2009年11月22日(日)
イラクは年内に女性126人の絞首刑を画策
Iraq planning to hang up to 126 women by year's end
From Larry Johnson's blog <Looking for Trouble>
http://www.larryjohnsononline.com/
2009年11月18日付
イラクは今年の年末までに126人の女性を絞首刑にしようと計画している。そのうちの9人は今後2週間内に処刑されるかもしれない。人権団体は、これらの女性の多くが訴えられている容疑は、ただサダム・フセイン政府で働いていたということだけである。その他の者は、アムネスティやHuman Rights Watch(人権監視団体の名前/訳註)によると、拷問(ごうもん)によって得られた自白にもとづく通常の犯罪とされている。
アムネスティは、イラクでは少なくとも1000人の男女が死刑者の列に並んでいると述べ、イラクが世界で最も処刑率の高い国であると報告している。去る8月には、アムネスティは下記のアピールを発表した。
「イラクの大統領府が死刑判決に署名した今、イラクで死刑判決を受けた9人以上の女性に処刑実行の危険が差し迫っている。このほかに既に3人の女性が、6月以降に処刑された。」
「当局は多くの女性をバグダッドにあるカディミヤ刑務所に移送した。この刑務所は、死刑判決を受けた囚人が処刑直前に収容される施設として知られている。」
「処刑が近いと危ぶまれている女性の1人サマル・アブドッラーは、伯父夫婦とその子どもを殺したとして、2005年8月に死刑判決を受けた。彼女は、強盗目的で伯父を殺したのは、(自分ではなく)婚約者だと反論した。その婚約者が逮捕されたかどうかは不明である。」
「裁判では、逮捕されてから警察署に留置され、ケーブルで足を殴られたり、電気ショックを加えられて、自白を強要された、と彼女は証言した。」
CNNが9月に報じた記事のなかで、サマル・サイード・アブドッラーは、自分の自白について次のように証言した。
「彼らは私を殴りつづけ、こう言った−−俺たちが望む通りに自白しろ、それ以外のことは言うな、ハイ、私はこの犯罪に加担しましたとだけ言えばいい、と。しかし私はそれに従わなかった。そうすると、しまいに、彼らは私に白紙のままの調書に署名させ、あとから彼らが調書を埋めた。」
Women’s Will Associationというイラクの団体は、イラク政府に処刑を止めさせるよう圧力をかけるために、国際的な協力組織を作ろうとしている。この団体は以下のような団体と協力して、国会議員にアピールを送る準備をしている。
Thomas Hammarberg, Council of Europe Commissioner for Human Rights,
(United Nations) Office of the High Commissioner for Human Rights
アムネスティは、それぞれの国のイラク大使館及びイラクの外交官を通じて、イラクのジャラル・タラバニ大統領にアピールを届けるよう提案した。

