シンルーのジオログ

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2007年8月10日(金)

揺れ動くとき

 近代化が進んだ現代国家でも珍しい、沢山のモニターに囲まれて一人の男がいた。正確には男かどうかは判断はできなかった。
部屋は暗く、男は後ろで髪をまとめて顔の前面を異様な仮面で覆っていた。体は小柄で腕も足も細いこの体系からすると女とも思うが、肩から掛かった大きなマントが胸元あたりを隠し、どちらか判断はできない。
 モニターに写っている人種はさまざま、年齢も様々な男たちも彼?を男か女か判断はできていない。
モニターに映る一人の髭を生やした年配の男がモニター越しに、彼を見ていった。「本当に君のいうとおりになるなら、我らは万々歳だが、そう上手く行くものでもありますまい。」
「ミャンマーでも先日僧侶たちが軍事化撲滅を謳って、デモを起こしたばかりでしょう。」モニターの一番右端の男も合図地を撃つ。
 一通り男たちの話を聞いた彼が話し始めた。
「起きますとも。今どんな状態でも、世界はやがて動き出します。地獄の道を歩み始めます。平和なんて一時の安定でしかない。天界による安定はただの奴隷ですよ。偽りの平和など・・・・・。」
 声はまだ若い、というより成長してない様にも思える。
また他のモニターに映る男が心配げにたずねた。
「しかし最近、新人を入れたばかりではないか。あんたの勧めで入れたがあのような、ちっぽけな国など入れてどうする?」
 この小太りの男は帝国連合を統括する最高責任者。そんなこの男にも軽々しく彼は話す。
「意味があるかは、結果が出てからですよ。あなた方も準備は怠らずに、ね。」かすかに仮面の中で笑っているように思えた。

 そのころ、中華連邦第一区「朝鮮軍総司令部」に国交通信が受信された。国交通信事務員が司令官を呼び、報告する。軍総司令部国交通信課・司令官のルーシェンは通信文を見て驚いた。「何だ・・これは」そこには・・・
<わが大日本帝国は、世界法にのっとり貴国に宣戦布告をここに宣言する。>

作成者 シンルー : 2007年9月23日(日) 10:03 [ コメント : 0]

日本帝国

「これより私が大統領になった今、この国は日本人による、日本人だけの国家を制定し、この国は今より日本帝国として新たな道を歩き始めました。これよりわが日本帝国は帝国連合に自ら加盟し、我らの未来をより豊かにすることを今ここに宣言します!!」現日本国首相の留栄がテレビの中で高らかに宣言をしている。
 それは2日前の前首相玄武のあとを継ぐ総選挙で二人の候補、留栄と朱雀が争い、結果三分の二を留栄側が議員票を占め、。
大敗したが朱雀の方は留栄からの要請で軍の最高司令官に任命された。
だが、結局は同じことだ。あのころと同じ日本帝国はまた粛清をかけるだろう。そう思いながらテレビを見ていた堅作とクードはハワイへ向かうクルーザーの中にいた。わけもわからず堅作に連れ出されたクードは少し不満げな顔でテレビを見ていた。
 ついにじれったくなったクードはその思いをぶつけた。
「何でいきなりハワイなんか行くんだよ。俺、まだいろいろやらなきゃいけないし。剣術の稽古だって明日あるんだぜ!」
「お前の明日はあの国にはもうない。あの国は留栄が首相になった時からお前にゃ居場所はないんだよ。あいつのことだ。用意周到なやつだからすぐにでも粛清に出る。」額に人差し指を当てられながらくどくど説教をされたクードはさらにむっとして
「何だよそれ!どういうことだよ・・。」
「お前みたいな奴でもわかるように教えてやる。」
と堅作は先ほど内心振り返った昔話をクードに話した。
 二人を乗せたクルーザーは「魔の国はワイ」へ向かう。
 

 この時、世界はまさかあの小さな国によって、世界が揺れ動かされることになるとは思ってもいなかった。

作成者 シンルー : 2007年9月23日(日) 09:23 [ コメント : 0]

デジャヴ

 当時のジャーマンと同じ、粛清が帝国の力にひれ伏し条件を飲み込んだ当時のジパングにも行われた。このときは、前もってでは無かったため実効に遅れが出て追放令が当時の政府より発令。後に10日以内に国外退去、しない場合は淘汰と通告された。だが、日本政府はもう一つの法令を我々に突きつけた。
これは誰も気付くことなどできなかった。
「日本人出国禁止令」政府の許可なしに日本人の国外への出国は認められない。これにより私と家内は離れ離れに。
 まだ5歳のクードと私を残し、彼女は日本を出て行った。彼女の身の安全を考えれば私は承諾せざるを得なかった。この戦争が終わる日を信じ、お互い連絡もできないので彼女が帰ってくるまで、この地を離れぬと決めていた。しかし、天界介入を規に、一気に世界に平和が訪れた後も、彼女は私の元には姿を現さなかった。そして今・・・。

 

作成者 シンルー : 2007年9月23日(日) 09:25 [ コメント : 0]
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