Monday, March 26, 2007
裏表逆文化の日本(その二)
今、テレビ番組のレベル低下や制作方法が問題になったり、
国民的番組がなくなったり(巨人戦や紅白など)、
メディア業界としてはネットの攻勢を受けたり、と瀕死のテレビ業界だそうです。
番組内容のレベル低下は、
(できるだけ多くの人に見て貰わないと、広告媒体としての価値が下がる)
というビジネスモデル自体の構造的な問題でしょう。
見る側は、金を払っている自覚があれば、その内容の質を問いますが
間接的であるが為に自覚が芽生えず、惰性で見てしまうのでしょうし。
解決策は、テレビ有料化のはずで、個人的には強く主張したい所ですが、
どうも日本人には向かないらしく、実現することはないでしょう。
mixiを始めました。現在登録者が900万人を超え、
mixi社の売上げ・純利益はここ数年倍倍ゲームで今期は50億に達するでしょう。
ここでも主な収益は企業広告費で、実際の利用者は無料です。
倫理より、その時の(個人や世の中の)都合が優先される日本人の価値観はかなり根深く、
世界的にも稀で、なかなか理解してもらう事ができないもののようです。
そのご都合主義の裏返しが(他人にとってのご都合を想像すると)、
世界的にも優れたサービスとトヨタをはじめとする製造・品質管理水準なのでしょう。
それが表に来ると(手前にとってのご都合)、
企業の不祥事という形で、たびたび現れるのだと思います。
裏表逆文化の日本(その一)
(ケーススタディ)
ここに1台の箱型装置がある。
離れた所から送る電波をこの箱で受信すると、音と映像が流れる。
という機械(ハード)を発明しました、その使い道(事業展開)を考えてみよう。
という設問に対して普通の人は、
不特定多数の人と契約してお金を貰い、必要な情報を提供する。
あるいは通信手段として提供する。という回答がせいぜいのはずである。
提供する情報の内容(ソフト)はいろいろと浮かぶにしても。
ところが日本では、そうならなかった。
ご存知の通り、日本のテレビのビジネスモデルは、
各個人よりも多くの金を持っている企業から、広告収入という形でお金を貰い、
実際に情報を提供する対象者からは、直接はお金を取らない。
(もちろん消費行動により間接的に企業に金が回るのであるが)
初めてこの事に気付かされた時は、絶対ユダヤ人の発想と思ってましたが(笑)、
昨年の日経ビジネスか何かで、正力松太郎だと知って驚いた。
しかも彼は、帰国直後の力道山を誘いソフトの選定も行い、
各家庭に普及させる手段として街頭にテレビを設置する、という事まで行っている。
