Toru Imai's Windows CE Lab

今井透のWindows CE(Pocket PC含む)に関する研究(と言うにはおこがましいものばかり)等について書いていきます。

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2009/11/28 (土)

続iPhoneの芝生は青く見える

アップルのフィル・シラー上級副社長が以下のように話しているのをインタビュー記事で見かけました。あながち「隣の芝生」だから青く見えるというわけではないようです。早くiPhoneのアプリも作ってみたいものです。

    我々はこうしたがデベロッパーの作ったすべてのアプリケーションが、iPhoneとiPod touchの上できちんと動作するように責任を取っていかなければなりません。そういったことからもiPhoneにおいては、製品ラインアップをシンプルにしておき、アプリの動作の互換性も保っておくことがほかの製品以上に重要なのです。

    実際、この点は、競合製品に対しても大きな強みとなっています。例えば他社のスマートフォンでは、同じアプリが動くはずの電話でも、機種によって細かく搭載している機能にバリエーションがあったり、画面サイズまでが違っていたり、メーカーが違っているために、すべての機種ですべてのアプリが動く保証はありません。機種ごとの動作確認も面倒だし、開発する側も大変、機種選びも大変と、何もかもがゴチャゴチャと混沌としていて、わけが分からなくて…… アップルが目指しているのはそういう世界ではありません。

後半は、まさに iPhoneの芝生は青く見えるでWindows Mobileでの開発の面倒くささとして自分が感じていたことそのものです。

「デジタルライフスタイルの未来はiPhoneにある」――フィル・シラー

作成者 今井 透

2009/11/2 (月)

iPhoneの芝生は青く見える

プライベートで使っているソフトバンクの電話端末を、Windows Mobile 6 Standard デバイスである、X02HT から、iPhone 3GS に変更し、iPhone の魅力をひしひしと感じつつある今日この頃です。

そんな折、PocketNotepad を 5.0、5.1 とリリースしたのですが、Windows Mobile(Windows Phone) のプログラムを開発していると、「iPhone 向けの開発ならこんなに苦労しないんだろうなぁ」と感じることがあります。実際には隣の芝生が青く見える状態なだけかもしれませんが、Windows Mobile のもっとも大きな不満は以下の一点です。

  1. プラットフォームが多すぎる

    Windows Mobile という同じプラットフォームと思わせておいて、Professional と Standard の違いが大きいです。それと、画面サイズが違うのはうまく対処すればそれほど問題は出ないはずなのですが、実はアイコンサイズを色々と用意しなければならなかったり何だりで面倒です。Windows Phone 6.5 では、今まで使われていなかった 90x90 ピクセルのアイコン画像が求められます。まぁ、作らなくてもよくて、PocketNotepad ではサボりましたが、そうするとアイコンがボケボケになってしまいます。

    PocketNotepad 5.0 からバッサリと切りましたが、Handheld PC などの形状の違うものがあったり、CPU も ARM 以外に色々ありました。Windows Mobile で導入されたソフトキーもそれ以前の Pocket PC との互換性を考えるとちょっと迷惑です(好きですが)。実は一番面倒だったのは Pocket PC 2003 SE から導入したハイレゾ対応で、いまだに対応していないプログラムがいくつかあったりします。

iPhone であれば、スクリーンサイズは一種類しかないし、Professional と Standard みたいな「実は全然違う」ってほど違うものはないし、何より全ユーザーが等しくバージョンアップの機会を与えられており、OS バージョンはそのうちみんな最新にしてくれるよね、という期待が持てる気がします。

iPhone のプログラムは作ってみたいので、将来いくつか作ってみてからこの書き込みを読み返してみたいと思います。

作成者 今井 透

Windows Phone 6.5

PocketNotepad 5.1をリリースするに当たり、Windows Phone 6.5 エミュレータ上での動作を確認したのですが、Windows Phone 6.5を使ってみて感じたのは「うーん、ずいぶん見た目は変わったなぁ。操作感もずいぶん違う。」でした。

Palm-size PC時代からあまり変わらなかった気がするToday画面はすっかりナリをひそめ、 よくわからない縦型の文字インタフェース主体のメニューみたいな画面が表面に出てきました。 スタートメニューも最早メニューではなくなり、左上のWindowsフラグをタップすると、今までのプログラム画面みたいな画面が出てきます。この画面はフリックでスクロールができますが、この画面で採用されているアイコンのサイズが90x90ドットもしくは45x45ドットなので、既存のプログラムをインストールすると、ちょっとリサイズされてモヤっとした感じになります(PocketNotepadもそうです)。

コントロールパネルも従来からはずいぶんおもむきが変わりました。いずれも「指での操作」ができるようになったというのが大きな違いと思います。 でも、ちょっと何かを立ち上げるとすぐにスタイラスが必要になるようです。このあたりの事情は、Touch FLOを提供していたHTC Touchとあまり変わりません。

ついでですが、メニューの見た目もずいぶん手が入っています。 Palm-size PCからPocket PCに切り替えた時は「無駄なデコレーションがスピードを損なっているし、使える画面領域を制限している」だったのですが、その原点はすっかりおいてきぼりになってます。

Windows Phone 6.5、全体的になんか中途半端です。既存アプリの資産がアダとなりそうな雰囲気がただよってます。 PCのWindowsは互換性がMicrosoftを支えてきましたが、モバイルデバイスに関しては逆に既存資産の互換性がMicrosoftを苦しめるかもしれませんね。

作成者 今井 透
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