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Friday, February 10, 2012

クリフォードの定理

平面上に3本の直線を引くと3つの交点ができます。そしてこの3つの点を通る円が一つ定まります(レベル3)。次に、4本の直線を引いてみます。このうち3本を選んでレベル3の操作を行うと一つの円が定まります。3本を選ぶ方法は4通りなので、全部の場合を合わせると4つの円ができるのですが、これらの円は一点で交わります(レベル4)。次に、5本の直線を引いてみます。このうち4つの直線を選んでレベル4の操作を行うと一つの点が定まります。4つの直線の選び方は5通りなので、全部で5つの点ができるのですが、これらの点は共通の一つの円に含まれます(レベル5)。同様に6本の直線から5つの直線を選んでレベル5の操作を行うと一つの円が定まります。選び方は6通りなので全部で6つの円ができますが、これらの円は一点で交わります(レベル6)。
こうして直線の数ごとにレベルが上がり、円→点→円→点→円→……と限りなく重層的な定義が定まっていくというのがクリフォードの定理の内容です。恐るべき定理ですね。岡潔が驚嘆したのもむべなるかな。
しかしこの定理の証明はレベル5か6あたりまでしか本に書かれていないようです。ネット上にも完全な証明はなかなか見当たりません。そこで証明の概略を次以降の記事で示してみようと思います。思いつきのアイディアなので間違いがないとは限りませんが、参考になれば幸いです。 (つづく)

作成者 うろこ雲 [ コメント : 0] [ トラックバック : 0]

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