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| 「学び続ける共同体としての学校の創造」(東京学芸大学附属世田谷小学校)Vol.1 |
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東京学芸大学附属世田谷小学校の研究発表会に参加してきた。今回が初参加。
新潟魚沼の豪雪とは全然違う。東京は雲一つないいい天気。暖かかった。
受付をすませ、基調提案を聞く。
この学校の研究テーマは「学び続ける共同体としての学校の創造」。
「他者意識」の希薄な現代社会。そこで子どもたちを「他者の存在をしっかり認識し合える集団」にしていくことを目指して取り組んでいる。
ここで大切なのが言わずも知れた学級経営。学級経営案が常に更新されているのが特徴的。また学びの連続性をもつために「学びの履歴」を丁寧に蓄積して活用している。「児童カルテ」「座席表型指導案」「学習感想」がそれである。
一番基調提案で興味深かったのが、授業研究のありかたである。授業記録を丁寧に取り、それをもとに分析し、「省察」を行っていくというもの。省察の際には小グループを作り、観察者のみとりを付箋に記入して、模造紙に描かれた、横軸を子ども−教師、縦軸をプラス−マイナスにとった2軸4象限に付箋を貼っていく。その後カテゴリー分けをして、カテゴリー間の関係性を検討していきながら授業解釈をしていくというもの。この模造紙を全グループ掲示してお互いの省察を見合い全体協議へとつなげていく。
おもしろい提案だと感じた。(実際の協議会でこれが行われました。詳細はVol.3に書きます)
1時間目の授業は研究主任の鈴木聡先生の総合学習(体育的活動)を参観した。
活動名は1年生「タグとり鬼を進化させよう」
子どもたちは授業前から意欲満々。半袖短パンで腰にタグをつけて笑顔で待っている。
先生のタンバリンに合わせて楽しく体操をして、チームごとにタグ取り鬼の開始。
その後、宝島ゲームを開始。10人対10人で対戦。スタートの島がマット4枚で用意されていて、そこから体育館中央の「休み島(マット4枚)」、体育館端の「宝島」(マット8枚)を海賊チームは目指す。守るチームは島の間に構え、海賊のタグをとって企みを阻止しようとする。制限時間内に休み島まで来れたら一人1点。宝島まで来れたら一人2点。タグがとられたらおしまいではなく、前の島まで戻るという海賊にはとても優しいルールになっている。
1回目の対戦の後、「作戦タイム」。ここでの子どもたちのかかわりがとてもおもしろかった。自分だけのことではなくて、しっかりと仲間のことを考えている。こんなに夢中になるのは、題材のおもしろさもあるが、1学期からの体育経営、学級経営のたまものであると感じた。
そして2回目の対戦。作戦タイムで話した作戦をそのまま実行している子ども。作戦をさらに状況に合わせて変更していく子ども。動きが1回目とちがっていて考えて子どもたちがやっていることが見て取れた。
体育の研究授業というと話し合いがメインになってしまい運動量が確保されず子どもも参会者も消化不良になってしまうケースが少なくない。しかし鈴木先生の授業では子どもたちがこの寒い中汗びっしょり。子どもたちの笑顔が輝いていた。
もともとのプランで考えていた「宝運びゲーム」を時間の関係で行わないことを先生が説明すると一斉に「え〜っ!」「やりた〜い」という子どもたちの声。子どもたちは活動に熱中していることが伝わってきた。
授業後の協議会では、低学年における作戦タイムのあり方が主な話題になった。いろいな意見が出たが、鈴木先生がおっしゃっていた「子どもは没入すれば、はずれた話し合いはしない」という言葉が印象に残った。確かに没入している子どもたちのすばらしい姿を見させてもらった1時間目であった。
2時間目以降はVol.2以降に書きます。
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作成者
hirarin
: 2012年2月6日(月) 05:20
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