ことの葉に色はなけれど

過去に日記などに書いた、和歌に関する記事をまとめました。
タイトルは、「ことの葉に色はなけれど思ひやる心をそへて哀れとや見る(『風雅和歌集』の花園院の御歌)」より。

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2006年4月10日(月)

思いそめき

思ひそめき
四の時には花の春
はるのうちにも明けぼのの空

『玉葉和歌集』の春歌、
京極為兼の作品です。
為兼の自嘆歌と言われています。

四季の中でも、桜咲く春。
春の中でも、曙の空。
心に染みる情景を、
段階を踏んで抽出していく、
不思議な言葉の使い方です。
当時としては奇異に見られたようですが、
この技法、
文章を書く時にも参考になりそうで、
現代の我々としても学ぶところがあると思います。

作成者 千郷