2011年12月19日(月)
アメリカの術中に嵌る危険のTPP
TPP交渉参加の日本の立場と、アメリカのしたたかさを考えるうえで参考になるYouTubeの動画がある。タイトルとURLは次のとおり。
【TPP】アメリカの因縁・非関税障壁、日本の懸念・野田政権[桜H23/12/16]
URL:http://www.youtube.com/watch?v=6a97nJfWtuQ
これは、今日のYouTubeの動画で、再生回数の多い動画に数えられている。このYouTube動画が危惧するように、TPPを主導するアメリカの戦略により、日本の社会や経済や文化をアメリカの意のままに変えさせてはならない。
野田政権には、最近、国政や外交で、薄い合板できた掘っ立て小屋のような危うさを感じる。堅固であるべき屋台骨を喪失しているように感じるのだ。 今からちょうど100年前の1911年に、小村寿太郎らが奮闘の末にアメリカからやっと日本の「関税自主権」を獲得したのだ。その苦労を、野田佳彦首相を中心とする野田政権は、白紙に戻してしまうのだろうか。
TPP参加には、関税自主権放棄と同様の結果をもたらす危険がある。独立国家は、関税自主権を放棄してはならない。 当時の小村寿太郎らの苦労を思うと、今の野田政権が、一部の大手企業や産業界が輸出量を増やせれば日本が経済成長し、豊かになれると考える動きに、アメリカ側から仕組まれた外交戦略に日本が翻弄されていく外交政策の危うさを感じる。
野田政権は、日本の来た道、つまり日本史をもっと勉強し、参考にすべきであろう。 日本は、TPP交渉参加でアメリカから翻弄されるリスクは、避けるべきだ。そして、それよりも、FTAなどでの2国間協議を通じて、冷静沈着に貿易自由化交渉を積み上げるべきであろう。日本は独立国家であり、アメリカの属国ではない。米国に追従する必要はない。
日本のTPP交渉参加は、アメリカの議会の承認が必要とされており、アメリカ議会まで巻き込むことになるのであるから、途中で離脱することが困難になることが目に見えている。そして、多国間を巻き込むTPPでは、日本の立場が主張しづらくなることも、目に見えている。アメリカの術中に嵌(はま)る危険は回避すべきだ。


