2012/4/6 (金)
春爛漫
桜の花びらが舞いだした中、一斉に花が咲き出しました。
今年は寒が強くて桜の開花が遅れたこともあるが、れんぎょ、こぶし、雪柳、同時期に一斉に咲いている。
最近は、シンプルで白い器が流行の主流となり、加えて不景気で物が売れないという事もあるが、売れるとなるとそのパターンばかり。
作り手としては、いささかうんざりしている。
日本の食生活も様変わりして、ワンプレート料理、パスタ皿と、カレー皿があればいいという。
日本食の繊細さ、季節を盛り込む奥深さ、日本人の豊かな感性、もう一度見直してほしいものと思う。
この前の「ナガサキリンネ」のクラフトフェアーの会場では、我が家の器は異色で浮いていた。「何だこりゃ〜」と言っていった人もあれば、
「人目惚れ」と言って買っていってくれた人もいた。
春を映し初夏を映し、日本人の自然に対峙する豊かな感性を失うことなく、作り手として真摯に物と向き合っていきたいものだと思う。
作成者
tikuzanhousei
: 2012/4/6 (金) 21:45
[
コメント
: 0]
2012/4/5 (木)
清明
この前の春の嵐にも耐え忍び、桜満開。
以前に聞いたところでは、受粉した花は少しの風でもハラハラと花びらを落とすが、そうでないと花を散らせないのだそうだ。
種の保存のプログラムというのは、本当にすごい。
人間も子供を産み終えると、女を捨てて開き直るのは、女が図太いというよりもプログラムされたものであるらしい。
この前の台風並みの雨風の中、花を散らさずに耐えたのは幸いにも七部咲きだったからだ。
爛漫と咲き誇り、あっという間に散っていく桜、その饒舌さに追い立てられながら、忙しい友人を誘いそびれてしまう春。
のんびりと春を楽しめるのはいつの事か・・。
桜を観ると思い出すA氏。
A氏の人生の中でまさに春爛漫であった島での日々。恒例の花見の宴。
島を離れた病床に、送られてきた島の桜を眺めながら静かに逝った彼。
桜を眺めながら彼の胸に去来したものは何だったのだろう。
穏やかな春の陽気の中で、いくつもの遠い思い出が桜吹雪のように舞い、気がつけば心をかき乱されている。
桜とはそんな花だ。
作成者
tikuzanhousei
: 2012/4/5 (木) 22:10
[
コメント
: 0]