2008年1月6日(日)
映画『引き金(トリガー)』と『もし、あなたなら〜6つの視線』、そして『眩しい日に』
ももちゃんやわかめちゃんのお宅で未公開映画「引き金」の兵士姿のジニさんを見ていて、この映画がどうして未公開のままなのか知りたくなりました。お正月でもあり、ジニさんニュースもないので、ネタ探しのつもりで調べてみました。
『引き金』の監督はパク・クァンス。前作は1999年の『イ・ジェスの乱』
実はジニさん、『イ・ジェスの乱』のオーディジョンを受けていたんですね(詳細はhttp://www.cine21.com/Article/article_view.php?mm=005002001&article_id=15882)。
まだ、スカウトされて俳優をやろうって決心したばかりのころです。演技は全然ダメだったけれど、監督がカメラ映りが気に入って合格になったのだとか。でも、正直者のジニさんは、演技をうまくやることができないといって辞退したのだそうです。
そんなジニさんを監督さんは気に入ったらしく、『引き金』に抜擢しました。演技力が向上したというよりも人柄が気に入ったからと言われています。ジニさんもこのときは、喜んで引き受けたそうです。このころのジニさん、「ジュリエットの男」や「四姉妹物語」で見せた姿から映画「H」でイメージチェンジしたころでしたね。
『引き金』は非武装地帯警戒所(GP)に勤務する兵士とお化けの娘との切ない愛を描いた映画で、主演はチュ・ジンモと新人のチョン・エヨン。ジニさんの役は軍人の中の軍人という役柄で、軍生活に適応することができずに訓練の中で隊伍をたびたび離脱するチュ・ジンモ扮する主人公と対立する兵士の役。

制作発表は2002年9月末。2003年公開の予定で10月にクランクインしました(たぶん)。 制作発表の動画はこちら→ http://homepage3.nifty.com/jinheesupporter/Trigger.html

ところがちょうどそのころ、パク・クァンス監督に「韓国人権委員会」という政府の組織から、人権をテーマにした映画製作のオファーと相談が持ちかけられます。そうそう、あの『もし、あなたなら〜6つの視線』という6つの短編によって構成されているオムニバス映画です。
「韓国人権委員会」は社会派であり、当時、釜山フィルムコミッションの運営委員長としても活躍するパク・クァンス監督に、各映画の監督選任を含むプロディース全般を依頼したのでした。政府からの依頼でもあり、重要なテーマを扱う作品でもあるということで、パク監督はこの仕事に先にとりかかり、終わってから『引き金』の撮影を再開することにしました。
そしてパク監督、『6つの視線』の自身の監督作品『顔の価値』にジニさんを起用しました。あの映画にジニさんが出演した事情にはこんなことがあったんですね。
『6つの視線』、特に『顔の価値』の撮影は、監督が早く『引き金』を撮りたいという気持ちもあって、とにかくハイスピードで進んだということです。
ところが、『引き金』撮影再開に大きく立ちはだかったは製作コストの問題でした。この映画製作の資金調達には、当時話題になったほど特殊な手法を取り入れたようですが、どうもそれがうまくいかなかったようで、そのまま、撮影は中断されたままとなりました。
そしてそんな中、ジニさんは「ラブレター」を経て「大長今」で大ブレイク。
ところで、パク・クァンス監督が『イ・ジェスの乱』以降7年ぶりにメガホンをとったのがパク・シニャン主演の『眩しい日に』です。『眩しい日に』は、非常に重いテーマを扱うパク・クァンス監督らしくない作品ということでも話題になったようです。
これに、ジニさんが特別出演してますね。去年、韓国でこの映画が公開される直前に話題になりました(http://www.cbs.co.kr/Nocut/Show.asp?IDX=480152 )。パク・クァンス監督が、日頃からジニさんの正直で信頼できるイメージに魅力を感じていて出演依頼したという裏話がありました。

パク・クァンス監督は『イ・ジェスの乱』のオーディションのときから、ずっとジニさんに惚れているですね。きっと。監督にも愛される役者って素敵です。


