2011年7月10日(日)
総合エンタテイメント情報誌
1972年の今日7月10日は、総合エンタテイメント情報誌「ぴあ」が創刊した日です。
映画やコンサートなどについて、いつ、どこで、何があるかを網羅した情報誌としてはわが国で初めてのものでしたが、これを立ち上げたのは、当時中央大学の学生だった矢内廣(やない・ひろし)氏でした。彼は福島県の生まれで、大学進学のため上京した当時は、好きな映画を観に行くのにも、上映スケジュールがまとめられた媒体がなかったことに不便を感じていました。しかも、目的地にたどり着くまでも一苦労だったといいます。
そこで、映画・芝居・美術展・コンサートなどのスケジュールが網羅されていて、しかも目的地までの行き方まで詳しく記載された雑誌を作ろうと、アルバイト仲間とともに立ち上げたのが「ぴあ」でした。矢内氏自身、「ぴあはまさしく地方出身者の発想から生まれた」と話しています。
当初は月刊誌だったのが、やがて隔週刊から週刊となり、現在はまた隔週刊となっています。後に関西版や中部版も出来ましたが、これらは当初から隔週刊でした。
私自身、ぴあ誌を熱心に購読していたわけではありませんが、派生商品である「ぴあマップ」は以前兄が購入していて、実際に読んだこともあります。読んでいて、駅周辺の案内図などかなり詳しく記載されていたのが印象的でしたが、確かにあれは都会育ちの人からは生まれない発想かもしれません。
しかし、そうした情報は今やネット検索で済む時代となったことも影響したのでしょうか、自由人大佐氏のブログ記事にもありますように、今月限りで休刊と発表されました。既に中部版・関西版は昨年休刊となっており、遂には首都圏版まで、実に寂しい限りです。
いずれ形を変えて再開することを期待したいのですが、大佐氏も言うように、雑誌界の常識では休刊は廃刊と同義語ですから…


