Dr. Finance's Insights の Blog

ファイナンス博士の洞察 ブログへようこそ

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Saturday, June 20, 2009

Mr. Brain

何かすごく、軽い気がするが、「Mr. Brain」という番組が好きだ。あの、大脳生理学者が、難問を解決するというあれだ。

考えてみれば、僕はずいぶん昔に生物工学なるものを勉強して学士号をとった。

そこでは、いろいろな研究室があって、神経系の研究室では猫を使った大脳神経系を研究していた。自分は、その研究室ではなかったが、野良猫を捕まえて持っていったことがある。

その研究室には、猫の檻があったり、猫用の小さな解剖台があった。

自分は、まじめな学生ではなかったので、カエルの解剖や、名前は忘れたが(ゾウリムシだったろうか)小さな生物の写真を撮って移動距離を測ったりしていた。

もちろん神経生理学や、大脳生理学の授業は取ったと思うがほとんど内容を忘れてしまった。

その学科の趣旨は、生物の素晴らしい機能を研究して工学に応用しようというものだったが、その当時としては斬新な内容すぎて一般には理解されなかったようだ。鉄腕アトムみたいなロボットを作りたかったのかとも思うが、なかなか難しいようだった。

その後、紆余曲折があって、ファイナンスが専門になってしまった。

学部で勉強したことが現在の専門と違うので、何となく忘れていたが、最近は、神経経済学や大脳経済学があるので、また思い出してしまった。

なんだか、ずいぶん遠回りして、元の場所に戻ってきたような懐かしい気がする。

世の中ずいぶん不思議なものだ。

その当時の先生、まじめな学生でなくてごめんなさい。

作成者 takeda_fin : Wednesday, June 24, 2009 00:14

Monday, June 15, 2009

Peter Bernstein (1919-2009)

Financial Times に、Peter Barnstein の訃報が載っていた。

彼は、冴えわたる筆致で数千年に及ぶ人類の不確実性との戦いと、その結果として人類が獲得したリスク管理手法を描いた。(`Against the Gads`, `Capital Ideas`)

大きな金融危機の後、彼のなそうとしたことの意味がわかる。

金融工学と呼ばれるリスク管理の手法は、不確実性との戦いなのだが、その行為自体が普通の人たちから見れば不確実性を作り出しているように見える。

これは、何と皮肉なことだろう。

普通の人々には、リスク管理手法が戦っている相手が見えないのではないか?

普通の人たちには闘っている相手が見えず、ただ、ファイナンス技術を身につけた人々が、乱暴にこぶしを上げたり、踏んばったりしているのだけを見れば、彼らが単純に乱暴者に見えても仕方がないのかもしれない。

Peter Barnsteinは、1929年の大暴落と、2008年の大金融危機という2つ世紀の危機を目の当たりにして、本質を見抜いていると思う。そして彼のような解説者が何が本質なのかを部外者に伝えてくれる。



(未完)

作成者 takeda_fin : Wednesday, June 17, 2009 22:14
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