから、都民ご自慢の「良識」が聞いて呆れます。
大人たちが子供たちに「社会のルールを守れ」「他人の事も考える人になれ」とか言っても、‥‥まあ、ダメだよネ。まるで、説得力が無いです。それとも、「場合によってはルールもモラルも要らなくなる」とでも言い訳するのだろうか。
でもまあ、もう少しすれば、東京とその近郊は騒ぎ疲れて、「いつもの姿」に戻るでしょう。その時には、自分たちがパンやガソリンを買い漁った過去を上手に忘れて、「善良な市民」として振る舞うんだろうネ。子供たちの前では「ルールとモラルを体現する、立派な大人」としてネ。
東北から東京の方を見ると、ナラゴニアのように見えるのだろうか。
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ezura
2011/3/19 (土)
エネループが売価高騰 :その後
まだ、高値を設定しているショップがあるようですネ。
通常2,000円程度の商品が、5,980円。欄内画像をクリックすると大きく表示されます。
前回のジオログの画像を見ると、特定のショップが高値で出品している事が解ります。
異様な高値に設定された商品に対し、買う側が実際に購入したら、その時点で「その値段に同意した」のと同義です。売る側のモラルもそうですが、買う側のモラルも問われているわけです。
「無い物はしょうがない」と言う人もいるのでしょうが、都心近郊に住んでいて(=被災地以外)、「どうしても購入しなければならないほど逼迫しているのか」を、数週間のスパンを鑑みた上で、購入を検討すべきでしょうネ。どうしても避けられない「ピーク」ならともかく、避けて通れる「ピーク」だと思うのです。
今回は「計画停電」ですから、その点をよく考慮した上で、商品を購入すべきでしょう。
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ezura
2011/3/18 (金)
エネループが売価高騰
Amazonを見ていると、日ごとにエネループの値段が上がっていく事に驚きます。8本パックの値段が最初1,800円くらいだったのが、2,000円となり、昨日くらいまでは2,480円、今日は2,980円となっています。
驚いた事に9,800円で出しているところもあります。‥‥あきれるネ。
今週前半くらいは乾電池の店頭在庫がないだけで、エネループはそこそこあったんですが、今ではエネループも無い始末。
計画停電に世間が反応して、乾電池があっという間に売り切れた状況を見て、「停電の度に乾電池を使い捨てていたら埒があかないだろうに。充電池を必要数+アルファ分だけ買った方が、結果的には調達コストは低く抑えられるんじゃない?」と思っていたのです。
東京近郊はあくまで計画停電なので、充電する時間はたっぷりあるので、乾電池よりはるかに「総稼働時間」は長いです。しかし、充電池は簡単に何10本も買えるお値段ではありません。‥‥ゆえに、「目先の値段は安価」な乾電池に人々が殺到したのでしょう。
しかし、「わらをもすがる」状況なのか、充電池をも買い漁られる状況に突入したようです。9,800円なんて言う値をつけるショップまで出現しています。
使い捨ての高コスト構造から脱する目的では無くて、買う物が無くなったのでやむを得ず‥‥というのが、何とも。。。電池チェッカーとかはまだ店頭にあったりするしネ。
私は日頃から自分自身の自覚として、「他人より電気を使うほう」だと思っているので、ほぼ全ての電池(006Pとかも)を充電池へと切り替えておりました。なので必要な電池は、リモコンやラジオはもちろん、ハンドライト・ランタンも含めて全て充電池でまかなっております。乾電池の使い捨てはどうにも気がひけるので、天災の有無に関わらず、高めの初期費用を投じて準備しておいたのです。
もちろん、自宅スタジオのPC関連は全て無停電装置でガードしてあるので、不意の停電も対処できます。After Effectsのプロジェクトや描きかけのイメージボードのPhotoshopデータが飛ぶ事もありません。
「自分は電力でメシを喰っている」と言う自覚が強いので、会社で何となく電気製品を使いながら給料をもらっている人よりは、電気供給に対する危機意識が高いのかも知れません。
今度の計画停電は、期間が長期化すると聞いています。強力な電力発生源の一部を失う事になったわけですから、ごく当然な話です。場当たり・一時しのぎの対応ではなく、長期間の設計が必要になるでしょうネ。手当たり次第に買いだめなんてしたって、持ち堪えられる日数なんて高々知れてます。計画停電の長期化に対して有効な物品をストックするのならともかく、調理パンや乾電池を買いだめしたところで、本人の無計画を実践しているようなものです。都心の人々は、この1週間に買いだめして、良い事より、悪い事の方が多かったんじゃないですかネ。
ですから、エネループが通常の何倍もの値で売っていても、決して手を出すべきでは無いでしょう。「悪しき買いだめ」と同じ構造ですからネ。
*現在、8個セットで9,800円のエネループは、削除されているようです。消費者からクレームでもあったのかな??
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ezura
2011/3/15 (火)
情報の品質
東日本大震災により、被災地はもちろんのこと、東京周辺地域も大混乱のさなかにあります。様々な情報・憶測が錯雑し、平常時に比べて、総体的な情報の信頼性が著しく低下している様に思います。まさに、ルッサーの法則を見せつけられる思いです。
各情報の信頼性が、混乱によって、仮に「95%から80%に低下」したとします。各情報の当事者は「15%だけの低下なら、80%だし、まだ合格点だ」と思っています。しかし、実はその情報が組み合わさって「おもてに」出た時には、悲惨なほど信頼性が低下している事に「当の本人達ですら」唖然とします。仮に5つの情報が組み合わさったとして、ルッサーによれば、その「悲惨さ」は以下の様になります。
●5つの要素の場合
平常時の信頼性:0.95^5=0.77 〜77%
15%の信頼性低下:(0.95-0.15)^5=0.33 〜33%
皆が及第点と思っていた80%が、最終的・総体的には33%です。「話半分」以下‥‥と言う事になりますネ。
100点満点中、33点??‥‥全然ダメダメです。「みんなが80%を維持すれば、全体の信頼性・品質も80%を維持できる」のでは無い‥‥というわけです。各当事者の「ちょっとくらいの損失だけなら、なんとかなるかも」という甘えは、致命的な全体品質の低下に繋がるわけです。「緊急時は、情報の曖昧さもやむなし」なんて「品質の低下を肯定」するような行動をしていると、情報そのものが機能しなくなるほど信頼性が低下するように思います。‥‥ああ、アニメ制作現場でもあるよネ、こういう状態は。
各当事者は「不明な点が20%くらい存在するが、80%は把握している」と少なからず己の情報に自信を持っていたのに、皆で情報を持ち寄った結果、全体としては70%も不明な点が浮上してしまい、「状況全体に対しては、実は半分も把握していなかった」と言う現実を叩き付けられた‥‥という構造でしょうか。不明な点が掛け合わさって、さらに不明な点が増えるという、‥‥まあ、ありそうな話です。
むしろ、緊急時にはできるだけ信頼性を100%へと近づける努力(=緊急時ゆえに、それが大変なのは重々承知ですが)をして、情報全体の品質を上げる必要があるんじゃないですかネ。平常時よりも増して、「情報を出す側の技術の高さ」が求められるんじゃないでしょうか。
緊急時だからと言って、品質の低い情報を「速報」とばかりに「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」では、反って大混乱のもとになると思います。あれよあれよと言う間に情報の信頼性はガタ落ちになり、「デマやパニックの引き金になる」のでしょう。
ルッサーの法則は「製品の品質管理」の際に引き合いに出される事が多いですが、実は「情報の品質管理」にも同じ事が言えそうです。
各セクションの「ちょっとちょっとの手抜き」が、全体の「見るも無惨な出来」につながったり、希望的観測が寄り集まって、致命的な崩壊につながったり‥‥。「平均点でモノを判断する限り、良い物は作れない」と実感しています。様々な要素は「掛け合わさって」1つになり、完成形へと至るわけです。情報も同じかも知れませんネ。
作成者
ezura
2011/3/10 (木)
10BaseのHub
実家のVDSL、CATVの回線速度がどうにも遅すぎると思ったら、何とイーサネットのハブが「10base」でした。ぎゃふん。
宅内サーバのDVD-Video互換の映像データを再生した際、頻繁にコマ落ちしたので、端末のネットワーク関連設定を見たら「10base」が自動検出されておりました。「何故??」と目を疑いましたが、速度的にもたしかに10baseのソレ(DVD-Videoのストリームが途切れるくらいなので)なので、原因を考えてみました。端末はMac miniなので1000Mbpsで問題無いですし、経路を形成するケーブルは最低でもCat.5なので10Baseに落ちる事はありえないはずです。‥‥で、ハブに行き着いてみたら、信じられない事に「10base」仕様‥‥でした。
「まだ、生き残ってたんか」‥‥と、少々奇妙な気持ちになりましたが、サックリと対処。1000Mbpsのハブに差し替えました。
問題のブツはPlanexのハブで、おそらく設置当時も「100baseのハブと勘違いして」設置した疑い(設置したのは私)があります。これでよく今の今まで持ち堪えたもんだな‥‥とある種「一般家庭の凄さ」を思い知りました。
作成者
ezura
VHSがどんどん消える‥‥
ここ1年くらい、自身の各種ライブラリの整理をしているのですが、8mmビデオやベータマックスはほぼ全て廃棄しており、データ化して残すのはVHSのごく一部のみにしています。8mmやベータマックスをデータ化せずに捨てているのは、なんて事は無い、「再生機が故障して動かないので、物理的に無理」だからです。同じ理由でレーザーディスクも3/4を廃棄してしまいました。
VHSは全国・全世界的に普及しましたから、「再生機の入手に困るという事はないだろう」‥‥と油断していたら、急速に入手困難になっている事をAmazonの品揃えの状況で知り、少々困惑しております。VHSほど普及しても、消える時は消えるんだなあ‥‥と、意外な気持ちです。どれだけ衰退しているかは、Amazonなり価格COMなりで検索をしてみると、状況が解ると思います。
特にS-VHSは、瀕死の状況‥‥というか、もう既に死んだと言っても過言ではない状況で、新品のデッキは入手不可能(=どのメーカーも作っていない)です。実家で故障しているビクターの「HR-VX8」なんて、同型の中古が7万円以上も(Amazonにて)して、言葉を失う心持ちです。‥‥新品購入時より高いかも知れませんネ。
なので、S-VHSデッキに関しては、メーカーが修理用の部品を在庫しているうちに、オーバーホールした方が良いのかも知れません。
*私のVX8は製造年から察するに、オーバーホールがどこまで可能かは、ちょっと微妙です。
VHSテープに収録している内容でも、既にDVDでリリースされていたり、ケーブルテレビで再放送しているものならば、VHSを廃棄しても「また見れる」のですが、そうではないものは再生機が無いと如何ともしがたいです。「いつかデータ化すれば良いや」などと油断していると、再生機を手元に確保できなくなっている可能性も高いです。
私の手元にはまだ2台のVHSデッキ(S-VHS簡易再生)があるので、画質を不問とすれば、まだ見れる状態にあります。‥‥しかし、「テープをローディングしてヘッドに巻き付ける」様な複雑なメカが、いつまで健常に動くのか、「あまり期待し過ぎてはいけない」とも思います。
となれば、優先順位をつけて、「まだちゃんと動くうちに」VHSからデータに移行したほうが良いでしょうネ。……結局ベータマックスは、1本足りともデータには出来ずじまいでしたから。。。
ちなみに私がVHS映像をデータ化する際に用いているのは、Roxioの「ビデオテープ to DVD Mac OS X版」です。私の感覚からすると、極限まで簡素化したインターフェイスが、逆に使い辛いのですが、まあ、割り切って使えば何とかなります。この手のソリューションは、凝りだすときりがないので、「ビデオテープ to DVD」くらいの操作内容の方が、結局は「潔く、諦めもついて」、ちょうど良いのかも知れませんネ。
*「ビデオテープ to DVD」はMPEG2固定で、H.264等ではキャプチャできません。ビットレートも4.0と6.0の2種類しか選択できない「かなり割り切った設計」です。その割り切りの恩恵で、キャプチャ後のムービーデータは少ない待ち時間(=再エンコーディング無し)でDVD-Video用のデータへと変換できます。ただ、添付のToast簡易版だとディスクイメージの出力はできないので、私はToast10(正規版)を使って「.dvdmedia」ファイルへ変換しています。
作成者
ezura
2011/3/1 (火)
サンダーボルト
‥‥です。ヒコーキ好きだったら、ずんぐりとした格好のP-47を思い起こすのでしょうが、今回はIntelとAppleが共同開発したと言われる新しいインターフェイスの事です。新しいMac Book Proに搭載されています。
Thunderboltが、どのくらい普及するかはまだナゾではありますが、10Gbpsというスペックが実際には「話半分」だとしても、複数のHDのストリームを余裕でこなせそうな感じで、期待が持てます。
現時点で気軽に使えて性能も足りるインターフェイスと言えば、ぶっちゃけ、eSATAくらいしかありませんでした。FireWire800は広く普及していないので気軽には使えない上に、転送速度は(HD映像編集的に言えば)ギリギリの感がありました。USB3.0は規格上5Gbpsとはいえ、まだまだ製品のラインナップが細々とした感じで、やっぱり気軽には使えません。
都合、SATA/eSATAに頼らざる得ない状況です。お金をかけずに取り扱いも気軽に‥‥という前提で言えば、です。
という事で、私が映像制作で用いているのは基本的にはSATA/eSATAなのですが、eSATAに関しては少々不満があります。‥‥不満とは、ズバリ、eSATAのコネクタです。‥‥あの抜けやすい脆弱な構造は何とかならんか‥‥いや、今更コネクタの形状を変える訳にはいかないだろうから、何ともならんのだろうけど、‥‥中々に忍耐を強いられます。ロックのネジを排した「差し込むだけ」のコネクタはeSATAに始まった事ではないのですが、‥‥とにかく抜けやすい‥‥のです。加えて、eSATAのケーブルが太くてハイテンションな事が多くて(私が持っているのはみんな太くてカタいケーブルです)、抜けやすさを助長してしまっています。SCSIやキャノンプラグ並みに抜け難く‥‥なんて言うつもりはないのですが、eSATAは(少なくとも私の中では)「抜けやすいコネクタのナンバーワン」‥‥なのです。
で、Thunderboltのコネクタはどんなもんか。FireWireやUSBくらい抜け難ければOKなんですが、eSATAみたいのは困るな‥‥と思っております。ただ、「Mini DisplayPortケーブルをわずかに変更した形状」との記事もあり、「どちらかというと、抜けやすい類い」か‥‥とも予測できます。
*Mini DisplayPortは結構使っているので実感があります。ちっちゃい割にはしっかりしているので、eSATAほどは悩ましくない‥‥と思われます。
ネットの記事を読むと「将来的には光ケーブル化」との情報もあります。光音声ケーブルの時は「直径xxセンチ以上に曲げるな」とか、差さっているのかイマイチ不安になる角コネクタとか‥‥でしたが、新しい世代の光ファイバケーブルってどんなもんでしょうね。
でもまあ、結局はどれだけ普及するかなので、せめてFireWire800くらい普及してくれれば(というか、対応した製品が出てくれれば)何とかなるかな‥‥と思います。
*開発サイドとしては、もちろん広く普及させたいようですが、こればかりは賽は投げてみないと‥‥ネ。
一般ご家庭的には「新しいインターフェイスを搭載!」と言われてもハートにグッと来るものは無いでしょうから、今回のMacBook Proのアップデートはやや地味目に映るかも知れません。しかし、四六時中、巨大なファイルを扱っている業種の人間には、「10Gbps」のワンフレーズだけでも注目に値するかな‥‥と思います。‥‥まあ、要は周辺機器がどれだけ出てくるか‥‥ですネ。
*SATAは3.0Gbpsのままでも、当座は問題ありません。パラレル接続やアレイを組めばストリーム数は稼げます。HDD単体の転送速度というよりは、映像制作における「同時多発ストリーム」のボトルネック(=転送規格の限界)を解消できれば‥‥と言う事ですネ。
作成者
ezura
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