2009年12月25日(金)
ボルゲーゼ美術館展
突然、時間を作って行ってきました。
最近では珍しく、1人で京都行きです。会場に入る前から入り口でまっすぐに目に入ったのはシピオーネ枢機卿の薄笑い! う〜ん・・・このお方と最初に目が会うとは・・。入り口のフロアはものすごく人が一杯なので、素通りして・・あ、枢機卿猊下にはちゃんとご挨拶しましたよ。にこやかな挨拶を返して頂けました。
目的は、ラファエロではなかったのですが、しかし、まあ見るべきものは色々ありまして、ルネサンスの色彩豊かなものや、やはり、大仰なバロックの絵画などは面白いですねえ。こういった展覧会には決まりきった、目つきが「あっちゃむいていってまってる」フランチェスコさまも勿論、二人もおられました。あと、お魚に説教する聖アントニウス! これの原画が見れたのはめっけもの! この絵・・意外とデカかったんですね〜! 画集では画面の左半分の海が、魚が集まって波打っているのがはっきりわかりましたよ!!
それと支倉常長! デカくて立派な肖像画がありました。西洋の画家は写実になれているはずですが、着物(上下のスーツになった直垂です)や、上着(多分陣羽織)の描き方がなんとはなしに少々ヘンなのは、やはり、皺の入れ方などに慣れていないのかも・・。それに、この絵を見て、着物の下に衿にレースのついたシャツを着ているのがわかった! 加藤清正のシャツも、もしかしたら、着物の下に着たかもしれませんね。この方が教皇からもらった絵などが仙台の博物館にあるのか・・。
で、カラヴァッジオ(写真)は、この展覧会のトリを努めていました。ラファエロより、強烈に目だっていました。洗礼者ヨハネです。この絵・・・カラヴァッジオ好みのモデルの怠惰な姿勢が、特徴的ですね。赤と黒と白と肌色・・・。腰布がミョーにずれているのも、なまめかしいというよりは、なんか・・だらしない感じがして、いかにもカラヴァッジオらしい! ヨハネの顔は、あらためて、よくよく見ると・・なんだか織田ノブナリ君みたいで・・・・・ショーン・ビーンにはちっとも似ていなかったなあ。
意外と面白かったのはギルランダイオの「ルクレツィア」。なかなかステキでした。あ・・ルクレツィアって、ボルジアさんではなくて、古代ローマの伝説のルクレツィアで、強姦されて自殺した人ですよ。
それと、またなかなかいい男だったのが、パウルス5世です。ボルゲーゼ家出身の教皇です。
なんだか忙しいうちに、京都を久々にうろうろしました。と言っても、ただ歩いていただけですが、京都の繁華街は、ほかにないミョーなものが売っています。来年が寅年だからか・・? トラの巨大なぬいぐるみの頭がずらり〜・・と思ったら、ぺらぺらの体がついていて・・虎皮風の敷物だ!(ぬいぐるみですよ・・あくまでも。巨大ですが) どこの国の人が着るのかな?みたいなエスニックともデザインともつかぬ服飾品があちこちにあるのは、まあ・・修学旅行というか、観光客むけ?のお土産・・と言う感じかな。これは教徒ならではのものですね。勿論、和風のものが多いのは、観光地だからですが。
落ち着いて、遊びに行きたいですが、今回は目的だけ果たして帰ってきましたよ。何しろ、細切れでいそがしいもので・・。

