ことの葉に色はなけれど

過去に日記などに書いた、和歌に関する記事をまとめました。
タイトルは、「ことの葉に色はなけれど思ひやる心をそへて哀れとや見る(『風雅和歌集』の花園院の御歌)」より。

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2006年5月15日(月)

菜の葉にとまれ

香川景樹の『桂園一枝』に、こんな歌があります。

春の野のうかれ心ははてもなし
とまれといひし蝶はとまりぬ


あの童謡が聞こえてきそうな和歌ですが、
香川景樹の時代に、あの童謡はあったのか、
景樹はあの童謡を聞いたことがあったのか、
という問題になります。
(景樹は1843年没)
ちょっと調べてみたところ、
スペイン民謡だとか、ドイツ民謡だとか書いてあります。
一番の歌詞を書いた野村秋足は、幕末〜明治の作詞家。
どうもうまく説明できません。

と困っていたら、
桜に蝶は止まるのか、という面白い切り口で
この歌を研究したこちらのサイトには、
この童謡が尾張のわらべうたであると書かれていました。
香川景樹は岡崎に住んでいましたから、
なるほど、と納得がいくわけです。

ちなみに、スペイン民謡の問題ですが、
こちらのコラムによると、
明治時代、野村秋足が、スペイン民謡の旋律を用いて編曲した、
とのことです。

わらべうたと和歌がつながりました!

作成者 千郷
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