2009年2月28日(土)
オーストラリア南東部紀行と森林火災
オーストラリアの南東部、メルボルンとシドニーの郊外でつい最近、森林火災が多発し、200人以上が犠牲になった。付近にはユーカリの林が多く、油分の多いユーカリの樹木や落ち葉が爆発的に燃えた。
最近の地球的規模の異常気象による影響か、異常乾燥の中、折からの強熱風に煽られて火勢を強め、あちこちに飛び火して被害を大きくしたようだ。その後、被災状況については、なかなか詳細が伝わってこないようであるが、被災者には心からお見舞い申し上げる。
Akkiiもオーストラリアを旅行した際、シドニーを基点にレンタカーで、ユーカリの樹林が発散する油精分が空気中に漂い、山がブルーに見えることで名付けられた「ブルー・マウンテンズ」にドライブしたことがある。本当に山並みがブルーに霞んでいる程であった。
オーストラリアは、広大で伸びやかである。その前には、メルボルンを基点として、同じくレンタカーで南東部のグレート・オーシャン・ロードをドライブした。「12人の使徒」といわれる、波に侵食された海岸の岩礁のオブジェのある観光スポットを目指し、海岸線をドライブしたのだ。
陸地の輪郭をなぞるように付けられた海岸線の道路は、うねうねしていて、ヘアピンカーブも多く、スリルに満ちている箇所もあった。制限速度100キロメートルと表示されているすぐ先に、このカーブは時速15キロメートル以下が相応しい、などと英語で表記されたりしていた。
カーブで振られたら、遠心力で海に飛び込むか、山側のがけに激突するかである。しかし、海岸線は美しく、その景観の素晴らしさに目を瞠った。
帰りは、海岸線から内陸部に入り、牧場が連綿と続く広大な大地を走りに走った。行けども行けども牧場である。こんな牧場群を擁するオーストラリアの畜産業や酪農と日本のそれらがまともに勝負したら、全く勝ち目はないだろうというのが実感であった。
しかし、オーストラリアでも牧場の経営は大変なのであろう。“On Sale”の看板も目に付いた。さらに走りに走って、やっとの思いでメルボルンに辿り着いたのを覚えている。それほどの広大な大地が、オーストラリアには広がっているのだ。
今回の火災の影響で、ブルーマウンテンズや牧場の牛たちは、大丈夫だったのであろうか。一説によると、犠牲者は300人を超えるであろうと言われている。
観光事業にも力を入れているオーストラリアである。その後、森林火災による被害の状況が余り伝わってこないが、大変気懸かりである。


