2007年4月13日(金)
グリーン・ゾーン内で自爆、占領体制を揺るがす 2007/04/13
イラクで最も厳重に警護された場所であるバグダッド中心部のグリーン・ゾーン。イラク議会もこのなかにあるが、12日、議会ビルで爆発があった。爆薬を仕掛けたベルトを着けた人物が自爆したものと見られている。
※右の写真は、グリーン・ゾーンから立ち上る煙。
イラクの国営テレビによると、議員2人を含む3人が死亡したほか、10人が負傷したという。爆発の場面は日本のテレビニュースでも一部が放映されているが、次のURLでも視聴できる。
http://www.liveleak.com/view?i=731_1176398967&p=1
このビデオの説明文は、「それほどの要塞ではなかった」とグリーン・ゾーンの安全神話、つまりは米占領軍の防御能力を風刺している。
最もショックを受けたのは、今年に入ってイラク増派を強行したブッシュ大統領と米国政府の面々のようで、毎日新聞でも「12日発生した爆弾テロは、米軍増派でバグダッドの治安改善を進めるブッシュ米政権に冷や水を浴びせた。米政府はイラク政府と協力して原因究明と再発防止に全力を挙げる意向を示したが、厳重な警備下にある米軍の足元で発生したテロだけに衝撃を隠せない」と指摘した。 ※毎日新聞: イラク議会爆弾テロ:米政権に衝撃 4月13日
また先ほどイラクを訪問して米軍増派の「成果」を強調したばかりのマケイン上院議員(共和党、時期大統領選に立候補表明している)も、ますます苦しい立場に立たされているようだ。
ロサンゼルス・タイムズによると、時期大統領候補をめぐる米共和党有権者の世論調査においても、「最有力視」されてきたはずのマケイン上院議員は第3位に甘んじる結果となった。ジュリアーニ元ニューヨーク市長が優勢に立ったとのはともかくとして、第2位の
トンプソン氏は立候補表明さえしてなく、立候補表明してない人物にさえ劣るとうのは、彼のイラク政策がまったく共和党支持者からも見放されていることを如実に物語るとしか言いようがない。 ※Poll: McCain falls behind with GOP voters
いずれもアメリカによるイラク占領の行き詰まり、傀儡イラク政府の危うさ(国民による支持の欠如)と表裏一体の関係にある。

