2011年2月21日(月)
梅一輪…"幸せはどこに" !?
二月も下旬。今年、厳しい寒さ続きのせいか我が家の庭の梅がやっと咲始めました。
梅一輪一輪ほどのあたたかさ
江戸時代・前期の俳人、芭蕉の弟子、服部嵐雪の有名な句。
梅の花が咲き始めて一輪また一輪と咲くにつれて暖かさが増して行く。春を待ち望む気持ちが良く現わされていて、梅一輪を見るとこの句を思い出します。
そして、中国に「探春(春を探す)」と題する宋 戴益の有名な漢詩があります。
「尽日(じんじつ) 春を尋ねて春をみず
芒鞋(ぼうあい)あまねく踏む隴頭(ろうとう)の雲
帰り来てまさに梅花の下を過ぎれば
春は枝頭にあり すでに十分」
一日中春を捜し回りましたが、とうとう春は見つけられませんでした。草鞋履きで隴頭(ろうとう)の国の辺りを歩き回ったのですが‥‥。家に帰り着いて、梅の木の下を通り過ぎ、ふと見ると枝の蕾は膨らんでいてすっかり春の来ているのが分かりました。
春をたずねてあちこち探し回りましたが見つけられず、結局、我が家の庭の、梅の木に見つけた…。 遠くを探し回らなくても、身近に求める春が来ていたのです。
そう言えば、メーテルリンクの童話劇。チルチルとミチルの兄妹が、青い鳥(幸福)を探し求めて方々をさまよいましたが、結局、青い鳥は自分たちの飼っている鳥でした。
そんなことを連想させる詩ですが、私たちの尋ねる幸せも、気がつかずに居ますが、案外身近にあるのかも知れません。
作成者
sakakish34
: 2011年2月25日(金) 15:35
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