座乱読無駄話日記

「座乱読ーザ・ランドックー」及び、「座乱読後乱駄夢人名事典・歴史上のお友達?」の裏話・・事務連絡など・・不定期に語ります。

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2011年12月31日(土)

色々ありました。

 今年は、近くにも遠くにもいろいろありました。
 小さなことから、大きなことまで、なかなか多難な一年でしたが、それなりに、日々、あらたな発見があったことも。
 気力喪失やら、気力減退やら、口先で行っている時はそれほど大したことがないのだと、こと自分に関しては言えるような気がします。
 本当に「大変」になったら、たぶん、黙り込んでしまうのかも・・。
 しかし、年の暮れに、いろんなものを洗い流し、煩悩を、鐘でたたきとばして、新たなる気持ちで頑張れるようになりたいと思っています。
 旧年中は、いろいろ有難うございました。
 一見、理屈に合っていることも、よく考えれば不思議な発見があるかも・・?

作成者 乱読おばさん : 2011年12月31日(土) 23:33 [ コメント : 0]

2011年12月24日(土)

チェッリーニ自伝

 岩波文庫でお手軽に読めるかと、「チェッリーニ自伝」を読みました。
 面白い・・波乱万丈・・と言ってはまあ、いえるかもしれませんね。まるでダルタニアンよろしく、誰彼となく決闘をふっかけ、名誉だか意地だか、なんだかつまらんことのために命を盾にして争う。
 芸術家として見るなら、かのカラヴァッジオすら連想させます。サンタンジェロ攻防戦などは、小説としてもドラマとしても、面白いのは確かです。
 しかし、芸術家、職人としてみれば、うらやましいほどの上等の(と見える)雇い主に出会っておきながら、自分のプライドを傷付けたとしたら、たとえそれが、どんな権力者でも妥協しないし、譲らない。
 ましてや、同業者や絵描きなどは、全然尊敬しない。まあ、唯一彼が「師匠」と認め素直に従うのは「神のごとき」ミケランジェロさまだけなんですね。この生粋の職人に対しては、心底恐れ入っていたかも。それでも、フィレンツェで、かのダヴィデ像と張り合おうという気をオコシテ、ペルセウスを作ったのだから、本当に意識していた芸術家は彼だけだったのかも。バンデネッリなどはけちょんけちょんです。
 パトロンにしてもしかり。彼を認めない人物はたとえ、神の代理人の教皇だろうと大衆の面前で辱めて平気なんですね。そらあ・・サンタンジェロにブチこまれてもしょうがないだろう・・。
 その牢獄でも、甘くしていれば付け上がり脱獄するし、再度とらえても城代とモメゴトを起こす(この城代が、とんでもない奇人変人で、自分は蝙蝠だと思い込んでいるというぶっとんだ人)ので、サンタンジェロの最地下の光もささないところに押し込められるのだけれど、ちっともこりない。レンガで磔刑図やら祭壇やらを壁に描き、自分で礼拝堂を拵え、挙句の果てに天使が現れ、ペテロまでやって来たとのたまう。勢ペテロと直接知り合いになったのなら、今生きてある現世の教皇なんてヘのつっぱりにもならんわい・・と思うのは当たり前なのかも。
 こういう破天荒な人物ですから、おフランスのフランソワ一世の宮廷でも、権勢ならびなきエタンプ夫人とコケにしてもしょうがないし、世話になったフェッラーラ枢機卿に、フランソワ1世を紹介されても、「牢獄から救い出してくれた恩人だと思うからこそ、顔も立てるが、全く持ってガマンならん」とか、コジモ1世には、あの代表作のペルセウスの代金の払いが悪いと不満たらたら。公爵夫人が欲しがっている真珠の首飾りは、人前で「値打ちがないうえに、こんなものを欲しがるのはゲセンナ趣味」と公言して恥をかかせる。
 こういうややこしいおっさんですから、自伝も、そういった自分の壮大な「言い訳」で、「かくも見事で美しい作品」とかいうのは、自作以外にはないのですね。
 あんなに尊敬していたミケさんについても、晩年作はニブっているだの、腕が落ちただのと貶して、自分のほうが上だと言い立てる厚かましさ。
 いや〜・・ルネサンス人ですねえ。
 自意識過剰ぶりがハナにつくけれど、「自伝」は面白いことは面白いのですよ。作品を仕上げる技術論とか、びびる弟子を励まして未曽有の作品を仕上げる様子などは、一昔前のプロジェクトXのようでもあり、なかなかでした。
 

作成者 乱読おばさん : 2011年12月24日(土) 11:38 [ コメント : 0]

2011年12月16日(金)

「つ」が、[u」になった。

 やっと、目の中の黒い影が、気にならなくなりました。
目の端に出たひらがなの「つ」。だんだん、鎮静というか、縮小して、視力検査のあの、「上が開いている」図のようになり、小文字の「u」くらいになった。
 テレビを見たり、パソコンの画面を見たりしている時は、光の強い画面で忘れていられるのだけれど、なぜか疲れやすい。中距離が一番気になるんですね。これも意識の問題でしょうけど。
 さあ・・これからパソコン作業します。年賀状とか、御礼状とかいろいろ作らなければならないのに、集中できないのは、困ったもんです。
 それに、ここにきて、長年愛用のエプソンのPM870がいよいよダメになるかも・・。プリンタやコピーとしての作業は問題ないのですが、スキャナがいかれてきた。
 ものすごく取り込みに時間がかかる上に、内蔵のライトが一本切れかかっている(このせいで画像認識が遅いのかも)ので、写真など取り込めば画像の真ん中がちょっと黒くなったりする。
 この機種は、もう来年からはメンテナンスもなくなるし、そろそろ潮時だと思うのですが、プリンタはいいとして、スキャナはポジフィルムをたくさん取り込む作業をするので、別のスキャナ専用機を買わなければならないんですよね。それとプリンタ・・。
 値段の問題もさることながら、どっちかというと設置場所のほうが大いに問題ある。何しろ、狭いからなあ・・・。ということで、この年末はパソコン周りをいかに片付けるか・・ということで悩ましいのです。

作成者 乱読おばさん : 2011年12月16日(金) 10:34 [ コメント : 0]

2011年12月12日(月)

またまた硝子体の破壊・・・

 またしても、目の中にミョーなものが出ました。今度は、ひらがなの「つ」の形をしたものが右目の横っちょにくっついて、ものすごく気持ちが悪い。先週の木曜くらいから、あるのはわかってたんですね。
 今度も、前回と同じような症状だと思っていたのですが、いつまでも、「つ」が目にくっついているし、なんだか気持ちが悪いので、眼医者に行くことにしました。
 朝から瞳孔をひらいて、検査したところ、やはり前と同じで、硝子体の破損でした。目薬のきくところではないので、オサマルマデ、ガマンしなけりゃあならんということですが、別に痛みもかゆみもないけれど、気持ち悪い。いつも目になんか黒いものがくっついて、目を動かすたびについてくるんですから・・。
 眼球の老化現象の一つということですが、なんだかなあ・・・・。こういうのって、うっとうしいですねえ。
 日常の生活や、パソコンを打ったり、絵を描いたりには、なんの支障もないのですが、ふと、目を上げたときなどには・・・気になるなあ・・・。 

作成者 乱読おばさん : 2011年12月12日(月) 20:46 [ コメント : 0]

2011年12月2日(金)

奮戦の騎士

 ウッチェロといえば、遠近法にのめりこみすぎて、極貧の中、遠近法と心中した・・なんてまあ、伝説になるほど、遠近法とウッチェロはセットですね。
 彼が好んで描く、奇妙な帽子(市松文様が施されたターバンのてっぺんがぬけたような・・シャンプーハットのような・・・)も、遠近法ののめり込んだあまりだとか・・まあ、なんでも遠近法なんですが、このウッチェロの絵に「サン・ロマーノの戦い」という戦争画があります。
 完全武装をした騎士たちが、馬に乗って乱戦するさまを、ところせましと描いた戦闘図で、一応、その司令官や部隊長などが「主人公」なのですが、美々しく飾り、顔もよくわかるように兜をかぶっていないそれらの「個人」は、一応衣装を変えたり、馬飾りを美麗にしたりして、特定はできるのですが、その周りで戦う顔の言えない・・つまり兜をかぶって表情が不明確な騎士たちに、画家はリキを入れているようです。討ち果たされて、落馬し、地面に倒れて死んでいる?騎士までもが、お得意の遠近法で緻密に描かれ、おろそかにされていません。
 その連作の始まりの場面、これから攻めるぞ〜という指揮官は派手ないでたちで「突撃〜!」と叫んでいるのでしょう。その命令に応じて進む騎士・・そして迎え撃つ騎士。
 その迎え撃つ騎士は、実は一人なんですね・・この場面では。そして一人で三人の完全武装の騎士を迎え撃ちます。
 画面では、右端の白馬に乗って件を振り上げる人物。童子に繰り出される3人の攻撃を受けています。一人は、手前の背中を向けている黒い馬に乗った騎士。そして二人目は、水色の馬飾りをつけたグレーの馬にのった騎士で、黄色い長槍を繰り出し、受けて立つ騎士は左わきでそれをはさんでいます。
 そして、もう一人は黒馬の騎士の脇の下に兜が見えるのですね。前かがみになって至近距離から剣を突き出しています。その剣先は、迎え撃つ騎士の肩をすべって後ろに突き出している。この前かがみの騎士の馬は黒馬で、迎え撃つ騎士の背中のところに首と突出し、歯を剥いて吼えているのです。
 主役である指揮官は画面の右端にちょっとのぞいている赤い帽子をかぶった人で、指揮棒を振りかざしています。
 この御大層な乱戦模様・・と思いきや、戦っているのは、この右の3対1だけで、これほどの迫力。色あせたせいか、黒い背景に、顔の見えない不気味な甲冑姿がとてもうまく作用しているのでしょうねえ。スターウォーズの不気味な顔の見えない兵士たちなどに通じるかも・・。

作成者 乱読おばさん : 2011年12月2日(金) 11:32 [ コメント : 2]
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