座乱読無駄話日記

「座乱読ーザ・ランドックー」及び、「座乱読後乱駄夢人名事典・歴史上のお友達?」の裏話・・事務連絡など・・不定期に語ります。

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2010年6月16日(水)

元祖公開博物館

 まだハマっています。私がキルヒャーのことを知ったのは、例によって河出文庫の澁澤龍彦著作集ですが、勿論、奇人変人コーナーみたいなイメージです。もっと知りたくなって「キルヒャーの世界図鑑」(工作社)まで購入しました。これは訳本ですが、巻末に澁澤龍彦・中野美代子・荒俣宏の名前があったのが決め手。これが並ぶと、もう奇書に間違いない!!
 で、最近、集社新書ヴィジュアル版「愉悦の蒐集ーヴンダーカンマーの謎」(小宮正安)というのを読みまして、再びキルヒャー熱が復活したというわけです。
 耳慣れない言葉ヴンダーカンマーというのは、ドイツ語で直訳すると「不思議の部屋」。いわば珍品収集室。ヨーロッパの王侯貴族が、珍しいものを集めて広間に飾り、客人などに見せて、あっと驚かせるのが目的だったのでしょうが、それが、エスカレートして部屋に展示されるようになり、また建物まで建ててしまって陳列する・・という、珍奇物展示室となったわけです。
 で、キルヒャーですが、彼は、プロテスタントの圧迫でドイツを逃れてイタリアに来たカトリックの司祭ですが、すさまじい量と範囲の研究調査をして、いろんな珍妙な?本を書いたのですが、書くだけではなく、勿論モノも集めていたのです。何しろ、彼自身が「思考するヴンダーカンマー」でしたから。
 彼の奉職先はローマ神学大学ですが、ここにイエズス会の力などで集まった世界各地からの怪奇な資料を集め、博物館を作ったのです。その名も「驚異博物館」。
 なんと、これが、世界最初の公開博物館だそうです。展示品は、勿論、世界中のヘンテコリンなもので、貴族のお客を驚かすのではなく、一般の人々にまで、珍しいものを見せようというのだから、まあ、キルヒャーのサービス精神(あるいは、聖職者としての奉仕の精神?)ですね。
 もともとヘンなもの珍しいものを見る・・という、興味から博物館ははじまったのですねえ。
 この博物館は、なんと19世紀まで存続していたのだそうですが、統一イタリアになって政府の所有となり、考古博物館とされたあと、収蔵品は、ヴィラ・ジュリアや、テルメ博物館、サンタンジェロに「分配」されてしまって、現在ではなくなったそうです。
 お値打ちモノ、つまりはちゃんとした考古資料などは残っているのでしょうけれど、「珍妙」な展示品のほうは捨てられたか、どっかの倉庫の片隅にほこりを被って片付けられているのかも。
 サンタンジェロの地下の忘れられた部屋にワニの剥製や、巨人の骸骨、自動人形などが眠っているかもしれませんね。 

作成者 乱読おばさん : 2010年6月16日(水) 11:32 [ コメント : 2]

2010年6月15日(火)

キルヒャーの猫オルガン

 アタナシウス・キルヒャーについては、人名事典にも書きましたが、なにしろ、奇人・変人(・・あ、みてくれは、多分ごく普通のお坊さんだったと思います。やや小太りで、セカセカ歩く(と思う)、元気なおっさん?)です。 


 その発明品のとてつもないものが、猫の演奏会。 真偽のほどはわかりませんが、9匹の猫を箱の中に入れ、頭だけを出しておく。猫の頭の前にピアノの鍵盤を置いて、猫の尾を引っ張ると、ネコは鳴きながら鍵盤を頭で叩く・・。猫の鳴き声とピアノの音が絶妙に響きあって素晴らしい?音楽を奏で、演奏会は大成功!?だったそうです。 この猫たちによるピアノの弾き語り?演奏会は、病人の気晴らしのために行ったそうですので、いわば、今でもある、病院や介護施設に訪問するボランティアの音楽会みたいなものでしょうか? あ・・キルヒャーは神学校の先生ですから、若いお坊さん達を引き連れて、この猫ピアノを演奏しながら、バックコーラスを「わわわわ〜」なんて、想像するだけで珍妙ですねえ。 


 この演奏会を聞いたのは、病気で自宅療養の貴族か、えらい枢機卿とかだったりして・・。


 でも、 日本の坊さんも負けていませんよ。 


♪山寺の  ポンポンポン 和尚さんは ポンポンポン♪  


毬は蹴りたし、毬はなし ポンポンポン  


猫を 紙袋にほりこんで ポンと蹴りゃ ニャンとなく  


ニャンがニャンとなく ニャン ニャン♪  


 ポコニャン ポコニャン ポコニャン ♪

作成者 乱読おばさん : 2010年6月15日(火) 12:33 [ コメント : 0]

2010年6月11日(金)

目が〜! 目が〜!

 先日、突然・・本当に突然! 本当に突然、目の横に怪しげな影が出たのですね。虫か? 埃か?と手でよけようとすると、動くんです!
 で、どうやら、私がムル方角に動く。白い壁を見ると、くっきりと、ツチノコみたいな形のものが浮かんでいる。な・・なんじゃこら〜!? と驚いて、右目を閉じると消える左目を閉じると見える・・。と言うことは、私の目の中にあるってことですよね。このミョーなものが、。
 で、鏡を覗いても、別に目玉に何かがくっついているわけじゃない。この黒い影だだんだん大きくなってきたらどうしよう! わ〜! 右目が見えないなんて! ド近眼の上に、ネルソンになったらどうしよう(ネルドンは、海の男だから多分、あいてるほうの目は良く見えると思うんですが・・)なんて、思ってしまったわけですよ。
 それでも、しばらくすると、だんだん、ツチノコのシッポが消えはじめ、小さく寸詰まりになってきた。あれ? これは消えるのか?
 2時間ほどすると消えてしまったんですが、なんとも気持ち悪いので、目医者に行って、検査したんですね。
 そしたら「硝子体」が割れて落ちたんですよ。といわれた。
 は??? 網膜の前の「硝子体」というものがあって、それが内側からのなんらかの衝撃で、はがれたのでそれが出血したんですと。結論から言えば、老化現象だそうですが・・・はあ???
 別にもう、全く、今は、何もないので、特になにもしなくてもいいそうですが・・あれって、プチっと割れて、ピッと血が噴出したのが見えたってこと? 
 う〜ん・・・ブキミ。
 それより、なにより、検査のあと、このクソあつい日差しに、薬で瞳孔を開いているので、眩しいこと眩しいこと! もっと薄曇の日にやればよかった・・。

作成者 乱読おばさん : 2010年6月11日(金) 15:01 [ コメント : 4]
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