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Monday, February 13, 2012
証明の概略3
(承前)
n(≧7)について命題P(1)〜P(n−1)が成立すると仮定し、W平面上に原点を通るn個の円C1〜Cnが与えられたとします。C1とC2の(原点とは異なる)交点[1,2]をAと記すことにします。また、円[1,2,k](3≦k≦n)をDkと記すことにしましょう(定義からDkはAを通ります)。
この時、DsとDt(3≦s,t≦n)の交点のうちAとは異なる点を交点D[s,t]とすると、定義からこれは交点[1,2,s,t]と一致することが分かります。すなわちAを新たな原点と見立てた時、Ds,Dtからレベル2の操作で得られる交点D[s,t]は元の原点を基準とした時にC1,C2,Cs,Ctからレベル4の操作によって得られる交点[1,2,s,t]と一致します。
同様にAを原点としてDs,Dt,Du(3≦s,t,u≦n)からレベル3の操作を行って得られる円D[s,t,u]は元の原点基準でC1,C2,Cs,Ct,Cuからレベル5の操作を行って得られる円[1,2,s,t,u]と一致します。さらに高いレベルでも同様です。
このことから元の原点基準での命題P(m)(3≦m≦n−1)は、Aを原点基準としてDkタイプの円に命題P(m−2)を適用することにより成立が確かめられます。
同様に、P(n)についてもP(n−2)の適用により候補となる円または交点の存在を与えられることが分かります。しかしこの候補はC1,C2を出発点として得られた暫定的なものです。m≦n−1の場合にはP(m)の成立が仮定されていましたが、P(n)についてはまだだからです。従って証明を完全にするには他の2円から出発して得られた候補もそれと一致することを確かめる必要があります。 (つづく)
Sunday, February 12, 2012
証明の概略2
(承前)
2/10の記事ではレベル3から始めましたが、ここではレベル1から始めてみましょう。
まず、原点0を通る円C1が与えられたとします。当たり前ですが、このC1自体が一つの円[1]を定義します。すなわち円[1]=C1です。このような円[1]が定義できるという自明な命題がP(1)です(レベル1)。
次に、原点を通る2つの円C1,C2が与えられたとします。(例外的なケースを除き)一般にこれらの円には2つの交点が存在します。そのうち原点でない方の点を交点[1,2]とします。このような交点[1,2]を定義できるという命題がP(2)です(レベル2)。
次に、原点を通る3つの円C1,C2,C3が与えられたとします。この時、それらのうちの2つずつを選んでレベル2の操作を行うことにより交点[1,2],交点[2,3],交点[3,1]が定義できますが、これら3点を含む円[1,2,3]が定義可能です。このような円を定義できるという命題がP(3)です(レベル3)。
次に、原点を通る4つの円C1〜C4が与えられたとします。それらのうちの3つずつを選んでレベル3の操作を行うことにより4つの円が定義できますが、それらの円は1点で交わります。この点を交点[1,2,3,4]とします。このような交点が定義できるという命題がP(4)です(レベル4)。
そしてレベル5以降も同様にして円→点→円→点→円→……と限りなく重層的に円・点を定義していけるということがクリフォードの定理の変換命題です。
以上でステップ1が完了しました。それではステップ2に進んでいきましょう。 (つづく)
Saturday, February 11, 2012
クリフォードの定理 証明の概略1
次の3ステップで証明します。
1.変数変換により、帰納法を適用できる形に命題を書き換える(この命題をP(n)とします。nはレベル数です)。
2.n≧7の場合にP(n)の証明がP(k)(k≦n−1)の証明に帰着されることを示す。
3.n≦6の場合についてP(n)が成り立つことを示す。従って帰納法が成立し、一般のnについてもP(n)の成立が明らかになる。これによりクリフォードの定理の証明が完結する。
それではステップ1を始めましょう。平面上にn本の直線が引かれているとします。この平面を複素平面Zに見立てます。ただし原点0はどの直線上にもない位置にとっておきます。
次に、変数変換w=1/zによりこの図を複素平面Wに移します。この時、各直線はそれぞれ原点0を通る円に変換されます(逆に、原点を通る円は直線に変換されます。また、原点を通らない円はやはり原点を通らない円に変換されます)。
この変換により、クリフォードの定理は次のような命題P(n)に変形されます。 (つづく)
Friday, February 10, 2012
クリフォードの定理
平面上に3本の直線を引くと3つの交点ができます。そしてこの3つの点を通る円が一つ定まります(レベル3)。次に、4本の直線を引いてみます。このうち3本を選んでレベル3の操作を行うと一つの円が定まります。3本を選ぶ方法は4通りなので、全部の場合を合わせると4つの円ができるのですが、これらの円は一点で交わります(レベル4)。次に、5本の直線を引いてみます。このうち4つの直線を選んでレベル4の操作を行うと一つの点が定まります。4つの直線の選び方は5通りなので、全部で5つの点ができるのですが、これらの点は共通の一つの円に含まれます(レベル5)。同様に6本の直線から5つの直線を選んでレベル5の操作を行うと一つの円が定まります。選び方は6通りなので全部で6つの円ができますが、これらの円は一点で交わります(レベル6)。
こうして直線の数ごとにレベルが上がり、円→点→円→点→円→……と限りなく重層的な定義が定まっていくというのがクリフォードの定理の内容です。恐るべき定理ですね。岡潔が驚嘆したのもむべなるかな。
しかしこの定理の証明はレベル5か6あたりまでしか本に書かれていないようです。ネット上にも完全な証明はなかなか見当たりません。そこで証明の概略を次以降の記事で示してみようと思います。思いつきのアイディアなので間違いがないとは限りませんが、参考になれば幸いです。 (つづく)
Tuesday, February 7, 2012
リックサック(LA-PPISCH)
あの曲なんだっけ、確か街でよくかかってたのになあ、とネットで検索しても分からなかった謎の曲。その正体が判明したのも例のナツメロ店のおかげだった。かかったのは別の曲(パヤパヤ)だったけど曲調から同じユニットだと分かったので、歌詞から検索してLA-PPISCHというバンド名に到達。wikiでディスコグラフィーを調べると「リックサック」という曲名が! youtube動画で確かめるとドンピシャだった。そうか、リュックじゃなくリックだったのか、道理で検索にかからないはずだと納得してしまった(前記事の最後に書いたのはこのことです)。
ちなみにその動画を見てなつかしくて泣いたという人が結構居るらしい。1988年だからもう20年以上前なんだなあ。そりゃあ泣くよねぇ(>_<)
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